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『世界でいちばん透きとおった物語』


本を読んで感動する事はしょっちゅうあるけど、動揺したのは初めてでした。核心に迫った瞬間が電車の中だったんですが、動揺のあまり声が出ちゃった。

読むと決めた小説はなるべく情報を入れず、オビも、人の感想もなるべく見ずに読むようにしてます。この本はすでに話題になってたので、とにかくびっくりするらしいということはわかってました。

様々な伏線が転がってて「まあ、この辺のパーツがハマってくんでしょ、きっと。どこからでもかかってこい」という気持ちで読み進めていました。。。。

すごいとこから来た!

この本の後に出る本が、同じ手法を使えるのか。使ったとしても「あー、あの本のあれでしょ」となってしまうと思うのです。
とすると、読者がこの驚きに触れるのはこれが最初で最後になるかもしれない。じゃあ、読んでおいて損はないかと。

これ、文庫だけど書き下ろしだから、本屋大賞の対象作品でもあるんですね。この冬、どんな展開が待ってるのかすごく楽しみです。

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