ビル・ゲイツの2022年「今年の5冊」はオールタイムベスト?
毎年恒例になっている、ビル・ゲイツの今年の5冊の発表の時期ですが、今年は”5 of my all-time favorite books”として、これまでのお気に入りのベスト作品が紹介されています。
翻訳本も多そうですが、どんな本が紹介されているのでしょうか。
『異星の客』
子どもの頃から夢中だったというロバート・A・ハインラインの代表作。火星で育った青年が地球に戻って起こす波紋の数々を描くSF名著です。
『Surrender: 40 Songs, One Story』
U2のボノの回顧録。米国でも11月に発売されたばかりの話題の本です。
『リンカーン』
ドリス・カーンズ・グッドウィンによるリンカーンの伝記。組織を率いるためのガイドとしても話題になった作品です。
スティーブン・スピルバーグが監督した映画『リンカーン』の脚本の下敷きになった本としても注目されました。人種や深いイデオロギー的分裂に直面している今だからこそ読むべき本とゲイツは書いています。
『新インナーゲーム』
4冊目はテニスの理論について描いた本。原著は1974年発行です。
『メンデレーエフ元素の謎を解く―周期表は宇宙を読み解くアルファベット』
風変わりな人たちで満ちている科学の歴史。古代ギリシャにさかのぼり、化学の起源を明らかにした本。科学の進化と人間の好奇心の推移がわかる、と説明されています。
今年は少し毛色違いのラインアップでした。
この1年で邦訳が出た本も多いので、昨年版とあわせてチェックしてみてください。