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はじめてのnote:まちのアイデンティティに関する自由研究を始めます。


簡単な自己紹介

こんにちは。瑞波草と申します。
大学院まで建築や都市計画を学び、今はまちづくりの仕事に携わるOLです。
本を読んだり、まちを歩いたり、色々インプットしながら、そのまちやそこに住む人について思いを巡らせ、考えあぐねるのが好きなのですが、アウトプットすることで考えがより深まるのでは?と思い至り、noteにつらつらと記録してみることにしました。

noteにしたためる想い:まちのアイデンティティについて漠然と考えていること

学生時代の設計演習では「それは魅力的なプロジェクトだけれど、それを実現するお金はどこから出るの?それは誰が運営するの?」とよく指摘されていました。今考えると、イニシャルコストもランニングコストも相当必要だけれど収益の見込みが無いような、夢物語の提案ばかりでした。
当時は、公共サービスや、企業のCSR活動として資金源を確保し、地元愛に溢れた人たちが運営すれば、充分に実現する提案だと本気で思っていましたが、社会の仕組みをやっと理解した今、現実はそんなに甘いものでは無いと知っています。どの自治体も企業もお金は無く、愛と時間に溢れた人がわんさかいる訳ではありません。

会社員になって、莫大な資金と強力な運営主体が存在するまちづくりのプロジェクトをいくつか見ていますが、果たして魅力的なのだろうか?と思うことが度々あります。
例えば、「老朽化解消」や「生活利便」「にぎわい創出」をキーワードに、小さい雑居ビルがひしめいていた街区を一掃し、大きくて立派なガラス張りの高層タワーがどーんと建設されるという事業。大抵、低層階が商業施設、中層階がオフィス、高層階にはマンションだったりホテルだったりが入っています。
環境負荷軽減や来街者増加など、定量的に見ると合理的で大きな事業の効果があったと言えるでしょう。マンションやテナントの売却料、賃料などで企業は儲かりますし、元々の小さい雑居ビルのオーナーも土地を売って得たお金で老後の心配なく暮らせるようになっているかもしれません。キラキラ輝くビルを背景に人々がニコニコしながら歩いているパースと、それを彩る美辞麗句を目にすると、どんなに美しいユートピアが出来るのかと目を見張ります。
しかし、本当にそれでいいのだろうかと疑問に思うのです。どのまちにも互換性あるビルが増えていくだけでは無いでしょうか。主要テナントが地元名産品を扱っているだけで、まちの特性をつかみ、そのまちのアイデンティティを感じられる空間であると言えるのでしょうか。

noteの趣旨:まちのアイデンティティに関する自由研究

このnoteは、上述のモヤモヤを抱えた筆者が、まちのアイデンティティに関して以下2点を明らかにする(自分が納得できる答えを探す)ために活用します。
大人の自由研究、独り言、です。

  1. そのまち「らしさ」とは何か

  2. まちとまちの境界には何があるのか

最後に:ちょっとした野望

小学校の卒業文集に、将来の夢は「作家」と書きました。

『内向型人間が無理せず幸せになる唯一の方法』(スーザン・ケイン著,講談社,2020)の中で、自分にとって重要な事柄である「コアパーソナルプロジェクト」という考えを知りました。人生を通じて没頭できるもの。生きがいとしても、確固たる自分の確立のためにも非常に素敵なことだと思います。
それを見つけるためには、自分に当てはまる以下の3点を考えてみることが良いそうです。

  1. 子供の頃に好きだったことを思い出す

  2. 自分が興味のある仕事とは何か考える

  3. 自分が羨ましく感じることは何か考える

筆者は、現実を見て会社員になりましたが、子供の頃から今でも書くことは大好きです。自分の「コアパーソナルプロジェクト」が「書く」ことなのかを見極めるためにもnoteを始めます。
そして、いつか文章を人に評価されて、世に出してみたい、というちょっとした野望があります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
三日坊主にならないよう、ゆる〜く更新していきたいと思います。


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瑞波草
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