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Fisheries science goro 水産知識

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水産学の知識を記事にしていきます。ディープな世界が水産学の世界では広がっております。研究や生態などを追及するのがおもしろいテーマです。
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#水産

Fisheries science goro 水産知識⑨ 水産で「増殖」はキーワード

今日はサバの缶詰を購入して帰宅しました。鯖缶好きなのです。 さて本日は金曜日ということで明日も仕事ですが、少し時間に余裕があるため久しぶりにFsgの記事を書きます。 今回のテーマは「増殖」です。 水産業にとって増殖は大切な概念です。 今電力会社や商社が陸上養殖のビジネスがさかんに行われていますが、元をたどればこの増殖という概念を求める営みで収益を獲得するために日夜格闘しているわけです。 近畿大学 クロマグロやウナギで有名な研究結果を出していますが、このように増殖学研

Fisheries science goro 水産知識⑧緑の光が成長を促進する??

最近サバの缶詰を食べるのにはまっております。 仕事のストレスで太っておりますが・・・  さて今回のFsgは、「緑の光と養殖」について 下村脩さんのノーベル賞の蛍光タンパク質といい光という存在はある意味生物界でまだ開拓されていないフロンティアがあるのではないかと考察しております。 実は水産研究で北里大学は有名です。あと東海大学なんかも 日本の研究はやはり海にもっと視点を当てるべきだと僕は個人的に思っております。 この養殖技術の革新的なところは普通の養殖より電気のコストがか

Fisheries science goro 水産知識⑥マダイは養殖の研究事例が豊富な魚種

おはようございます。仕事の疲れで昨日から今朝まではほぼ部屋の中でずっと寝ていました。12月も開始ということで年度末もっと地獄が発生するとなると怖いのですが・・ まあリフレッシュできるときにリフレッシュしましょう。 久しぶりのFsgで記事を1本書きます。 今回のテーマは「マダイ」について 鯛のことです。 日本で一番養殖がおこなわれているのは、愛媛県です。みかんだけではなくマダイも有名です。 さて、このマダイですが、養殖の研究はブリなどと並んで豊富な魚種の一つです。現在は人

Fisheries science goro 水産知識③魚は卵が浮くか沈むかで器官のでき方に違いがある。

こんばんは もう1年が終わりますね。だんだんと1年が早く終わってしまいます。子どもの頃の1年間はあんなに長かったのに・・・ さて今回のFsg なんちゃってジャーナルのトピックは魚の卵について 標題の通り、卵が浮くか沈むかで器官のでき方に違いがあります。 まずは用語を抑えます。 もう漢字の通りです。漢字って本当に良い言語ですよね。 覚えれば見ただけでイメージができる。 さて、この浮性卵と沈静卵はそれぞれ生まれた時の器官に違いがあります。 浮性卵はその名の通り、浮くほ