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Fisheries science goro 水産知識

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水産学の知識を記事にしていきます。ディープな世界が水産学の世界では広がっております。研究や生態などを追及するのがおもしろいテーマです。
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#淡水魚

Fisheries science goro 水産知識12 2枚貝を使って繁殖するミヤコタナゴの人工受精

おはようございます。朝3時ですが目が覚めてしまいました。本日が2024年最後の日ということで来年度もよろしくお願いします。 さて2024年最後のFsgは「ミヤコタナゴの増殖」について タナゴという日本固有の数を減らしている淡水魚がいるのですが、今回はそのタナゴの中で繁殖方法の研究事例が比較的多いミヤコタナゴについて解説していきます。 このようにタナゴ類は二枚貝に卵を産み付けるという特殊な繁殖形態を持っていることから土地開発等で淡水産の2枚貝が減っていることから絶滅危惧種に

Fisheries science goro 水産知識④世界ではコイ類やフナ類の養殖産業が伸びている。

明治神宮野球大会の時期になりましたね。野球を奉納するというイメージがして神聖であの雰囲気は甲子園にないがゆえに好きなところもあります。 さて、今回のテーマは「世界の養殖産業とコイ類やフナ類」について 日本は海洋国家のため、どうしても水産と聞けば海水魚の養殖に話がいきがちですが、世界的な視点で見ると淡水魚の方が養殖技術なども進んでいます。 上記は日本の水産庁のHPから画像を引用させていただきました。 見てわかる通り、コイ・フナ類の淡水魚の収穫量の伸びがすごいです。 特に中国