【ヒュージ・リーダーズ】巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス
記事というより、このデッキはこういう動きをする。ここがイチオシ！などをまとめた備忘録です。
あとは俺が最初に作ったんだーーーーーー！！！！！！デッキという自慢するためのものです。
記事を作るにあたり、下部さんの記事を参考にさせて頂きながら進めていきます。いつもありがとうございます！
ではまずデッキ名と統率者から
■デッキ名：巨怪キングダム
■統率者紹介
≪巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス≫
伝説のクリーチャー ｰ ファイレクシアン・法務官
トランプル、速攻
あなたがパーマネントやプレイヤーの上にカウンター１個以上を置くなら、代わりに、そのパーマネントやプレイヤーの上にそれぞれその２倍の個数のその各種類のカウンターを置く。
対戦相手がパーマネントやプレイヤーの上にカウンター１個以上を置くなら、代わりに、その対戦相手はそのパーマネントかプレイヤーの上にそれぞれその端数を切り捨てた半分の個数のその各種類のカウンターを置く。
6 / 6
俺の地元、もといMTGを始めたエキスパンションであるカルドハイムに現れたバケモノファイレクシアン。
法務官らしい最悪の押し付けと、６マナ６/６速攻トランプルという揃い踏みな強靭スタッツ。
ギラつく油のように輝く我らが国王！！！キャ～～～～ヴォリ様～～～～～～～～～～～！！！！！
とはいえ除去耐性はタフネスが高いくらいで処されたら統率者税でどんどん重くなって出せないだろうって？
それでは戦略と戦術です。
■戦略と戦術
■このデッキの戦略
ランプ、ヴォリンクレックスを出す、パンプして殴る。以上。
単純明快ですね～
■そのための戦術
1.とにかくランプ
ヴォリンクレックスを除去されてもすぐに戻ってこられるように、場合によっては中盤で殴るよりも優先順位が高い。
2.一撃必殺級のパンプ
カウンターが２倍で乗るのでそれを生かしたクリーチャーや呪文を使い、１枚でライフの半分以上を削り取る打点を出す。
3.置物でも押し付け
主にランプ要員として置くことになるが、そのどれもがヴォリンクレックスの為に置かれていて、最悪であり続けることで相手の要求値を底上げし、マナを使わせる。
4.殴れるときは盛大に殴る
ヴォリンクレックスというクソデカ一番槍を全力でパイルバンカーし続ける。
■デッキリスト
■デッキ内容・雑解説
■土地 15
見ての通りカリッカリに削ってます。
これでも全然回ってしまう緑単…というかこのデッキの恐ろしさ。
《無限地帯》
《邪神の寺院》
順当なマナ加速。
邪神の寺院だけ４マナターンで棒立ちになるので注意してマリガンしたい。
《ギャレンブリグ城》
わかりやすい緑単向けのクリーチャー限定マナ加速。
ヴォリ様が４，５ターン目に出る。
《ヒッコリーの植林地》
タップインだが２マナ加速。
ヴォリ様を最速で出す為に使ってもいいが、欲を言うなら後続で出したい土地。なぜなら枯渇カウンターが２倍乗って消費期限が長くなるから。
《苔汁の橋》
タップイン秘匿ランド。
起動条件のパワー合計１０なんぞあっという間達成できる。
しかもインスタントタイミングで起動できるので、これともう１つ緑マナを残しておけば実質２マナで一撃必殺や緊急回避ができる。
《魔女の診療所》
ヴォリ様に絆魂を与えてくれる土地。しかもアンタップイン。
普通に使っても６点ゲインはヤバイ。
挙句、パンプしたヴォリ様に付与するとエグい回復量を誇る。
■クリーチャーランプ
ヴォリンクレックスが何度でも出るための壁兼インフラ達
《豆の木のワーム》
《大狸》
《豆の木の巨人》
初速を担う加速達。
うっかり踏み倒しで出てもまぁ強い。
ヒュージで緑なら入れておきたいキーパーツ達。
《ビッグホーナーの牧場主》
大体６マナ出るし、大体６ゲインって感じ。
ヴォリ様はどうせ出てくるし…で避雷針になってくれたりする。
《最深の成長、オヘル・カスレム》
殴ればほぼランプ確定、死んでもランプ。
マナレシオも壊れててグッド！
《ヴォリンクレックス》
新しい方のヴォリ様。
出たときに森を持ってきてくれる。
こちらもマナレシオはぶっ壊れ。
そしてランプ主体ということは、簡単に裏面になって終わりモード突入。
《ウルヴェンワルドのハイドラ》
土地サーチできる到達。
パワタフが土地の数なので伸びがいいと９/９くらいになる。
上空素通りされるとあっけなく負けることがあるので、デカい到達としても便利。
ヒュージで一番最初に作ったデッキからのお友達。
■呪文＆置物ランプ
ランプ以外も得意な最悪置物軍団の皆様
《約束の刻》
２枚サーチできる最強格の呪文。
砂漠も増えてきたし相性いいやつあればゾンビもワンチャン。
《壮麗なる創造》
８マナと重めのソーサリーだが、全然打てる。
６枚めくってパーマネント全部出す。
着地割合４/６で踏み倒せれば上々。
《壮麗なる日の出》
戦闘開始時に誘発する選択モード置物。
基本は緑３マナを土地に付与する係だが、ドロソ、ゲイン、微量ながらもパンプと、小回りが利く。
《マナの反射》
マナが出るものなら何でも反応して２倍にしてくるやべーヤツ。
基本は２マナ、邪神の寺院が４マナ、金粉の水蓮が６マナ、
エルドレインの玉座が８マナ（唱える限定）、
ギャレンブリグ城が１２マナ（クリーチャー限定）、
と対処必須の最悪カード。
《強靭の徳目》
基本土地のみとはいえ驚異のマナ３倍！！！
本体７マナと重めだが、誰も触れない追放領域でその時を待つ姿は”圧力”の一言。
１マナ出来事も優秀で、このデッキで唯一墓地回収できる優れもの。
《金粉の水蓮》
言わずと知れたヒュージの良加速ファクト。
５マナで３マナジャンプはかわいくてみんな許しちゃうよね。
《エルドレインの玉座》
なぜか４マナ出て、ドロソにもなってしまうぶっ壊れ。
能力には使えない縛りはあるが、単色なら入れない理由がない。
《かごの中の太陽》
緑ならマナが+１されるプチマナの反射。
しかも緑生物なら全体+1/+1修整のオマケ付き。
パワーの底上げとマナ伸ばしが出来るニクいやつ。
《グレートヘンジ》
バケモノ級の置物。
ヴォリンクレックスとの相性がすこぶる良い！
大体３マナで出るし、カウンターは２個乗るし、ゲインもドローもできる。
■パンプ
一撃必殺からお祭り開催まで何でもござれの見本市
国王であるヴォリンクレックスを強化する名脇役たちを御照覧あれい！
《鉄道の喧嘩屋》
完全にヴォリ様の副官。
このデッキでは珍しく先に場に出しておきたい１枚。
ヴォリ様を着地させるだけで他の一撃必殺スペルと同等の打点が出る。
《狩りの報奨》
世にも珍しい緑のピッチスペル。
３個の＋１/＋１を割り振る系なので２倍乗っても６個、一撃必殺とまではいかないがマナが寝てる状態で打つと意表を突ける。
《君はタラスクを見ている》
ダメージ軽減or+５/+５修整と破壊不能とルアーが選べるモード呪文。
緊急回避に使っても良し、小粒をまとめて轢き殺すマシーンになるのも良し、な小回りの利くインスタント。
イラストもモードの文言もいい個人的に一番好きなオタクカード。
《強大化》
探査持ちのパンプ。
狩りの報奨と同様、パンプ量はそこまで多くないものの、墓地は基本捨て置けスタンスのデッキなので後腐れなく注ぎ込める。
あと使うと「強大化ァ！？」って言ってもらえる。気持ちいい。
《宝物庫前での裏切り》
ヒュージじゃめちゃくちゃ珍しい緑のビーム呪文。
２体に割り振らない同点ダメージをV字に射出するイカレ呪文。
強い分、打つ対象がきちんと１：２でないと対象不適正になってしまうのでそこだけ注意したい。
《魂の力》
ウチの一撃必殺の筆頭。
ヴォリ様になら５マナで１２個カウンターが乗って、１８/１８が一発で出来上がる。コスパがあまりにもいい。
こちらも使うと「魂の力ァ！？」って言ってもらえる。気持ちいいⅡ。
《生体性改造》
最大３体に３個を割り振った後、乗ってる＋１/＋１カウンターを２倍にする。
今なんて言いました？２倍？？？？脳汁出るてこんなん。
ヴォリ様１体の場合、カウンターの数が３→６、んでそのあと２倍にするので６→１２…かと思いきや、ルール的にこの「２倍にする」という効果、「その上に置かれていたカウンターと同数のカウンターをそのクリーチャーの上に置くということ。」らしく、ヴォリ様の効果がここに乗っちゃいます。
よって、３→６、６→（１２のはずが６の状態から６個新たに置かれるので置換効果で１２個乗って）１８になり、結果パワタフが２４/２４になります。
乗ってない状態からでこれなのでやばい。
この辺の置換効果の処理はこちら↓を参考にさせて頂きました。
《セルヴァラの暴走》
言わずと知れた踏み倒しのエース！！！
まぁ正直ヴォリ様いる状態なら何が出ても強いです。そういうデッキなので。
強いて言えば野生（デッキからクリーチャー）の方が出目が弱いかな？
《新緑の合流点》
緑の合流点サイクルで、パンプ、墓地回収、ランプが選べる超小回りカード！！！
基本はカウンター２個置きを３回選んで２→４×３＝１２個乗せる６マナのカードという認識ですが、たま～に土地が事故るので全力でランプも全然あり。というかやる。
墓地回収は正直そういう組み方をしていないので候補には上がりにくい。
《ビビアン・リード》
このデッキ唯一のPW枠。
身内卓じゃマスト打消しです。
では何がヤバイか解説しましょう。
PWは忠誠度カウンターが乗った状態で場に出ます。よってビビアン・リードの初期忠誠度は５ではなく１０です。
あとはもうお分かりですね？着地した瞬間、優先権を放棄せず即座に８個を取り除き、「奥義：自分のコントロール下全体に破壊不能、警戒、トランプル、＋２/＋２修整の紋章」！！！！！
祭りですよ祭り。
あとめちゃくちゃヘイト上がります。そりゃそうだ。
■除去
１：１交換は割に合わないので基本的に最強の１：１交換か全体除去です。
《秘宝の破壊》
ファクトエンチャを２個も触れるインスタント。
相手の置物に苦しめられて戦闘どころじゃない時に頼りになる。
１個目は強制、２個目は最大１なのですんごい嫌な置物１個にでも打てるのがミソ。
《砂漠の竜巻》
Anyターゲットのピン除去。
６マナ１：１交換とはいえ、最強の除去であることは変わらない。
《ティタニアの命令》
４つの中から２つ選ぶモード呪文。
除去というか墓地追放なんだけど、やっぱぶっ飛ばし＆回復はかなりいい。
そしてタップインだが２枚サーチのランプ。
基本はこの除去枠兼ランプとして運用してはいるけど、クマも全体２→４個ばら撒きも強いのでたまに使う。
《エズーリの捕食》
４/４のバケモノが一斉に襲い掛かる全体強制格闘！！！
ビートダウン系の小粒が無限に増える相手へのメタとして採用してる。
３/３以下が相手ならこっちのビーストが残るのでかなりアド取れる。
欠点といえばこれを打つほど追い詰められてるのに、こんな呪文唱えてる暇があるのかというそもそも論。
しかし派手。
《伝染病エンジン》
ヴォリ様がいると最強格の全体除去。
-２/-２カウンターを対戦相手一人の全クリーチャーに１→２個乗せた挙句、起動マナさえ残して着地できれば増殖×２をして、追加で２→４個乗り、結果-６/-６修整を相手のクリーチャー全体にかけられる。
破壊不能やプロテクションなんてなんのその、なんならこっちのカウンターは４倍増えてる。
相性良すぎ。
■その他
上記の枠に入らないけど抜けると結構困るカード達。
《原初の命令》
４つの中から２つを選ぶモード呪文。
基本は凄まじい７ゲインと何か、かノンクリーチャーをデッキの彼方に吹き飛ばすパッケージ。
５マナにしちゃあかなりやってるが、使い所が難しい１枚。でも強い。
《東の樹の木霊》
着地したパーマネントのマナ総量以下を手札から引きずり出す踏み倒しマン。
息切れしやすくなるけど、その分伸びるもんは伸びるし、展開も沢山できる。
ヘイトを買いやすいので避雷針にもなってくれる。
相手に初子されると泣く。
《産業のタイタン》
４つから２つを選べるETB持ちで、７/７トランプル、到達。
スタッツは十二分！各モードもかなり強い！
ヴォリ様がいる状態で盾カウンターを選ぶと盾が２個になっておもろいが、なかなか許されず追放されることが多い。
■デッキに入っていないカード
■色々考えて不採用のもの
《倍増の季節》
単純計算カウンターが４倍、トークン系は２倍で相性最高じゃん！入れない理由ある？？？と思ってた時期が私にもありました…
実はオーバーパワーすぎて咎め度が跳ね上がってしまい、着地できてもゲームをさせてもらえない程タコ殴りにされるか、そもそも５マナ払ったのに展開も出来ず打ち消されたり、恩恵を受ける前に破壊されがちで長いこと定着できません。
よってスタメンからは外れました。
本当は使いたいけどね…夢だけじゃ食っていけないのよ。
《カーンの拠点》
《ならず者の道》
《不自然な成長》
《ファイレクシアのハイドラ》
《汚染を継ぐもの》
《活力を穢すもの》
《アヴァブルックの世話人》
《スーラクと殺し爪》
《溺墓の大怪物》
《ティラナックス・レックス》
《活力》
《石蹄獣の酋長》
《エント最後の進軍》
《飢餓のドミヌス、ゾパンドレル》
サイドに入ってるクリーチャーデッキだった頃の名残りの皆さん。
カウンター起因やパワー倍化、単体でめちゃくちゃ強い、等々だったが、
”ヴォリンクレックスを押し出す”というスタンスに切り替えてからこのデッキの方向性が変わってしまい、強いんだけどそれじゃあ国王の歩幅に間に合わない！で抜けて行った人達。
時代を感じる。
■余談
地元がカルドハイムってのと、俺自身がかなりの脳筋で、今となっては使っていてかなり気持ちがいいので名刺代わりのデッキです。
組んだ当初はクリーチャー＆カウンターに目が行きすぎていまいち強さが足りず、それを補うように広く浅く伸びて行った結果、「程よく何でもできるけど頻繁に取りこぼす」という目も当てられない程弱体化したデッキになってしまいました。
デッキ名はその時の名残で、巨大な生物たちが闊歩する大国をイメージしていました。
その後、他の色やデッキタイプを触り、気付きを経て地元であるここ、巨怪キングダムへ帰ってきたとき、ランプしまくってヴォリ様出しまくれば強いんじゃね？と閃いてしまい、今の形へと変貌を遂げました。
■最後に
これからも新弾が出る度に進化していき、その度に出来るだけ更新はしていくつもりなので更なる脳筋の高みを是非ご覧ください。
巨怪キングダムに栄光あれ。
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