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誰も愛せない孤独な男と誰からも愛されず虐げられてきた女の政略結婚だったが💗『わたしの幸せな結婚』

《乱れ撃ちシネnote vol.225》

『わたしの幸せな結婚』 塚原あゆ子監督 2023年 日本

鑑賞日:2024年9月13日 Amazon Prime Video

前回の「ホワイト・プリンセス エリザベス・オブ・ヨーク物語」ジョディー・カマーがとても色っぽくて素敵だったので彼女を見たくて選んだのが『女医フォスター』。

続けてこれも観た。
24.09.07(04)-☆☆-「イングランド・イズ・マイン モリッシー、始まりの物語」 マーク・ギル監督 2019年 イギリス 

モリッシーも「ザ・スミス」にも縁のないぼくにはこの映画はまったく何のことやらな作品だったしお目当てのジョディー・カマーにも魅力を感じなかった。

ジョディー・カマー

モリッシーのファンはこの映画をどう観たのかな。

欲求不満気味なのでもう一本観るまえに中断している「哲仁王后~俺がクイーン!?~シーズン1」の第七話に戻ったものの中だるみしたので後8日で見放題が終了する韓国映画『The NET 網に囚われた男』を観た。
24.09.08(05)-☆☆-『The NET 網に囚われた男』 キム・ギドク監督 2016年 韓国
潮の流れの影響で北朝鮮海域に流されスパイ容疑で監禁された韓国の漁師の物語。
つまらない作品ではないけれど真面目真っ当直球まっしぐらな映画は苦手。
ひねりやユーモアがからんだ作品がぼくの好みなので正座で観るようなこの類の作品はだめだ。

っで、
映画紹介Youtuber「たこやきさんのミステリー映画クラブ」の「Amazonオススメ4選」から選んだ『エコーズ』を観た。
24.09.10(07)-☆☆- 『エコーズ』 デビッド・コープ監督 1999年 アメリカ
あまり数多くは観てないけれどケヴィン・ベーコンの映画で一番面白かった。
ホラーは好きじゃないけれどコープ監督はうまく恐怖を積み重ねていく。
原作はリチャード・マシスン

マシスンはジャック・アーノルド監督の『縮みゆく人間』(1957)スピルバーグ監督の『激突』(1971)テレンス・ヤング監督の『夜の訪問者』(1970)、ジョン・ハフ監督の『ヘルハウス』(1973)などの原作を書いたホラー/SF作家の大御所。

もう一本現在Amazonの見放題で配信しているマシスン原作のケビン・ベーコン出演作を選んだ。
24.09.12(08)-☆☆-『COP CAR コップ・カー』 ジョン・ワッツ監督 アメリカ AmazonPrimeVideo
マシスン原作の割にはちょっと筋立てが物足りないしベーコンも今ひとつ。

お次が映画紹介YouTubeのおすすめ作品をザッピングしていて見つけた『わたしの幸せな結婚』。
24.09.13(09)-☆☆☆- 『わたしの幸せな結婚』 塚原あゆ子監督 2023年 日本
物語が特別面白いこともないが映像の雰囲気とヒロインの今田美桜(みお)の表情の素晴らしさが際立っていた。
塚原あゆ子監督は最近大評判の満島ひかり主演の『ラストマイル』の監督。

【Introduction】
4年前に塚原監督の『コーヒーが冷めないうちに』を観て今ひとつ乗れなかったけれど彼女はテレビドラマ「アンナチュラル」「MIU404」など面白いドラマの演出家として参加している。
「グランメゾン東京」が塚原監督の単独作なのでサブスク配信で観ようと思ったけれど今回はタイムリミットで観られなかった。

『わたしの幸せな結婚』今田美桜(いまだみお)の表情を観るだけでも価値のある作品だ。

【物語の概要】

文明開化もめざましい近代日本。
特殊な能力【異能】を受け継ぐ家系の者たちが代々、国を治める帝と共に、様々な災いから人々を守り続けてきた。

帝都に屋敷を構える異能家系の長女・斎森美世さいもり みよ(今田美桜)は、能力を持たずに生まれたことで、継母(山口紗弥加)と異母妹(髙石あかり)から虐げられて生きてきた。すべてを諦め、耐え忍んで生きる彼女に命じられたのは、若くして異能部隊を率いる、冷酷無慈悲な軍人・久堂清霞くどう きよか(目黒蓮)との政略結婚だった。数多の婚約者候補が三日も持たずに逃げ出したという噂の通り、清霞は美世に冷たく言い放つ。
「ここでは私の言うことに絶対従え。出ていけと言ったら出ていけ。死ねと言ったら死ね-- 」

辛く当たられようと逃げ帰る場所のない美世は、久堂家で過ごすうち、清霞が悪評通りの人物ではないことに気づいていく。そして清霞もまた、美世の心遣いに触れ、いつしか2人は互いに心を通わせるようになる。幸せなど到底ないと思われた政略結婚に光が差し込む。

『望んでしまった。少しでも長くこの人と居たいと-- 』

しかしその頃帝都で、不穏な【災い】が次々に人々を襲う事件が発生。清霞はその最中で国民の盾となることを命じられる。
命を賭して戦う清霞。その身を案ずる美世。

【災い】の影には、思いもよらぬ陰謀が渦巻いていた。任務を全うする清霞の背後で、美世にも魔の手が迫る。
やがて残酷な運命が、容赦なく二人を切り裂いていく--

~公式HPより~

【Trivia & Topics】
✥原作は顎木(あぎとぎ)あくみのオンライン小説。
2019年に書籍化されて以降電子書籍、コミックを含め2023年9月時点で累計部数800万部を突破している。

✥本作の実績と評判。
公開初日の2023年3月17日から19日にかけて3日間で動員47万9700人、興行収入6億5400万円をあげて興行通信社による全国映画動員ランキングで初登場第1位になった。
とは言え熱狂的な原作ファンからはブーイングの嵐。キャスティングのイメージが違いすぎるととても評判が悪い。

【鑑賞ガイド】
😁😁😁
~~~~~~~~~~~~~
😁😁😁😁😁:見事な作品。
😄😄😄😄:お勧めです。
😀😀😀:楽しめます。
😔😔:苦手です。
🥵:途中下車。

【巷のうわさ】
Filmarks:☆☆☆★(3.6)

Amazon:☆☆☆☆★



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