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ぼくはこれからも懲りずに君のそばにいる💗「涙の女王」

《乱れ撃ちシネnote vol.208》

涙の女王」Netflixシリーズ チャン・ヨンワ、キム・ヒウォン監督 2024年 韓国

鑑賞日:2024年7月20日 Netflix

【Introduction】
加藤和彦に深い思い思い入れはないけれど相方のたっての希望で映画館に足を運んだ。
24.06.20(14) - ☆☆- 「トノバン 音楽家加藤和彦とその時代」 相原裕美監督 2024年  キノシネマみなとみらい
決してつまらないということはないしトノバンの功績がとてもわかり易かったけど、
三番目の奥さんの話はどうなっているの?とか、
何が彼を自殺に追い込んだのか、とか、
何でズズさんの残した膨大な遺産を食い尽くしてしまったのか、とか、
以前からしっくしりしていなかったことが何も語られていないのが残念だった。
トノバンのPVだと思って観れば良いのね。
映画館まで往復3時間近くかけ暑い中を杖をついて出歩かずサブスク配信になってから観ても楽しめたと思わせる作品だった。

いつ頃からLGBTQがからんだ映画が増えたのかな。

観始めるとLGBTQを扱っている映画には面白くて素敵な作品が多いことに気づく。

例えば、

とか、

とか、

とか、

とか、

とか、

とか、

とか。

み~んな大好きな作品だ。
ということで、
映画の現場ではそのへんどうなっているのかが描かれている本作品を観た。
24.06.22(16 ) - ☆☆- 「トランスジェンダーとハリウッド」 監督 2020年 アメリカ U-next
悪くはないし色々考えさせるけどダイナミズムに欠けるというか面白みに欠けるドキュメンタリーだった。

最近圧倒的に話題になっているこの韓国ドラマをようやく観た
24.07.20(22) - ☆☆☆☆☆- 「涙の女王」Netflixシリーズ チャン・ヨンワ、キム・ヒウォン監督 2024年 韓国 Netflix
甘ったるいだけのラブ・ロマンスは苦手だけど本作はとても見応えありのラブ・ロマンスものだ。
実は7月3日に見始めて第二話で途中下車してしまった。
が、「愛の不時着」を超えた視聴率という宣伝文句に負けて再挑戦
第三話目あたりからおやっと感じはじめた。
ヒロインが医者から余命宣告を受けたあと二人の感情のすれ違いがどこでどんな形で交わるのかが興味の対象となる。

「私の考える愛の形はこうよ。甘い言葉を掛け合うことではなく、 死ぬほど嫌なことを一緒に耐えること、一緒にいること」
それを聞いた元カレが、
「でも、それを言う君には、自身のなさが感じられるけど」
と、言われた時のヒロインの微妙な表情がいい。

ヒロインの元カレが登場したり主役の二人(キム・スヒョンとキム・ジウォン)がドイツに治療に行く第五話あたりから物語が立体的になり一気に面白さが加速してやめられなくなる。

韓国ドラマは長尺ものが多いので少なくとも第三話くらいまで観ないと傑作を見落としてしまうことがある。
物語がすすむにつれ高慢で乙にすましていた大財閥のワガママ娘が可愛らしい女性へと変化していく。
その心の変化を顔には出さず平静を装うヒロイン(キム・ジウォン)がうまい。
スタイルが良く高貴な雰囲気を持つセクシーなヒロインが可愛らしい女性に変化していく。
いったいこの後どうなっちゃうの?
という興味で最後まで追いかけてしまう。

Netflixが発表したグローバルTOP10シリーズ(非英語)部門ランキングではNO.1を獲得。韓国での最終回の視聴率は24.9%。
『愛の不時着』の記録を超え「tvN歴代ドラマ 首都圏/世帯基準 視聴率1位」を達成した作品。

【物語の概要】

 財閥クィーンズグループの3代目で、クィーンズデパートの社長ホン・ヘイン(キム・ジウォン)と結婚した、ソウル大学法学部出身の頭脳明晰な弁護士ペク・ヒョヌ(キム・スヒョン)。

 財閥令嬢と平凡な社員のカップルは“世紀の結婚”と呼ばれ、財閥家の婿になりグループの法務理事の座に就いたヒョヌは、周りからは勝ち組と見られていたが、結婚して3年、執事のように扱き使われ、冷淡で自己中なヘインとの生活にうんざりしていた。

 ある夜、意を決して離婚を切り出そうとしたヒョヌは、先にヘインから余命3か月と告白されてしまう……。

 離婚したくてたまらなかったヒョヌは、もはや憎しみしかなかった妻のまさかの余命宣告で、あわよくば遺産相続をと考えて方針転換。
 彼女を気遣う優しい夫のフリをしようとする行動をヘインがいい方向へと勘違いしていく。だが、ヒョヌも、ヘインの学生時代の元彼で、M&Aの専門家&投資家のユン・ウンソン(パク・ソンフン)が現れたことで、予期せぬ嫉妬心を掻き立てられる。

 こじれた夫婦の愛が再燃する一方で、ウンソンの狙いは財閥グループを奪うことだったことも明らかになっていき……。

~シネマトゥデイより~

【Trivia & Topics】
✥脇役三選。

バラエティに富んだ脇役ぞろいの本作品でお気に入りの3人。

・ヒロインの元カレ:「ザ・グローリー~輝かしき復讐~」でもいじめ役だったパク・ソンフン。嫌な奴、鼻持ちならない役がうまい。

パク・ソンフン

・ヒロインの弟の妻:イ・ジュビンは「ドクター弁護士」「ペーパー・ハウス・コリア」でも気になっていた女優だ。
小悪魔的でもあり少女的でもあり小柄でスタイルの良い女性に弱いもんで。

イ・ジュビン

・ヒョヌの父親:「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」「今日もあなたに太陽を」のチョン・ペス。根っからいい人でピンとのハズレ具合が絶妙。

チョン・ペス

【鑑賞ガイド】
😁😁😁😁😁
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😁😁😁😁😁:見事な作品。
😄😄😄😄:お勧めです。
😀😀😀:楽しめます。
😔😔:苦手です。
🥵:途中下車。
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【巷のうわさ】
Filmarks:☆☆☆☆★(4.4)

Netflix




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