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これは大変だ!国王ご夫妻がダウントン・アビーにお泊りになる!💗「ダウントン・アビー 劇場版」

《乱れ撃ちシネnote vol.218》

『ダウントン・アビー』 マイケル・エングラー監督 2019年 イギリス、アメリカ

鑑賞日:2024年8月18日 Amazon Prime Video

【Introduction】
無性に邦画が観たくなって探していたらお気に入りの今泉力哉監督のドラマがあった。
さてどんなものやら。
24.08. 05(06) -☆- 「1122」 今泉力哉監督 2021年
2話目30分で途中下車。
まだ話のとば口だというのにさっぱりお話に乗れない。
誰ひとりとして気になる役者もいないし。
これはだめだ。

何年か前に観てさっぱりだったけれど西川美和監督の原作小説がとても面白かったので再見した。
24.08. 07(07)-☆☆-「ゆれる」 西川美和監督 2006年 日本
やはり全くこの作品には共振しない。
世評は高いけれどだめ。
香川照之オダギリ・ジョーもとてもいいんだけど小説の面白さが・・・。

石井裕也監督はけっこう好きな監督だ。
24.08. 09(08) -☆☆- 「愛にイナズマ」 石井裕也監督 2023年 日本
初めて観た石井裕也監督作品は『川の底からこんにちは』(2009)。
沖縄のガールズユニットFolderの女の子が女優になっていたことに驚いた。
驚かせてくれたのは満島ひかり
以来気になる役者の一人にリストアップされている。

『川の底からこんにちは』以降も石井裕也は気になる監督の一人。
『あぜ道のダンディ』(2011)や『ハラがこれなんで』(2011)も楽しめたけれど極め付きは『舟を編む』(2013)。

地道な作業を何年もかけて編集する辞書づくりがいかに大変な仕事か。
松田龍平と宮崎あおいが絶品だった。

残念ながら「愛にイナズマ」は全く心に届かずナンナノコレハな作品だった。

おや、松重豊の主演作が。
24.08. 12(10)-☆-「父と息子の地下アイドル」 横尾初喜監督 2020年 日本
主演が松重豊だし設定が面白そうなので選んだけれどこれはだめ。
面白くもおかしくもないので25分で途中下車。

なぜか苦手意識が先に立って高橋伴明監督作品は観ていないけれど選んでみた。
24.08. 13(11)-☆☆-「夜明けまでバス停で」 高橋伴明監督 2023年 日本
観終わった途端に、えっと、その~、だから何なのと思った。

しっくりくる邦画に巡り会えないので韓国映画を。
24.08.13(12)-☆☆-「私たちの幸せな時間」 ソン・ヘソン監督 2007年 韓国
初めて観たときには楽しめたのに再見してみたらずいぶん印象が違った。
初見のときには好きなタイプの映画ではないけれどいい作品に思えたのに今回はあまりにもベタすぎるのが目立ってしまい、
もう少しでハードボイルドで切ない作品になれたのにおしいな~と感じた。

シャーリーズ・セロンの映画はほとんで観たと思っていたのにこの作品を見逃していた。
24.08.17(13)-☆☆-『ダーク・プレイス』 ジル・パケ=ブランネール監督 2016年 アメリカ
セロンは相変わらずとても美しいが映画はつまらない。
クロエ・グレース・モレッツが登場したのは嬉しかったけど。

モレッツは『モールス』、『キック・アス』そして何と言っても『ユーゴの不思議な発明』
他のセロン出演作もしくはモレッツ出演作を観たいけれど今月はAmazon一択。Amazonの見放題作品には彼女たちの作品がない。

Amazonで気になる作品は『劇場版ダウントン・アビー』『生きる』か見放題がじき終わるウエス・アンダーソンのおバカ系『アステロイド・シティ』
ということで『アステロイド・シティ』を選んだ。
24.08.18 (14 )-☆-『アステロイド・シティ』 ウェス・アンダーソン監督 2023年 アメリカ
40分で途中下車。
ウエス・アンダーソンの作品にはわけが分からないけど面白いものとわけが分からないだけのものがある。
この作品は後者だった。

TVシリーズは大好きだったけれど劇場版を見損なっていたので。
24.08.18(15)-☆☆☆-『ダウントン・アビー』 マイケル・エングラー監督 2019年 イギリス、アメリカ
大評判のTVシリーズの劇場版なので安心して観ていられる。
お馴染みのキャラクターたちにもそれぞれの見せ場はあるしウェルメイドなよく出来た歴史ものだ。

20世紀初頭、イングランド北東部ヨークシャーにある大邸宅「ダウントン・アビー」を舞台に、歴史上の出来事を織り交ぜながら物語は展開される。
このドラマに深みを与えているのはお屋敷に住む貴族たちの生活と彼らの暮らしを支えている多くの使用人たちの仕事ぶりが同時に語られることによりみごとなバランスで格差社会が成立していた時代が描かれていることだ。

【物語の概要】
ある日一通の手紙がダウントン・アビーに送られてきた。
英国国王ジョージ5世とメアリー王妃がヨークシャーへの旅の途中にダウントン・アビーを訪問して一泊するという通知だった。
名誉なことこの上ないのだが、ただでさえ巨大なお屋敷を維持する費用を捻出することに四苦八苦しているのに陛下がお泊りになるのであれば何箇所も修復しなくてはならなず経費も馬鹿にできない。
お屋敷の使用人たちもどんな食事を用意するば良いのかどんな対応をすればいいのか国王陛下や王妃を一目見たいとてんやわんや。
厨房では陛下たちにおいしい料理を味わってもらいたいと村の業者に超一流の食材を揃えさせて万全の体制を整えていた。
ある日陛下たちの料理人が突然現れて、
「田舎者がつくった料理を陛下に食べさせるわけにはいかない。全部我々が準備するので下がっていたもらいたい」と横柄な口ぶりでお屋敷に乗り込んできた。
驚いたのはお屋敷の使用人たち。
出入り業者に用意してもらった膨大な食材を今更断るわけにはいかないし自分たちの料理を陛下に味わってもらいたい・・・。
さて、どうなることやら・・・。

【Trivia & Topics】
◯ダウントン・アビーの面白さ。
イングランド郊外にたたずむ大邸宅“ダウントン・アビー”で暮らす貴族グランサム伯爵一家の内情を、センセーショナルかつ当時の社会背景を盛り込みながら描いた「ダウントン・アビー」。
イギリス最大の民間放送局ITVで2010年9月に放送を開始して以来、世界200以上の国と地域で放送され人気を博している大ヒット・シリーズ。

相続問題をめぐる上流社会の愛憎渦巻く人間関係、個性豊かな貴族たちの生活ぶりと一人ひとりが自分の仕事にプライドを持って彼らの暮らしを支える十数人の使用人たちとの格差社会が見事に描かれた歴史ドラマの傑作。

シーズン1はエミー賞(ミニシリーズ/TVムービー部門)の作品賞、監督賞ほか6部門を受賞しゴールデングローブ賞(ミニシリーズ/TVムービー部門)でも作品賞を受賞するという快挙を成し遂げた。
現在シーズン6まで放映されている。
劇場版は本作と最新作『ダウントン・アビー 新たなる時代へ』が公開されている。

ロケに使われたお屋敷を含め、街並みの美しさ、豪華な衣装、彩り豊かな登場人物たちの様々な生活ぶりと人間模様が克明に描かれていて観る者を飽きさせない歴史ドラマの傑作だ。

【鑑賞ガイド】
😁😁😁
~~~~~~~~~~~~~
😁😁😁😁😁:見事な作品。
😄😄😄😄:お勧めです。
😀😀😀:楽しめます。
😔😔:苦手です。
🥵:途中下車。

【巷のうわさ】
Filmarks:☆☆☆★(3.8)

Amazon:☆☆☆☆★(4.5)

u-next :☆☆☆☆★(4.5)



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