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椅子とチャールズパッチ

引っ越してきてパソコン用の椅子を買ったのはどのくらい前でしょうか。
数年前、座面のはじが擦り切れました。座面は布なので、はぎれを縫い付け補修しました。その生地はヤフーオークションで買ったものです。

シャネル→生地をおさめている工房→誰かが買う→ヤフオクに出る→私が買うという流れで手に入れたというはぎれでした。シャネルの本物の服もみたことがないのですが、出品者は<シルクツイード>と書いていたのをそのまんま信じています。

今度は補修箇所が取れ、両脇がすれてきました。
クッションも端の方が傷んでいます。

「新しいの買う? 修理する?」
夫「え。買うのは、、、。別につかえるし、あのままじゃいけないの?」

壊れたままのものがあるのは嫌です。
なんていうか、
「傷口から血が流れているのをただ見ている感じ」がするのです。

イキモノならかさぶたになりますが、家具のキズは自然にかさぶたにならないので修理したい。

「じゃ、タッカー買って直してもいい?」
「それって何?」
「布をとめるホチキスみたいなもの」

「いくら?」
「1000円~2000円くらいかなあ。布代もかかる」
「うーん、そこまでしなくていいよ」
「じゃ、私が直すね」

ということで針と端布を使ってチャールズパッチつきの椅子ができました。作業時間30分くらいです。

水色は麻のはぎれです

おまけ
チャールズパッチ、イギリスのチャールズ国王が服を大切にして継をあてて使うことからその名前ができたようです。

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水亀 由紀子
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