お味噌汁と毒とすっぱい野菜炒め
ある暑い初秋、うっかりしょっぱいお味噌汁を作ったある日のこと。
このときはわたし、19才、高2とのご飯。
わたし「ああ、しょっぱいわ。一緒に(水で)うめる人いる?」
いつもは、食事中にお水が飲めるように各人のコップにお水が入っています。が、今日は忘れていた。とまず19才を見た。この子は家族中で一番最初にお味噌汁を飲み終える。
すでに空だった。
19才。「。。。」
お味噌汁に手を付けていなかった高2は一口飲んで<これりゃ濃いな>という顔をした後、黙ってそばにある自分の水筒からお水を入れた。
水道からコップにお水を入れ、自分のお味噌汁を薄めたわたし。
わたし「19才、変だと思わなかった?」
19「思った。」
わたし「なぜそのまま飲む? まあ、いいやって?」
19「うん」
この子は食事の内容にも味にも大して不満を表明しない。我慢するタイプ。要望があれば自分の都合でやってきて言う。
わたし「お味噌汁に毒が入っていても<毒が入ってるわ~>と飲みそうだよね」
おまけ
さらに19才は腐っているものが分からないというので、うっかり食べそこね、腐りはじめ野菜炒めのにおいをかがせてみました。
「すっぱいにおいがする」
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