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旅するカーディガン

寒さ本番です。数年前にオークションで丸襟のカーディガンを買いました。新中古、デッドストックです。着てみました。

わたし「ボタンがはめづらい」
40を過ぎたころから、小さいボタンが付いた服は着にくくなりました。

わたし「。。。首が寒い」
そう、鎖骨まで見えるほど襟ぐりが広く、いつもより寒かったのです。
鏡をみると、

「うかつだった」
昭和のデザインらしい立体の編み込み模様が昭和の人間にマッチして、昭和からタイムスリップしたみたいです。しかし、その分暖かい。しかし昭和。

「うーん」
迷った末にお蔵入り。
衣替えの度に「どうしようかな~。素材はいいんだよなぁ」
の繰り返し。でも今年は違います。

わたし「いる?」
高2「いや」

制服を卒業し、服が足りないという19才にわたしてみました。
それを着た19才。

夫「若いからなんとかなってるけど、昭和だね」
わたし「昭和だ。」
19才「ぇえー」

脱ぎ捨てる19才。
拾う50才。
物価が上がってますから。

今この厚さのカーディガンを買うとお札が飛んできます。というわけで、家にあるボタンを探し、つけます。こんな時のために、開け閉めしやすいボタンのストックがあるんです。ちまちまチマチマ。

ふう、できました。

「昭和から平成になった、かな?」
これで年末はなんとかなりそうです。

おまけ
やはり襟が寒いので、毛糸で増し目をするか、それともそのまま着るか、すでに毛玉ができたので、あまり手をかけたくないところ。

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水亀 由紀子
1日1にっこり。 たまに違う「ほっこり」でないものも書きますが、よろしくお願いします。「いただいたサポートはノート内で使う」というポリシーの方を見習い中です。