エアレースパイロット・室屋義秀さんにインタビューさせていただきました【記事を書きました】
飛行機好きに巡ってきた幸運
父が若い頃、航空整備士をしていたこともあってか、子どもの頃から飛行機が大好き。埼玉の入間基地にブルーインパルスを観に行ったり、F-86Fのプラモデルを4機作って編隊を組んで壁に飾ったりしていた子どもでした。大人になっても変わらず、空港では小学生くらいの男の子に混じって窓に張りついて飛行機を見ています。
そんな私がついに先日、福島市を拠点に世界で活躍しているエアレース・パイロットの室屋義秀（むろや よしひで）さんにインタビューさせていただく機会に恵まれました。役得以外の何物でもないです。
「AIR RACE X」2024 第2戦に向けての調整中にお時間をいただきました。
（AIR RACE Xは、ARの技術を使って世界各地のパイロットがリモート形式で競い合うエアレースです）
「操縦技術だけでなく、夢を叶えるマインドの作り方を伝えたい」
これまで数多くのインタビューに応えてこられた室屋さんに福島市のWeb媒体として何を伺おうかと考えて、エアレースのほか、子どもたちへの教育活動について、また「操縦技術世界一」を実現したご本人から「夢を叶えるためのマインドの作り方」についても伺ってきました。
室屋さんは「自分が学んできた操縦技術を伝えても使う人は限られているから、それならば、どうやって夢を叶えていくのか、目標を達成するのかというコツを、理解しやすい方法で多くの人に伝えたい。そうすれば、皆がより良いウェルビーイングな世界に近づけるのではないかと考えている」とおっしゃっていました。他にも、ふくしまスカイパークをはじめ福島県に航空産業を集積し、子どもたちに夢を……という活動もされています。
福島を拠点にしてくださってありがとうございますという気持ちでいっぱいになりました。
福島には縁もゆかりもなかった室屋さんが、なぜ「ふくしまスカイパーク」を拠点に選んだのか。室屋さんの福島に対する想いも伺いました。
福島で暮らす方々に読んでいただけたら嬉しいです。
トップアスリートの「いつも」の厳しさ
前日から興奮で睡眠不足、当日はふくしまスカイパークに向かう道すがらアタマのなかで勝手に流れる「デンジャー・ゾーン」。
そんな浮かれた気持ちでやってきた私に、室屋さんはとても優しくリラックスした雰囲気で話してくださったのですが、室屋さんの「あまり面白くはない積み重ねを淡々と続けられるかどうか」「やることはすべて時間で決まっているので、それをいつもと変わらずに行うだけ」「練習と本番がわからないくらいにする」という、世界を相手に戦うトップアスリートの「いつも」の厳しさに触れ、背筋が伸びる思いでした。
写真は、後日行われたプレスデーで撮影したものです。
AIR RACE X 第2戦の予選・決勝データを取得する飛行で、この日の夜、室屋さんの予選1位が決定しました。
（後日発表された第2戦の決勝でも、室屋さんが圧勝で1位でした！）
AIR RACE X 2024 もいよいよ最終戦
AIR RACE X 2024 の第1戦で2位、第2戦では1位の室屋さん。ランキングでも首位にいます。
10月19日(土)に行われる第3戦（最終戦「渋谷デジタルラウンド」）でシリーズチャンピオンが決定。当日は渋谷でパブリックビューイングが行われます。スマートフォンと最先端のXR技術を使って、渋谷の街なかでレースを行っているような迫力ある映像が見られるそうです。室屋さんご本人も渋谷の観戦イベントに参加されるとのこと。
私は福島駅前で行われるパブリックビューイングに参加しようかなと思っています。
ふくしまスカイパークで飛ぶ室屋さんの飛行動画
トップガンのテーマ「デンジャー・ゾーン」にのせてご覧ください！
