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将来の夢?聞かないでよ、だってないんだもん。

「将来の夢は?」
「やりたいことないの?」
私はこの質問をされるのがすごく嫌でした。

だって、そんな明確な夢なんてないんだもん。

だから、聞かれるのが嫌だっただけじゃなくて怖かったくらい。
話題が夢とかやりたいことになるのを恐れて、
いつもビクビクしていました。

お願いだから聞かないでー!っていつも思っていました。
叶いもしない夢を語るなんて恥ずかしい。
こんな思いも正直あったのかもしれません。

それは何より、自分が自分を信じてあげることができていなかったから
口に出して言う勇気もなかったのかもしれません。

でも、夢を語ることの大切さを感じさせてくれた人との出会い
きっかけで考えが変わりました。

その出会いとは、
ぜひ読んでほしい!おすすめ絵本『ぼくを探しに』の記事でも
登場しているYuliさんとの出会いです。

私が夢を語っても絶対に笑ったりしないで
最後まで聞いてくれると信じることができた人。
叶う夢、叶わない夢は関係なく。

これまでの私のそもそもの思い込みで、
実際はそんなことはなかったのかもしれません。
でも、夢を語ると笑われるんじゃないか
勝手に思い込んで塞ぎ込んでいました。

私のことを心配して言ってくれる人がいるのももちろんわかっていますが、そんなの無理だ・できるわけないと言われるんじゃないかと。

いや、むしろ自分が無理かもしれないと思っていたからこそ
言えなかった
のだと今は思っていますが…。

ある夜、星を見上げながらYuliさんと話す機会がありました。

―――――私の夢は世界の水をきれいにすること。
そして、水が原因で病気になって亡くなる命をなくすこと。
技術や知識がなくて自分にできることは
あまり思いつかないのが正直なところ。

だから仕事は水に関係するところで探していました。
仕事を通じて何かできればと。

でも実際に働いてみると、自分がやっていることが
世界の水をきれいにすることに繋がっているとは感じられませんでした。
自分の捉え方次第だとはわかっていても、何か満足できませんでした。

自分は有名人でもないし影響力も少ない。できることもない。

何でもできるものならいっそのこと大人気歌手になって
お金をたくさん稼いでそれを寄付したりできたらいいのになー
なんて考えてみたりしたこともありました。
そうなれば、自分がこれまで歌に救われたように、
悩んでいる人の背中を押したり味方になって
見守ったりしていくこともできるのになーなんてことも。

でも、結局自分にできることって何もないんです…―――――
こんなことを話しました。

すると、やっぱりYuliさんは笑わずに最後まで真剣に聞いてくれました。
そして、応援してくれました。

このとき、自信がなくても思い切って言葉にして夢を語ってみると
叶うように応援してくれる人がいる
ということがわかりました。

―――――自分にできること
結局まだわかりません。いろいろやってみても見つかりません。

今のところはね。
でも、何かあると信じて探し続けていきます!―――――

夢がないことをどうこう思う必要もないし、
見つけなきゃいけないものでもない。
いろんな人とたくさん出会って人生が豊かになるといいですね。


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