一文物語「大人にゆで卵」

人としてまだ卵だったわたしは、殻を破ることも中身をさらけ出すのも嫌い、硬い殻で身を守っていたが、柔軟性を持ち合わせた張りのある真っ白な大人な身へと、彼に茹で温められ殻をむかれている。
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