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都会は広いなあ〜

こんばんは、横浜の風景から失礼します。
役者をやっております、実月いまです。
自分の今の心情にどんな画像を載せようかと思って画像検索をしたらこんなお写真があったのでこれを載せてみます。
タイトルは適当です。本当に最近感じたことをタイトルにしました。

私の地元は川崎市川崎区という大変治安のよろしくない地域なのですが、そんな川崎の下町感が好きなのと隣り合わせに、いつ行っても綺麗でかっけえ横浜への憧れが実はずっとありました。桜木町とか、特にたまんねえっす。
まあ、もう一つ憧れていた街、東京に引っ越して念願の品川区民になったわけですが、いまだに綺麗でかっけぇ横浜が好きです。なんの話ですかね、これ。

本題というか、なんというか、私がしたい話に唐突に移りますが、
note、3年ぶりの更新です。
実は下書きにいつも自分の人生の節目を書き溜めていました。
今更出すのは小っ恥ずかしいので出しませんが、平日の深夜に読み返すとこんな風に思っていたんだなぁ、とかしみじみ思っちゃうわけです。

今回は何を思ったか無性に更新がしたくなったので、こんな時間ですがパソコンをカタカタしてみようと思います。(なんか長くなる予感がしています)

ん〜、何から書こうかな。
あ、これは本当にただのひとりごとというか、自分が頭の中で思っていることを文章にしているだけなので、そんなに、流し読みみたいな感じで時間のある時に読んでくださいね。近況報告みたいなもんです。

3年も経つとね、関わる人や環境も変わりました。
自分の仕事への気持ちやスタンスもちょっと変わった気がします。
ただ、大事な人たちが変わらず私と関わってくれていることはすごく感謝ですね。書いていて、周りを見渡した時に長いお付き合いになった方の顔がたくさん浮かびました。
新しい人たちとの出会いもありましたね。
うん、なんかどっちにしても、感謝です。

私が3年前の自分と大きく変わったのは、住んでいるところと、自分が舞台のプロデューサーになったことです。
今回はプロデューサーになったことを書くことにしようかな。タイムリーで舞台公演も8月に控えてるし(プチ宣伝)

去年の6月に、自分の団体imaingの旗上げ公演をやって、そこから同年11月に第二回公演「吐露」、今年の4月には「事故啓発セミナー」、そして8月には「鉛色の恋」という舞台を控えています。
プロデューサーと言っても名ばかりで、何にもできない無知でやりたいという気持ちだけの私を、みんなが支えて助けてくれて力を貸してくれて、プロデューサーを名乗ってます。

本当に、本当にそう思っていて、自分じゃ何にもできないんですが、最近少しだけ、少しだけ、プロデューサーの業務が分かってきました。
これは、プロデューサーの人たちから違う、とかって言われたら怖いんですけど、私が感じてることなので勝手に書きます。
これをまた見返して自分の小ささに恥ずかしくなる未来があるかもしれませんが誰にも迷惑かけてないもんね(保険かけすぎそんな誰もこの記事見てないよ)

早速だが書いてみよう。
私が今回4回目のプロデュース公演でやっていることを。
まず箇条書きにしてみよう。

・やりたいことを考える

この作品を届けたい、なのか、この役者×この役者見てみたい、なのか、こんな作品演出してみたい、なのか、この規模の劇場で自分を試してみたい、とかね。分かりませんが、自分が今回どうしてやりたいのか、どうしてこの時期なのか、みたいな、目標設定を私はまずしてみてます。
私の場合は、ただ立ち上げたものの手を止めたくない、みたいなところと、やってみたいことがまだまだあるってだけです。ここで脚本家さん、演出家さんにもご相談させてもらったりしてますね。新作だったらその交渉、既存の本だったらその交渉、という感じで、私は脚本を書いたことがないので、そこでご相談させてもらっています。演出家さんにはスケジュールを確保していただくことは可能か、などご相談させていただいています。

・予算組をする

これは本当に、シビアですね〜。一緒にやりたいと思う役者さんをどのくらいのギャランティで出演していただけるのか、スタッフさん(音響照明舞台監督制作)のギャラ相場、チケット代はいくらにすれば採算が取れるか、何人のお客さんに来てもらえたら採算は取れるのか、とかね。でも、こんなにたくさんの方に関わってもらって、こんなに多くのお金が動く中で自分が舞台に立てるんだなあ、公演やるんだなあって、思う時間でもあります。

・キャストさんやスタッフさんをお誘いするための企画書を作る

いまでこそ、自分の中でやりたいことを言葉にすることが辛うじてできるようになりましたが、正しい企画書、みたいなものが分からず、自分がお誘いをいただいた団体さんの企画書を参考にしながら埋めました。
あとはスケジュール感もこの時点で逆算して考えます。本番当日がここだとするとビジュアル撮影や顔合わせ、稽古期間はどこに設定するのがベストか、などを考えます。
本番期間も昼公演夜公演を何時に設定したらお客さん来やすいかな〜とか、物販何置こうかなあ〜とか。公演自体の輪郭をはっきりさせるために向き合う時間、夢が膨らむ瞬間なので、楽しいです。

・演劇させてもらう小屋を小屋主さんからお借りする

見学に行って、作品の雰囲気などもこの劇場であってるかなあ、舞台セットはこの大きさだとどんなものができるかなあ、とか考えます。小屋主さんともここでコミュニケーションをしっかり取ってます。
ここで発生するのは前金問題です。売れない役者の私は日々自分が生きるためのお金稼ぎのためにバイトをしていて、なかなか捻出は大変でした。
貯金すらできていないので、最初はいつもお世話になっている咲田雄作にお金を借りて前金をお支払いしたのを覚えています。雄作、あの時はありがとう。
その後の公演は、なんとか前公演の舞台で生まれた売り上げでお支払いしています。

・スタッフさん探し

今までずっとお世話になっているのは、私が信頼できるテクニカルチームです。前に自分が裏方で舞台についていた時からこんな素敵な照明に照らされたいなあ、と思っていた照明さんに勇気を出してお声がけさせていただいてそこからずっとお願いしています。
たまにスケジュールが合わずで他の照明さんにお願いしますが、その時も絶対に自分が好きな照明さんにお願いしています。
なので、自分が見に行った舞台のフライヤーは必ず持ち帰ってスタッフさんの欄をすごく見ています!!
音響は、ずっと仲良しなみつおくん。みつおくんは役者をやっていた時期もあるので、台本を彼なりに読解して、このシーンにはこんな曲がいいんじゃないか、とか稽古で流してくれます。公演の為の作曲もやってくれて、本当に感謝です。imaingは毎回みつおくんのオリジナルの曲が入っているのも一個の強みです。
制作さん、舞台監督さんも、本当にいつも無知な私を支えてくれる方々をお誘いしています。
稽古が進むにつれて、いろんなことを頭で考えて常にパンパン状態になる私を助けてくれる心強い存在です。いつもありがとうございます。

・キャスティング

自分がいつか仕事したい、と思っている方や、舞台に行った時に素敵だなあと思った方は、みんな必ずリストアップしています。
そして、事務所さんに、絶対出て欲しい!!お願い!!っていう思いをひたすらメールに書いて送ります。迷惑メールかよってくらい長文すぎていつも関係者様に申し訳なく思っていますが、皆さん返信はいつもあったかいです。ありがとうございます。
あとは、初めましての出会いも大切にしたくて、オーディションもやっています。自分でオーディションをやってみると、普段自分がオーディションに行く時にこういうところを見られているんだなあ、とかすごく勉強になります。
あとは、私の出ている舞台を見てオーディションを受けに来てくれたり、募集要項を読んでこの人に会ってみたい、と応募してくれたり、本当に嬉しい出会いもたくさんあります。
全キャストさんが決まった時は、本当に嬉しいし、役を当てはめる時間もすごくワクワクします。

・稽古スケジュールを立てる

キャストさんからご都合をお伺いして稽古のスケジュールを立てます。この時に稽古場所も同時に取っていきます。
これがてんやわんやしている期間は、演出助手さんや制作さんに手分けしてお願いする時もあります。
例えば、制作さんに事務所への連絡をお願いして、そこで日程調整を私がして、決まった日程の稽古場を演出助手さんが予約してくれる、といった流れです。

・稽古スタート

ここからは、演出家さんにお任せします。
前回公演では、ずーっとお世話になり続けているカジさんに脚本を書いていただき、私が演出という立ち位置だったのですが、自分が出演しながら演出をする、というのは初挑戦すぎてハードルが高かったようで、カジさんにも稽古場にいていただきました、、。脚本まで書いていただいた上に稽古場もずっといていただいてましたね。でも本当に勉強になりました。
私の今の目標は、キャストさんがimaingの稽古場を楽しいと思っていただけるように、稽古場を盛り上げたり、自分が一番楽しむ、ということですね。
またいつか、演出にも挑戦したいな、と思っていますが、imaingは自分が出演する場を作るために立ち上げた団体なので、ここは勉強して力をつけていきたい部分ではあります。

・小屋入り当日の動き

結構プロデューサーなんもしてないですね、ここは。
あ、いや、あるんですけど、これと行ってプロデューサーとしてこれしなくては、、!!!みたいなのはなく、物販周りを準備したりしています。
照明やセットなどに関しては、もう演出家さんと相談のもと作っていただいているので、変に話しかけたりすると邪魔になってしまうプロの現場なので、出来上がりっていく様をワクワクドキドキしながら見ています。

・本番

キャストさんが気合の入っている様子やアップしている時間を私も一緒に過ごしています。なんせ私もキャストですから。
でも、制作さんとの連携は大事ですね。
お客様が何人入るか、とか座席作りとか、あとは開場の5分前に集まって気合入れをしているんですが、そこでは舞台上にキャストさんが集まって、円陣を組んでますね。
今日も一日楽しんでお客様にお届けしようねって声をかけて1つになる時間を作っています。ここで忘れちゃいけないのがスタッフさんへも板の上からテクニカルブースに向かって「よろしくお願いします」をいうことですね。
これはみんなで徹底しています。
あとは、私は自分の公演では、お客さんの開場案内と前説は自分が出るって決めているんです。
どんなお客様が今日は来てくれたのかな、とか、座席に座った方がどんな気持ちでいてくれてるのかな、とか、誰のファンの方でも私の主催公演に来ていただくお客様のお顔は反応はちゃんと見たいなって思いながらご案内しています。
前説は、もう本当に度胸試し、というか、自分が人前に立つことを練習させてもらっているような感覚です。何を言ったってなんの反応もない時とか、ヒィィィィィはけさせてぇぇぇぇぇぇ!!!ってなります。(ただ単に自分の力不足)
でも、お客様に楽しんんでいただく為のウォーミングアップのような気持ちで少しでもワクワク楽しみにしていただけるようにを意識して立っています。

・千秋楽後

公演が終わってハイ終わりじゃないんですね〜
その後は、今回の公演の精算というものがあります。
今回の公演でどれだけの売り上げがあって、キャストさんにお支払いするのはいくらなのか、今回の稽古場や小道具やセット、諸々の雑費にいくらかかっているのか、などを計算していきます。
在庫のある物販グッズや再販のご希望の声を頂いた場合はweb物販の準備もします。
私はお金の計算がすごく苦手なんですが、ここだけは逃げずにやります。
皆さんの汗水垂らして働いた大事なお金ですから、何日もかかってしまいますが、キャストさん、スタッフさん、お客様への感謝の気持ちを持ってお金を数えてお支払いします。

〜そして次回公演の企画書を書く〜

長くなりましたが、大まかにはこんな流れで私はいつもプロデュース公演に向けて動いていますね。もう5時半よ。お前どんだけ書くんだよ。
って感じですが、ここまで読んでくださった皆さんお疲れ様です。

こんな風に箇条書きで書いたけどね、頭でわかっててもね、実際やってみると恐ろしいほどに抜けはいっぱいあります。(へっぽこプロデューサーです)
でね、その度に皆さんにご迷惑をかけることもいっぱいあってね。
imaingに関わって力を貸してくれる皆さんには本当に頭が上がらないんです。
書いたことだってね、みんなに手伝ってもらうこともあるし、自分一人だけでこんな量不器用な私にはこなせないんです。(へっぽこプロデューサーです)

書いていて、自分が公演をやる上でこんなにたくさんやることがあるんだ、とも思ったし、これ以上にも実はあるんだけど、いつも絶対乗り越える時一人じゃないんです。
私へっぽこだけど、人にだけはまじで恵まれる最強運の持ち主だと自負しています。まじで。これだけは自信あります。
私のやりたい、を叶えてくれるのはいつもいつも、キャストさんスタッフさんお客さんなんです。だから、みんなにありがとうを言いたいです。

本当にいつもありがとう!!!!!!!!!

川崎から東京に出てきて(実家から1時間半)すでに3年近く立ちますが、冷たいなあって思うこともたくさんあります。
泣きたい夜だってたくさんあるし、プロデュース始めてから、まじで自分死ぬんじゃねえかって思うくらい、死場所を探すぐらい病み気再来した時もありました。(人生最大のカス期間と呼んでいます)
だからこそ、人に本当にあったかさ感じて生きてます。

私、この街が好きです(突然の魔女宅)

imaingに出演して良かった、関わってよかった、と言ってもらえるような団体にしたいし、自分のやりたいことにずっと挑戦する自分でありたいな、って思っています。

という感じで、もう疲れました。
何時間パソコンにカタカタしているんだか。

お付き合いさせてしまってすみません。
自分の近況を語るところから、プロデューサーのことから、最終的にみんなへの感謝が止まらないってところに落ち着きました。
無計画って怖いですね。5000字を超えました。

もう2度とこいつのnote開かねえなんて言わないでね。
また気まぐれに書こうと思いますので、その時にはぜひお付き合いください。
私は映画を1本見てから寝たいと思います。

それでは、おやすみなさい〜。

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