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短編小説について

青年Nは生まれた。
子供の時から周りからの評価は高く幸福なまま生きたい。普段生きていて何のストレスもない。運動神経は良く頭脳明晰、女性にもモテた。しかし、これと言ってやりたいこともなかった。趣味はある。だが、どれも熱中するほどのものではない。人生に刺激を求めていた。

せいねんSはうまれた。
だれからもすかれず、いじめられおやをなくした。びんぼうだったかれはいきているかちがわからなくなっていた。でもそんな彼にはやりたいことがあった。おんがくだ。てれびでみたアーティストが一度えんそうしているのをきいてこころざした。
なんねんもあるばいとしてかったエレキギター、あんぷ、そして、ひっしであつめたバンドメンバー、じぶんでかいたかしで今までのうみをはきだし、きもちよくなる。じぶんをつらぬいてやるんだ。だれになにをいわれようとも。

そんなある日、SとNが出会った。



なんてことはなかった。
一生出会わないまま死んでいった。お互いがお互いの人生を知らないまま死んでいった。

心が苦しくなるよ。

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