見出し画像

サリン事件から30年・メディアの不作為:オウムの違法行為は、いまだ続いている!オウムの根本は麻原と家族の指示に従う宗教

オウムの違法行為は、過去の問題ではない

オウム真理教の違法行為の問題は、30年前の過去の問題ではなく、いまだに続いています。

昨年2024年10月から最近までの間に、元アレフ幹部の音声録音を含めた告発により、以下の内容が暴露されました。

・現在のアレフは、公安調査庁(国)が調査・把握している運営体制と異なり、実は、教団と関係のない外の存在とされている、麻原の次男(現在30歳)が、裏でアレフに指示を与えて運営する体制

・公安調査庁の調査内容に、重大な不足があり、この事実が表に出てこない

・95年に生まれた麻原の次男が、現在30歳となり、アレフ(旧オウム)の二代目教祖・グルとなっている

・その違法行為とは、麻原の次男が、裏からアレフに指示を出して、裁判所の命令に反して被害者賠償の支払いを拒絶し、さらに11億円もの資産を、違法に隠し、その結果、国から再発防止処分を受けている

・そのような法律に反する指示は、麻原の家族以外に、幹部でも誰も出せない

という内容でした。

そのため、現実に、事件被害者の方への賠償が進まない状況が造られています。

また、アレフ教団の中には、旧統一教会と同じ、正体隠しと事件の陰謀論による洗脳的な勧誘活動を受けて、入信させられた信者の、被害の問題がまだ残っています。

オウム真理教の根本は、麻原と麻原の家族を絶対とみて従うこと

麻原の次男が、オウム真理教の二代目教祖になっているなどという悪夢は、「まさか」「あり得ない!」と思われるかもしれませんが、わたしは、この告発を知り、十数年間疑問に思っていた、「アレフの不可解な言動」の、謎が解けた気がしました。

アレフの信者たちにとって、現実的に何の利益があるように思えない、道場を修行で使えない、寄付の受け取りの禁止等のリスクのある、再発防止処分を、なぜ、わざわざ、自ら招くようなことをしているのか?

それは何のためか?という疑問です。

しかしそれは、30年前のオウム事件と同様、何のため、ということはなく、ただただ、
「グル・教祖・麻原の家族」を絶対とみて、その指示に従っているということだと元幹部は告発しています。

やはり、オウム真理教で最も大事な実践は、今でも変わらず、グルの指示に従うこと、ということなのだと思いました。

オウム真理教の支配体制

そもそも、これこそオウム真理教だ!というオウム真理教の教義の中で、最も重要なことは何かというと、「麻原とその家族」つまり、「麻原の血縁のみ」を、崇拝する宗教という点です。

そのため、オウムの実態は、麻原の血縁による「支配体制」が敷かれています。これは、30年前の事件以前も、事件以後も、変わっていません。
なぜなら、それが、獄中からも麻原が指示を送り、決めた「支配体制」のため、ほかの誰も変えることができないからです。

アレフは、現在、国が定めた、「団体規制法」に違反するという、反社会的行動、違法行為を行っていますが、法律を破る指示を出せるのは、オウムの教義上から考えると、「麻原とその家族のみ」しか存在しません。

以下の告発記事によると、
「元幹部が語る松本璽暉氏とアレフの闇」(カルトリークス)

「現在教団は再発防止処分によって施設の使用及び贈与を受けることが禁止されていますが、この処分が出されたのは、教団に義務付けられている公安調査庁に対する報告を、松本(璽暉)氏が提出させないように幹部達に圧をかけ 続けていることが原因です。
 幹部の何名かは、再発防止処分がかかってしまえば教団に未来が無いことがわかっていましたので、報告を提出しないことについて反対しましたが、反対した人は松本氏のパワハラで処分され、誰も反対できない状況が作られました。
 結果的に教団はまともに活動ができなくなり、それによって既に何名もの出家信者が教団に失望して脱会したと聞いています。
 在家信者もこの再発防止処分によって現在ほとんど活動ができなくなっていますが、そのようなことは松本氏には全く見えていないようです。」

オウム真理教の本当の序列

なお、オウムの真実の絶対的な順列は以下の通りです。これは事件前から変わっていませんが、メディアでは正しく報道されないままとなっています。

 1 麻原(教祖)→死刑
 2 麻原の次男(血縁)→2代目教祖
 3 麻原の娘(血縁)
※弟子は、すべて、麻原の血縁以下の存在。

一般に、オウム事件後、知られているのは以下の位階制度ですが、その上に、上記の絶対的な権力構造があります。
さらに、宗教的に崇拝されるのは、麻原と麻原の子女しかいません。
弟子が崇拝されるということは、オウム真理教の教義上ありえません。
そのため、2003年には、当時、裏から教団に指示を出していた麻原の三女・松本麗華氏の指示に、幹部たちが絶対的に従い、上祐が、一夜にして教団活動から排除され、幽閉されるという事態が生じたのです(これは週刊誌でも報道された)。

①正大師:麻原の妻(松本明香里(旧知子:麻原家族)、HI(女性)、上祐、村井、新実等々
②正悟師:元青山弁護士、遠藤誠一、中川智正、EE(女性)、AK(女性)等々
③師:中堅幹部、井上嘉浩等々
④サマナ:荒木浩等々


元側近の告発文へのリンク
以下のリンク先が、その告発文書の全文です。

▶元幹部が語る松本璽暉氏とアレフの闇」(カルトリークス)
https://note.com/lucid_fennel6835/n/na09158494708

▶今のアレフの真実です。公表してもらえませんか?
http://alephnoda.blog85.fc2.com/blog-entry-1840.html

「松本璽暉によるサイコパスなパワハラで、もうみんな嫌気がさして恐怖におびえています。彼は自分のことをオウム真理教の二代目教祖、グルと言っています。宗教団体アレフ(以下教団)に関して、問題の中枢がどこにあるのかを指摘する。・・・(略)」

▶「私は二代目教祖」※音声データあり
https://x.com/g_menguts_ch/status/1845752996841599191

▶「グルの意思というか私の意思」※音声データあり
https://x.com/g_menguts_ch/status/1846045202307559810


いいなと思ったら応援しよう!