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宝塚記念回顧

雑感

良馬場 イン有利 超ハイペース
パンサラッサが1000m57.6秒でとばした2番手をタイトルホルダーが追走。
0.5秒ほどの差でついて行ったので全体的にかなりのハイペース。
後ろの馬すら脚がたまらない展開となり、前目の実力馬での決着となった。

馬券的反省

タイトルホルダーを軽視し、見事にやられた。中距離でもレースを支配するとは思わなかった、完敗。
好走期待度が高かったデアリングタクト、ヒシイグアスが馬券に絡んだが、馬連しか抑えていなかった。
思えばエフフォーリア復活予想は願望補正込みだったし、内に入ったことで後ろからになるのはわかっていたので、ここで買うのはミスだった。
ミドルペース予想だったが、ハイペース想定の馬券も抑えておくべきだった。
ドラマ的にも、ここでエフフォーリア復活!より、タイトルホルダーが遂にエフフォーリアに先着!のほうがしっくりくるよね。(復活したのはデアリングタクト)

1着⑥タイトルホルダー

34秒台の上り勝負にしたくないのだから、後ろの脚を鈍らせれば良い、というタイトルホルダーが勝つならこれだ!という展開を、自ら作り出して完勝。展開を作れる馬の強みが炸裂したレコード勝利となった。
調子が良いという話もあったが、やはり恐るべき心肺機能の持ち主。
正直、この展開を意図的にやられたら他の馬はお手上げだろうと思った。どうやって倒す?他の馬が着いてこなくても、パンサラッサよろしく離し逃げしてしまえば良い。
パンサラッサという目標がいたから偶発的にこのハイペースになったのか、鞍上の狙い通りなのかはわからないが、今後の国内レースでは1番人気を譲らないだろう。強すぎ。

2着⑩ヒシイグアス

好発して内に潜り込んだ。中団前目でラチ沿いを走る最高のコース取りだった。
大阪杯で見せたハイペース耐性に加えて、経済コースを走ったことにより見事好走。タイトルホルダーがいなければ1着なのに。
今後もタフなレースでは間違いなく好走するであろう馬。強い。

3着⑦デアリングタクト

唯一の有力牝馬だしということで復活を期待したが、想像以上に強かった。これが無敗の3冠牝馬か……
常に外目を追走、1000m通過付近ではエフフォーリアより後ろにいたが、徐々に位置を上げて直線では唯一外から差してきた。着差はあるがヒシイグアスと同格かそれ以上に見える。ハイペース適正○
これは完全復活と言っていい!おめでとう!(カンテレ競馬の密着動画を見た人)

4着⑮ディープボンド

タイトルホルダーが作り出した展開に一番ハマった馬だと思う。タイトルホルダーをぴったりマークしたことで自慢のスタミナを最大限に活かせた。これは前目に押していった和田騎手の好騎乗だった。
直線ではタイトルホルダーに突き放され、ギリギリのところでデアリングタクトに差された。思いっきり軽視していたので、3着に見えて失神しかけた。ハイペース馬券では中距離であっても抑えておくべき1頭。

6着④エフフォーリア

最初の直線ではヒシイグアスの後ろで内につける。経済コースを通ったが、4コーナーでデアリングタクトより手応えが無かった。
やはり前傾ラップだと伸びないタイプに思える。今回のようなハイペース戦では適性のある馬が来て、それ以外はさっぱりになるので、エフフォーリアが走る気を無くしたとは全く思わない。
しかし、ジャックドール・パンサラッサ・タイトルホルダーとゆったり逃げない馬達と今後も一緒に走ることになるので、並み居る先行押し切り勢を押しのけて差してくるのはなかなか難しい。好走は秋のメンバー次第かもしれない。それでも東京競馬場なら……!
個人的には5枠6枠あたりで見てみたい。

8着⑪パンサラッサ

タイトルホルダーとかいう怪物が、後ろのハイペースでもいけます連中を引き連れてきてしまった。この時点で勝負あったと思う。
ただし2200mという距離がダメというわけではないと感じた。大逃げする馬で重要なのは走破タイム(だと思っている)。
今回の走破タイム2:10.8は昨年のクロノジェネシスをコンマ1秒上回っている。馬場も当時は内が悪くなかったはずなので、この時計は価値がある。
つまり、2番手の馬がゆったりと1000m通過1:00.0以上で走ってくれれば勝てる。秋のオールカマーなら勝機あり。使うかはわからん。

5着⑨マイネルファンロン

おそろしい手応えで4コーナーを回ってきて5着。帽子だけ見てヒシイグアスかと思った。他の脚が上がる展開なら強いということなのか?
2着に好走したAJCCも芝が相当痛んでいた……
今後も注視したい1頭。

11着⑱ポタジェ

この馬もハイペースいけるのは大阪杯で実証していたが、今回は後ろからになってしまいその時点で終わってしまった。
大外から位置を取りに行くにはそれなりに出していかないといけないし、ギベオンとディープボンドが前に行く馬なのもポジション争い的に厳しかった。

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