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「スチューデント・サクセスを支えるアカデミック・アドバイジング」を読んで
こんばんは。今週は毎日の通勤帰りに大学時報(No.149)を読みました。iPadが重くて電車内は読みにくかったので軽いタブレットが欲しい今日この頃です。
今週はタイトルにある寄稿を読みました。アカデミック・アドバイジングは100年以上前にアメリカで導入された古くからの制度ですが、現在は学生が人生やキャリアの目標を明確にし、それを達成するための学生計画を継続的に支援する制度として理解されているそうです。英語コーチングとかパーソナルトレーニングの教育版のようなイメージと理解しました。一方で相違点としては、コーチングはメニューをトレイナーが設定してくれますが、アカデミック・アドバイジングは学生が自ら目標を明確にする必要があり、教員職員はそのサポート役という立場にあるということです。課題としても挙げられていましたが、教育におけるアドバイジングは対象範囲の広さとそれ故に専門知識のあるコーチの確保が難しい点、アドバイジングの評価方法が不透明な点にあるというところはとても共感できます。個人的に教育でのアドバイジングは長期的にその成果を測るべき性質のものだと思っていますが、単発の相談で終わりがちで、その後のフォローが少ない点も課題なのかなと思います。「学生にとって望ましい結果」をスクールサクセスの定義としているのであれば、なおさら一定期間継続的にサポートできる制度設計が求められると思います。今後試行錯誤を繰り返しながらアカデミック・アドバイジングが発展していくといいなと思います。
1回目の投稿なので、今回はこんなところで終わりにします。年末が近づいてきましたので、皆さまお体に気をつけてお過ごしください。