2024/01/07(成人式 同窓会)

今日は人生で1度の成人式(今は20歳の集いと言うらしい)と同窓会がある日だった。

前日は緊張からかなかなか寝れず夜中に何度も目が覚めて、我ながら運動会前の小学生か、と呆れた。6時半に布団から出ると、軽く朝食を食べて着付けへ向かった。
私の振袖は蛍光寄り黄緑の地にクリーム色を基調とした熨斗柄が映える。バチバチにアイラインをひいて強気で会場に向かった。

中3のとき同じクラスだったHちゃんに声をかけた。ギャルになっていて少し躊躇したが勇気を出してみた。彼女とは出席番号が前後で、情報の時間に先生の話を聞かずにお喋りしていたのを覚えている。今では全く住む世界が違う彼女に話しかけたのは、中３の時の担任との2者面談で彼女が私に感謝していると聞いたからだった。色々あってクラスのみんなが彼女が所属するグループの話を聞いてくれなくなっていたとき、私だけが話を聞いてくれたかららしい。実際のところ私は人と関わらなさすぎてそういう雰囲気に気づいてなかっただけなのだが、誰かの助けになれたのがとても嬉しかった。彼女の中に他の人より色濃く残っていたらなと淡い期待を抱いていたが、3往復くらいテンプレ会話をしただけで、当たり前だが彼女の記憶に私はあまり強く残っていなかったらしい。

小学生の頃の親友と話した。彼女と会うきっかけが欲しくて、前日のタイムカプセル掘りで彼女の手紙も預かっていた。高いテンションも舌足らずな幼い喋り方も豊かな表情も全く変わってなくて安心した。「河合と1番会いたかったからめっちゃ嬉しい！！」と飛び跳ねる彼女に愛おしいさが湧き上がった。モテる女の子ってこんな人なんだろうな。

治安が終わっている地域なので、式典後会場から出ると、新成人のヤンキーの名前が刻まれた旗を背負ったバイクがブンブン辺りを周回していた。

夜は同窓会に行った。学年約300人中、半数以上が参加予定だと聞いた。抽選会や思い出ムービー、先生からの激励などが組み込まれた立食会だ。思い出ムービーで休み時間や放課後の写真が映されると、中学の時の空気感を思い出して少し切なくなった。

高一のときの担任の先生と話した。私が大学入学時恩師に会いに行った際お会いしたので2年ぶりの再会だった。当時生徒と談笑する先生を見て、ヒステリックおばさんと呼ばれていた母校での先生とのギャップに驚いた記憶がある。やはりモンスターヤンキー校に勤務することは人格を歪めるほど大変なのか。恩師にこのことを話したらいつのまにか本人に伝わっていたらしく「私そんなに笑ってなかった？」と苦笑された。笑ってなかったよ先生。「確かに怒ってばかりだったかもな」と困ったように先生は続けた。
その先生と友人と隣にいた友人の担任でお話したのだけれど、先生2人＋私か友人のどちらかが話す、を繰り返していてもう片方が気まずい雰囲気になっていて、多分ここにいる4人全員喋り下手なんだな～と感じた。私が喋り上手かったら4人で楽しく談笑出来たんだろうな。

昔毎日一緒にいた友人たちも同窓会に参加していた。小5のとき毎日一緒にいたMちゃん、特に性格が合うわけでもなかったけどよく遊んで一緒に自由研究したSちゃん、中２のとき私のことをやけに気に入っていたM子ちゃん。
話しかけたかったけど、みんな美しくて話しかけるのを躊躇してしまった。特にM子ちゃんに話しかけなかったのは少し心残りになってしまった。彼女の言動で傷ついたことが沢山あったけど、今考えれば彼女も私の言動に沢山傷ついていたんだろうな。もしかしたら、また仲良くできる最後のチャンスだったのかもしれない。高校に入学したばかりの頃電車が一緒になるたびに嬉しそうに手を振ってくれていた彼女の姿を思い出して切なくなってしまった。
唯一Mちゃんとは話せた。私が1人でロビーに休みに行ったとき「あ！河合だ～」と話しかけて来てくれた。彼女は美人揃いだった同級生の中でもTOP3に入るほどの美貌で、今も彼女の周りに花が咲いてるようにみえるほど綺麗だった。
彼女と並ぶのが惨めで「一緒に写真撮ろう」と言えなくて少し後悔した。

1番嬉しかったことは部活のみんなと中学卒業ぶりに全員で写真を撮れたこと。みんな本当に綺麗になっていた。
中学の時テレビにもネットにも疎く自分磨きを全くしていなかったので、友人に「本当に綺麗になったね」と言われたのがすごく嬉しかった。

同窓会の最後は「◯◯(中学校の名前)魂スイッチON！」という中学時代よくしていた掛け声で締められた。

人とたくさん関わって疲れたので、最終バスが来るまで喫茶店で1人でコーヒーを飲んだ。このnoteも3分の2くらいはその時に書いている。友人たちは何人かでカラオケに行ったらしい。つくづく人と深く関わるのに向いてないなあと思った。

高校の時のクラスメイトとも同窓会を開きたくなったけど、きっと私は今の自分が恥ずかしくて参加しないだろうな