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引っ越しばかりしていたら、変化がないと飽きる人間になってしまったかもしれない。

私は、結婚するまで割と引っ越しをしてきた方のようだ。転勤族の父に帯同し、進学や就職で新天地へ引っ越ししている。


そして、今は夫が転勤族だ。


これまで、実家を除いて同じ場所に3年以上住んだことがなかった。
私自身好奇心旺盛な性格でもあり、新しい場所は緊張することはあれど、引っ越し自体は嫌いではない。(引っ越し作業は疲れるけれど。)

ところが、今の場所に住んでもう4年が経つ。
引っ越してきて始めたパートの仕事は、3年以上経っていた。
土地勘もついてきて、知っている人も増えて…それって馴染んできたと言えるのかもしれない。

でも、どうしてだか飽きてきてしまう。
あと、顔見知りが増えてくると窮屈な気持ちが生まれてくる。知っている人が増える=安心するかと思いきや、私は監視されているような感覚になってしまう。
これは、今の場所が保守的な土地柄であることも関係しているかもしれない。私の地元も都会ではないけれど、現住地のように知り合い同士が繋がっていたり、地元の人で固まっていたりといったことはなかった。その感覚に慣れないというのもある。


刺激がなくて、飽きる。
マンネリ化した環境にいてもいいのかな。
そんな中、新しいことにチャレンジしようと思って始めたことが、英語の勉強だった。(これについてはまた別の機会で書きたい。)

そしてその後、いろいろ考えた結果、少し前にパートを転職した。
腑に落ちないことはあれど働きやすい職場だったし、辞令が出て引っ越すまでは続けようと思っていたから、退職を決め転職活動していた自分自身が信じられなかった。
あれは完全に勢いだったと思う。あの時は何かに突き動かされていたと、今振り返って思う。


今は、新しい仕事を覚えるのにいっぱいいっぱい。フルリモートなので、これまでとは仕事のやり方が全然違う。
変化って刺激でもあるけれど、負荷もかかる。現に今、慣れない仕事で疲れぎみ。
でも、どうして変えようと思ってしまうんだろう。数年おきの引っ越しという環境リセットに慣れてしまうと、こうも飽き性になってしまうのだろうか。


ちなみに、海外によく飛び出していたという友人いわく「飽きがくるのは2年」だそうだ。
分かるなぁ。1年目は慣れるのに必死だし新鮮で、2年目で一巡してしまうかんじ。


いつまでもこんなのでいいのだろうか、とたまに考えてしまう。住む場所も仕事も何でも、どこにも根ざせていないような感覚になる。
時間とともに生まれる慣れと、好奇心をくすぐる刺激。この2つをバランスよく持てる人間になれたらなぁと思う。
いつか落ち着く時が来るのだろうか。


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