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Mizuが音楽理論学習時に使用した教材一覧。
Mizuの大まかな勉強量です。
レベルとしては国内の音大の試験作曲科の試験には対応できる様になり、有名どころの楽曲の分析もできる様になるレベルです。
基本的には師事している先生の指導のもとで教材を選べば良いと思いますが、一例として紹介します。
Mizu自身、いくらピアノを弾いても楽譜アレルギーから抜け出すことが出来ませんでしたが、特に和声と楽式論をやり始めてからかなり克服できたので、演奏をする方にも理論のお勉強はおすすめです。
和声
和声を学習すると、フレーズ毎の終止(句読点)、和音の構成音、和音の中での重要な音等が理解できる様になります。
演奏目的の方は島岡譲氏の和声1巻と2巻〜3巻抜粋まで勉強すれば基礎的な分析力、和声課題実施のための力は付くと思います。
和声習得の際は、島岡譲氏の和声で型を固めてから、尾高惇忠氏や林達也氏、Henri Challan氏等諸氏の和声の実施をするのが個人的にはおすすめです。
(解説がしっかりできる指導者に師事している方であれば、林達也氏の和声から入るのもいいかも知れません。)
島岡譲氏の和声はかなり厳格ですが、諸氏の和声はルールの中で自由で音楽的な和声課題が多いです。
1.島岡譲:和声 理論と実習 全3巻+別巻
2.尾高惇忠:和声課題50選 著者レアリザシオン篇と課題篇
3.林達也:新しい和声──理論と聴感覚の統合
4.川井学:和声課題集成 実施篇 課題篇
5.野田暉行:和声50課題集
6.その他、Henri Challanの一部も参照しています。
対位法•コラール•フーガ
対位法・コラール・フーガを学習すれば、多声の美しい旋律を書ける様になります。
1.池内友次郎:二声対位法
2.山口博史:厳格対位法 第2版 パリ音楽院の方式による
3.ノエル=ギャロン:対位法
4.小鍛冶邦隆、林達也、山口博史:バッハ様式によるコラール技法: 課題集と60の範例付き
5.山口博史:フーガ書法: パリ音楽院の方式による
6.島岡譲:フーガの実習
作曲法
作曲法を勉強すれば、曲の構造を理解する事が出来ます。
いきなり分厚い専門書は敷居が高いと感じる方は、島岡譲氏の“和声と楽式のアナリーゼ”を一周すれば、曲全体の大まかな理論のインプットに役立つと思います。
1.石桁真礼生:楽式論
2:アルノルト=シェーンベルク:作曲の基礎技法
4.島岡譲:和声と楽式のアナリーゼ
5.木石岳、川島素晴:はじめての<脱>音楽 やさしい現代音楽の作曲法
6.伊福部昭:完本 管絃楽法
番外編
楽譜を記入する際には、使いやすい筆記用具を使用するのが良いです。
楽譜作成の際は、2B以上の濃さの鉛筆もしくはシャーペンがいいです。
芯が硬くて薄いと、大量の音符を書く時に余計な力が入ってしまい疲れてしまう事。
薄すぎると後から見返した時にかなり見にくいと個人的には感じています。
シャーペンは0.7㎜の太さが見やすく、書きやすく楽譜を手書きする時はおすすめです。
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使用する五線譜は好みにもよると思いますが…和声や対位法等の課題実施はルーズリーフよりもノートがおすすめです。
Mizuは、A4サイズ12段。
なるべくリングのないノートを使用しています。
(リングがあると記入中に手に当たり、書きづらい為です。)
ノートはB5サイズを使うことが多いと思いますが、情報をたくさん書き込まなければならない記譜については、書き込みスペース確保のために、普段から通常よりもやや大きめの紙を使った方がベターです。
しかし大きすぎると扱いにくいので要注意です。
Mizuもいろいろ試しましたが、文房具についてはこれで落ち着きました。
音楽理論の学習予定、学習中の方は参考にしてみてください。