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国産エレキギターメーカー「FERNANDES」事業停止、破産へ・・・。

たまたまお昼、何気なくスマホのニュースをチェックしていると、表記ニュースが見出しにありました。

フェルナンデスのブランドはバンドや音楽をやっていた、好きな人には知っているメーカーかと思います。
主に布袋寅泰(BOOWY)、BUCK-TICK(今井寿、星野英彦)、X JAPAN(HIDE、PATA、HEATH)、TAKUYA(JUDY AND MARY)、KEN(L'Arc~en~Ciel)など、錚々たるアーティストに支持され、シグネイチャーモデルもギターキッズたちのあこがれの的でした。
特にhide好きのワタシとしては、いつかイエローハートは所持したい一品でした。

あと「佐賀県」などでベースを弾き語りしているはなわも、FERNANDESを使っていますね。

果たして「中古市場の台頭」が破産の原因なのか?

さて、上記記事の文中に「近年は中古市場の台頭や競争激化などで業績が悪化」とあったが、思えばメルカリなどのフリマサイトが台頭しているのは事実ではあります。
しかし、「競争激化」というのもポイントの一つではあるかと思います。
例えばラジオ・テレビといった既存のメディアに流れる音楽の中で、正直表記メーカーが活躍するような舞台がなかったのではないかと推測します。
上記の通り、80年代から90年代にかけてバンドブームにおいて、ギタリストも個性を出すべく様々なカスタムモデルが出ていたと記憶しています。
個人的にその双璧をなすのがESP社で、代表的なところでTHE ALFEEの高見沢俊彦が演奏する、エンジェルの造形をあしらったギターはESP社が製作したものです。
もちろん、FERNANDES社も個性的なペインティングを施したシグネイチャーモデルが有名で、特にHOTEIモデルやHIDEモデルが代表的じゃないでしょうか。
こうした変形モデルを愛用するようなバンドがなかなか出てきていないことや、一時期ZO-3がヒットしましたがその後のプロダクト戦略やブランディングが一部に留まってしまったことも一つの要因ではないかと考えております。(それが競争激化の一言で片付けられるのも悔しい気がしますが)
手短にはなりましたが、非常に残念な思いを表すとともに、今後のアーティストモデルの動向が気になります。

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