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余ったイソメで塩イソメ作り


はじめに

私がよく釣りに行くところでは、売店でイソメが売っている。
プラのパックに入って550円。
街中の釣具屋でならもう少し安いはずだけど、殿様商売なのでそこはしょうがない。

半日程度の釣りだと、実はそれでもイソメがいつも多めに余る。二人で消費しても余るので、その処理のためにも塩イソメを作っている。
今回はその塩イソメの作り方、保存までを紹介したい。
まぁ塩振って乾かして冷凍庫いれるだけですけど。

手順の中で、実際に塩で締められたイソメの写真が出てきます。苦手な方は自衛してください。
実際に使ったときのことは、別の記事で。

イソメとは

イソメとは、青イソメともいい、海釣りで最もメジャーな釣りエサ。見た目は環形動物門多毛綱らしくとてもキモい姿形をしている。ミミズとムカデを合成したような感じ。

釣りにおけるイソメの使用

海釣りでは、使いやすくて常に持ち歩いていたい万能餌。動きでアピールするとともに、体液が魚にとってとても食欲が湧く匂いがするらしい。人みたいなヘモグロビンを持った赤い血が。
頭というか口から針を刺して、体を貫通させて途中から針を出して使うことが多いが、このときこいつは噛んでくる。怪我をするほどでもないが、結構鋭い歯を持っている。切った体の途中から通すときは歯はないけど、ぬるぬるとした体で扱いにくいところも確かにある。

余ったイソメ問題

生命力がとても強いので、余ったら収納ケースごと冷蔵庫に入れて、10日ほどならだいたい生きていてくれる。世話としては、たまに覗いて乾燥しそうだったら水道水を少し加えるだけ。楽ちん。
流石に長期間の保存は耐えられないし、生物なので死んだら腐ってしまう。専用の冷蔵庫がなく、隣に食品を保存している場合、イソメが腐ったときの精神的ダメージはなかなかつらいものがある。まだ生きているうちに保存処理をしておきたいところ。そこで、塩イソメ作りの出番となる。

塩イソメ作り

塩イソメの作り方自体はとても簡単。
塩漬けにして軽く乾燥させるだけ。
水が抜けるとどうしても縮むので、できれば太めのイソメを使いたいところではあるが、売るのではなくどうせ自分で使うだけなので細かいことは気にしない。

必要なもの

イソメは省略、どこで作業できるかは家族構成と理解による
  • 水道:水洗いに使う。家族の了承が得られる場所で作業する

  • ポリ袋:水抜き・保存に使うので2,3枚ほど

  • 塩:安いもので十分。1パックのイソメを使うなら一つかみくらい

  • ザル:食用と兼用したくないので、100均などで調達した小さなプラ製のもの

  • ペーパータオル:水抜きと乾燥で使う

  • 味の素:集魚用に効果があることを願って

手順

  1. ポリ袋にザルを使ってゴミを取り除いたイソメと、隠れるくらいの塩を入れる。味の素もこのタイミングで入れてOK。ここでイソメは締まる

  2. 涼しいところで1~2時間水抜き。冷蔵庫が許されるなら理想だが、夏場でも塩漬けなので腐ることはないはず

  3. 水が出てきて塩がしんなりしてきたら、イソメを触って確認。ぶよぶよしていなくて芯がある程度で水抜き完了

  4. ペーパータオルにイソメを並べて乾燥させる。天日よりは陰干しのほうが乾燥しすぎない気がする

  5. レーズン程度の硬さで弾力がある程度で完成とする。あとは使うまで冷凍庫か冷蔵庫で保存

イソメ、乾燥中

筆者の考え方

  • お金と手間を掛けずに加工するため、使うものはどこの家庭にもあるものを使う

  • ネットのレシピを見ると水抜きのときに塩を入れ替えるものもあるが、水を抜きすぎるとイソメの美味しい香りも抜けそうなので水抜きは簡易化した。その分乾燥に時間がかかるけど、干す程度の手間に大きな差はないはず

  • 船でのLTアジで使う赤タンなど、人工餌には味の素が使われているらしい。海に漬けたらすぐ溶けてしまいそうだしどれだけ違いがあるかはわからないが、お守り程度に味の素を使った。どうせ安いし

おわりに

せっかく頂いた命を大切にするためにも、余った活餌は塩漬けにして保存してあげたい。
しょっちゅう釣りに行けるなら使い切ることもできるかもしれないが、ついつい余ってしまうという方も多いのでは。余ったときにゴミ箱に捨てるならまだしも、海に捨てるのはさすがに良くないことだと思うし。実際に影響はなくても、あくまでも場所を使わせてもらうという意識は常に持った状態で釣りに臨みたい。

今回は作成まで。実際の使用は別の記事で。

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