5月の同人誌即売会一般参加レポート
2022年5月の大型連休(GW)中、ふたば学園祭に参加するために関内駅で電車を降りたところ、すごい人出。まるでコミケかというくらい。ちょうど折り悪く、横浜スタジアムで行われる横浜DeNAベイスターズのホーム戦の入場時間帯にかち合ってしまったらしい。電車もすし詰めだし、この人口密度は久しぶり。しかも、マスクしていない人、食べ歩いている人もあちこちに見られる。これはもうコミケでこの状態になることなんて想定もできないくらいのノーマスク無法地帯ぶり。それが許される社会に戻ってきたのかと思うと嬉しくなってしまう。
一方、同時期の即売会はというと、ここ2年くらいであまり雰囲気は変わっていない気がする。ロシアとウクライナの戦争が始まる前の、毎日コロナ感染者が何人になった、という報道喧しい2021年の頃と。ただ、感染症対策に使う資材が潤沢になったことは大きな差があると思う。不織布マスクを洗って何回も使いまわしているせいで、表面が毛玉だらけのマスクをしている人は、執筆時にはほとんど(まったくとは言っていない)見かけなくなった。ちゃんとした調査をしているわけではないので、目に入っていないだけかもしれないが。
ここで、コロナ前にはなかったが、2022年の同人誌即売会ではよく見るものを挙げてみる。
入場時の検温
来場者の個人情報取得
こまめな手洗いの励行
アルコール消毒
使い捨て手袋
大声の禁止
サークル机設営時のアルコール消毒
会場内の人数制限、または複数部制
ついでに、2021年にはよく見かけたが2022年ではあまり見かけない気がするものも挙げてみる。
マウスシールド
フェイスシールド
飛沫防止パーティション
マウスシールドは呼吸を妨げることはほぼないが、だからこそ感染予防効果がほぼないとされる。
https://www.mhlw.go.jp/content/000786045.pdf
実質使っているのはマスクがなんらかの原因でつけられない人か、コスプレ撮影のように顔が見えることが必要なシチュエーションに限定されているように見える。ただ、これ、あくまでも吐き出した飛沫を受け止めるためのものであるため、しっかり仕事をしたときはその印がしっかり見えてしまうのが最悪に嫌すぎる。見た目を気にしてつけたとしたら、生理的嫌悪感を催させるような唾液の飛散跡が顎のあたりに見えるんだけど本当に見た目向上の効果はあるのだろうか。
フェイスシールドは、一度使ってみたが、声は籠もるわ暑いわ曇るわ邪魔くさいわ、そして表面のフィルムを剥がし忘れると視界が曇って大変だった。即売会開場で使っている人を見ないのは、単純に使いたくないのだと思う。眼球保護機能としては優秀なので、病院ではマスクと併用して使っているようだが。座っていることの多いサークル参加者は、もっとこれをつけてもいいとは思うが。飛散した飛沫は重力に従って落ちていくので、座っている人の眼球は立っている人よりも暴露の確率が高いと考えられるため。
飛沫防止パーティションについては、一般店舗では変わらずよく見かける。ただし、サークルでは一時期よりも劇的にパーティションの展開数が減ったように見える。これは、パーティションの背が低いと飛沫等が回り込んでしまって感染防止効果が低いため、ある程度の大きさのものが必要なこと。公共交通機関で同人誌即売会に臨むサークルにとってそれなりの大きさのパーティションを展開する設備がかさばるために好まれないことなどがあると考えている。
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