見出し画像

若くないからではなく、えらくなったからその服が似合わない

「若い頃に比べて〇〇がなくなっていく。〇〇して補おう」

みたいなよくあるフレーズ。

アラフォーなので身に染みます。
ただ、これ死ぬまで何十年も気にし続けるのか?と思うと。
正直げっそり。

【女性の美しさは10〜20代がピークで、残りの人生はひたすら何かを失っていく】

っていう捉え方で生きるには、女性の人生はあまりに長い。

日本の最高齢の女性は119歳!!

元気で長生きしろっていうなら、私たちに希望をくれよー!!

身体はいつまでも若々しく。ただしファッションのモノサシは違う

健康や美容面で、これを言われるのは仕方ないと思ってます。

水分油分が減り、骨密度が減り、ホルモンバランスが変わる。そりゃあ足りないものは補って、少しでも元気でいたいもの。

ただ、ファッションは!ファッションはそれだけじゃないはずだ…!

年々カジュアルやガーリー、チープが似合わなくなっていくけれど。似合うデザインも変わっていくけれど。
でもね。

画像5

夏木マリ様見て、「若さが無くなったから、レザージャケットの光沢で補っているんだわ」とか、

草笛光子様見て、「肌のツヤを補うために大振りのジュエリーをお召しなのだわ」
なんて…

絶対思わないじゃないですか。

「きゃーー!マリ様ひゃっほーー!!(歓喜)」

「くじらママーーー!!最高ーーーー!!(号泣)」

でしかない。

若い頃はもっとお美しかったんだろう、なんて頭によぎります?
そんな雑念をみじんも感じさせないオーラ。今がきらめきすぎて。

健康面ではいつまでも若々しく、でいい。

だけどファッションは、若さ以外のモノサシがあるじゃないですか。

だって文化だから。

画像1

①【歳をとると、ハリツヤがなくなっていく。だから上質な生地が必要。】
②【歳をとると、存在感とクラス感が生まれる。だから上質な生地がふさわしい。】

同じことを言っているようで、全然違いますよね?
①は若さを失くしていく。②は存在感を得ている。

ファッションについてなら、絶対②だろう!!!

それがファッションの素晴らしさ!文化だー!!

姫と女王、似合うものが違うのは当たり前

女性が歳をとることに対して、【姫から女王になるイメージ】を持ってみてください。

可愛がられ、守られる立場の姫から、自分で人生を切り開く女王になるイメージです。

経験や努力を積み上げる。知性を磨く。自立する。
人として成熟していきます。

するとクラス感が出る。重厚さが出る。

無邪気な子供のようなカジュアルより、より美しく、よりカッコいいものが似合うようになってしまう。

それって成長。それって昇進。

アラサーやアラフォーで感じる初めての違和感って、これじゃないのか??
私たち、幼い姫から大人の女王になったってことじゃない?

画像3

あどけない姫はティアードのフリル満載のドレスが似合う。
貫禄のある女王は光沢のある生地のシックなドレスが似合う。

それに対して、
【女王は肌につやが無くなって、体型も崩れたから、より上質な生地で、シックなデザインをお召しだ】
なんて説明になりますか?いやならぬわ。

そうした現実があったとしても、それが一番では絶対にない。

女王らしさ、つまり権威をかもし出すためですよ

女王が王冠をかぶるのは、若さを補うためではないんです。
王冠をかぶるにふさわしい立場になったからなんです。

管理職になれば、新入社員の頃のようなフレッシュさを補うスーツなんか着ませんよね。新入社員に見えたらいけないんだから。

歳をとってカジュアルが似合わなくなるというよりも、ドレッシーなものにふさわしくなる、と捉えるのが道理じゃなかろうか。

ファッションにおいては、私たちは大人を極めていく道を歩んでいるだけ!

日本の女性は、歳と共にえらくなれない

よく聞くのが、「男性は年齢を重ねてもカッコイイけど、女性はそうはいかない」みたいなこと。

男性が、恋愛対象として若い女性が好きなのは、向こうの嗜好の問題だからどうしようもありませんけれども。

ただ、女性自身が、女性に対してそう思っているとしたら。
それは、

「歳を重ねてえらくなっていった女性が少ないから」

というのも関係していると思うんです。
歳を重ねることが社会的にメリットになった女性が周りに少ないんですよね。

政治家

例えば、女性が大企業の社長だったら。

若く可愛いファッションやメイクをしていては仕事がスムーズに進みません。
政治家もそう。

例えば女子アナとキャスター。
これまたファッションやメイクが違いますよね。

誰かの補佐ではなく、メインを張る女性には、強さと貫禄が要ります。
それには、歳を重ね、経験豊富なことはプラスになります。

若さや可愛さはむしろハンデ。「お前で大丈夫か?」という顔をされます。
(女性の管理職や起業家は、若見えだけで服をえらんじゃ損をしますよ〜)

逆に、補佐の仕事は、若さと可愛さが求められます。
若くて覚えがよく、素直で華がある。
そういう役割で女性を雇う場合も多いですね。

画像5

男性は、加齢とキャリアアップが比例することが多いので、20代が最強であとは下り坂、みたいな評価にはなりにくいと思います。

しかーし、日本の女性は、歳を重ねてどんどんキャリアアップしていくより、キャリアダウンしていくことが多い(泣)。

妊娠出産で、正社員をやめたり。
子供が手を離れたからと社会復帰も、非常勤だったり。
管理職のポストがあっても、あまりにハードワークで目指す気になれないとか。

日本の女性は年齢と仕事のキャリアが相関関係にありません。
そして、いまだに補佐的な仕事が多い。

男性で歳を重ねてもカッコイイと言われる人は、年齢とキャリアがちゃんと相関関係ですよね?
(反比例している人は、男性でも加齢をマイナス要素にされがち)

がんばって生きてきたあなたは絶対にえらい

日本の女性が、歳を重ねることに怯えている理由。

それには歳を重ねた女性の社会的な立場が弱いから、というのもあると思うんです。(逆に、男性が定年後の世代では、女性の気遅れがなくなるのかもなぁ)

海外のマダムが華やかで、日本のマダムが大人しいファッションになりがちなのは、歳を重ねて「えらくなる」という視点が私たちに少ないからなのでは?

女性がメインをはる仕事をもっとしているなら、加齢がプラスになる場面はいっぱいあるはずです。

仕事面だけでなく、母親という立場も特にえらいと思われていないフシがあるのがこのジャパン…。ジェンダーギャップ指数(2021)156カ国中120位はダテじゃない。

加齢を社会的に評価されないと、歳を重ねることに自信がなくなっていくのは当然。

でも、私たちは歳を重ねたらカッコよくなってしまうものなのだ。人生の先輩としてちょっぴりえらくなるのだ。偉そうになるとはまた違って。

画像6


だって、がんばって、試行錯誤して、もがきながら、若い頃を経たんだもん。

あなた、よくあれを乗り越えたよ。本当にえらかったよ!

仕事がどうあれ、社会の目がどうあれ、ふさわしい大人のファッションに移行することに自信を持ちたいよ。

ファッションは社会的なステイタスに影響を受けるもの。
同時にファッションは自由。精神に合った服を着れる。そこが素晴らしいところ!!

私たちも王冠をかぶろう。

ファッションから「背伸び」の文字がなくなる

ファッションから「背伸び」という文字がなくなり、普段使いにドレッシーさをまとえるようになっていく。

ただ、持て余しているのは「そのファッションの変化についていけない」という気持ちだったりするわけで。

取り組むべきはふさわしいファッションをアップデートさせる事。
各種イメコンは、そんな女王のためにございますよ。

幼い頃、デニムやスエットに憧れましたか?
それとも、キラキラしたドレスやジュエリーに憧れましたか?

もし後者ならば、ここからがファッションの本番かもしれない。

ため息ではなくワクワクを。
さあ、あなたの王冠を探しにいこう!ゴー!



大阪市福島区のカラーコンサルティングサロン「ひすい堂」にてお待ちしております。
あなたを姫にする色、そして女王にする色がありますよ☺️
好きな色と共に、是非ふさわしい色を楽しんで!

詳しくは各SNSよりどうぞ↓↓

Twitter
https://twitter.com/mizorehisuido

Instagram
https://www.instagram.com/hisuido_color/



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?