コードネームの付け方

【注意】創作現代銃マスター出ます。苦手な方はお引き取り下さい


今日は休暇日で部屋でのんびり積みゲーを崩していたら珍しくマスターが

部屋にやって来て久しぶりに対戦して楽しんでいるが相変わらずマスターは

ゲームがヘタなくせに負けん気が強いのでもう何度目の対戦かわからなくなってしまった。

「なぁ、マスター」

「…んぁ?」

ふと気になった事があったのを思い出してマスターに声をかけると、画面を見ながら必死に操作しながらも俺に返事をするマスター

「前から聞きたかったんだけど俺やファルのやつはコードネーム結構そのままだろ?」

「ああ…そうだな…っとぁ!?」

返事を返したと同時に操作ミスを犯して変な声を出すマスターに失笑しかけるが何とか堪えて続ける

「ミカエルのあれ…ミ…ミゼラブロ…」

「ミゼルリスト・N・ミカエルか?相変わらずカタカナの長いのは苦手だな89は」

「う…うるせぇ!!!ってかなんであいつはあんな長い名前なんだ?」

カタカナが長いのはどうしても苦手なんだからしょうがねぇだろ!

ってか聞いたと同時にマスターの動きが止まって暗い顔に変わった…

「マ…マスター???」

「あいつの…コードネームな…色々俺が考えて言っても全部【ふさわしくない】【そうじゃない】【もっと優雅な】とか色々言われて却下されて…半日以上かかっても決まらなくて…見かねたファルが考えてくれたんだ…」

「は…半日以上…ってか最後はファルのおかげかよ…」

その時の事を思い出したようでゲームが敗北の文字を示しているのにも気付かないくらいぐったりとしているマスターに同情の気持ちが湧いてきた

「本当にそれに比べたら89は適当に言ったらそれで良いって言ってくれて楽だったしホクサイもごねて来たからすぐにファルに任せて楽だったよ…」

「おい…ホクサイは良いけどやっぱり俺の名前適当だったのかよ…別に良いんだけど本人を前にそういうの言うなよな…」

盛大な溜息を吐いてマスターを見ると「悪いな」と苦笑いをした後にそろそろ仕事の時間になるみたいで「じゃあな」と一言俺に言うと部屋を去って行った。

「…ったくあの人も忙しい時間割いて俺の所にゲームしに来たりとか本当によくわからない所あるよな…まぁイイか。あとの時間はまた積みゲー崩しの続きをすっかな!っとその前にインスタントの味噌ラーメンで腹ごしらえするか」

名前の付けられ方は適当だったとしても俺はこの名前も気に入っているしあの人の為にめんどくせーけどレジスタンスどもをぶっ潰してもっとあの人がゆっくりできる時間を作ってやれるようにしてやりてぇな…

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