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カラオケと検査入院の、でも幸せな日記


7/16

次女と カラオケに行きました。
歌いたい気持ちもなかったけど 誘ってくれたので いっしょに行きました。
いっしょに たくさん歌いました。

以前は歌うことが大好きで
好きなアーティストが 新曲を出すと すぐに覚えて
即 友達を誘って カラオケに行って 歌ってました。

どんな声も 出せるし、
どんなメロディも 練習すれば
なんとか歌えるとも思っていました。

難しい曲ほど 歌えると たのしかったりもしたし、その曲の歌詞そのままの感情に浸って歌うのも好きで
知らない人の前で歌えるカラオケスナックや バーは たのしくて好きでした。

お酒は飲まないのに 歌だけ歌いに行っていました。


通っていると、
新しい楽しみができます。

面識のないグループが いくつか来ている時は どういう歌を歌えばいいのか、
どうすれば この空気を一体にできるか、
なんて 盛り上げるのがたのしくて そこへ持っていくまでの行程を その場の雰囲気読みながら 歌う歌も変えていました。

いろんな年代の友達もいるし、歌うジャンルも 幅広く 自然に覚えてしまいました。


なんだか ライブやるみたいな感じで わくわくするんです。

はじめは わたしを知らない人たちばかりで 誰も見ないし 誰も歌を聴いてない。

それを少しづつ掴んでいくんです。
ぷぷぷ。


あ、でも。
この遊びは 自分だけの遊びです。
周りの人にも言わずにやります。
密かに いつもやっています。

もちろん ステージにはあがりましょう。

ステージにあがると 見てくれます。
最初の方は 見てくれることもなく、歌っていても ざわざわと会話が盛り上がってるので 少々 寂しくなりますが
ステージはこれからです。ふふふ。


あ、しつこいようですが、
これは 自分の中だけのひとり遊びです。


2曲め、3曲め、みんなが知っているような、盛り上がりそうな曲を選曲して ステージで もう、それはもう、熱唱します。

なんなら この時は、ちゃんと みんなの目を見ます。

ひとり、ふたりと目が合い始めます。
そのうち 選曲が当たれば、
イントロ始まってわたしがステージに立つと
『あ、あの子や(あの子って年齢じゃないんですけど こういう席では こうなることがあります)』
と 今度は じっくりこっちを見て 歌を聴いてくれるようになります。

そこから しっとりした曲も折り混ぜながら 途中 おしぼり振って 騒げる曲も入れます。

カラオケの席で みんなで 『スターごっこ』するんです。

そのうち 店全体で 盛り上がってる感じに仕上がります。

わたしのライブ成功です👏(笑)



ていうことをたのしんで よくやっていたのですが、いまは
歌を覚える気力を失ってます。

以前は 車も運転していたし、
ドライブ中に 歌うのも 練習になったし。
車を運転しなくなった、それが一番の大きな、覚える気力を失った原因のひとつかもしれません。
音楽を聴く時間が減った気がします。

 この日も 新曲は持ち合わせてなかったのですが(わたしの新曲のように言ってみる)
次女が歌う韓国系アイドルの曲も 聴いていて たのしかったし、
わたしは 適当に うろ覚えの曲を いろいろ歌いましたが それはそれで なんだか たのしかったなぁ、と思ったのでした。



『歌いたい欲』は ふと消えたり、突然に 湧いてきたりします。

んー、近々 また
カラオケスナックにでも行こうかな🤔
と 今は思っています。



そして、この日の帰り道。
途中で コンビニに寄ろうと 
わたしは自転車で来ていたので 自転車を押しながら 次女と歩きました。

コンビニにたどり着くまでの短い道のりで 2回 本気で転けそうになり、ひやっとしました。

「へへへへ」
と笑うわたしに

『気をつけてよ』
と まじめ顔の次女。


転けたらシャレにならないので
 今後 気をつけます。

…あ。
まただ。
幻日。
「薄いの見える?」と 次女に聞くと
『うん、わかる』
と次女も空を見上げました。
上の写真を加工しました。
白いアーチが出ています。
その左上に ほんの少し色がついています。



コンビニで買い物した時、
『レジ袋はご入用ですか?』
と 店員さんに聞かれました。

カバンを持っていたので
「大丈夫です。要らないです」
と答えました。

ピッピッと鳴った商品を ササッと カバンに詰めた後
「ありがとうございました」
と 帰ろうとしました。

『あ。あのぅ… お会計は…』
と言われ、
暫く( はて、お会計とは?)という頭になってフリーズしてしまいました。

買い物をしていることより
いつの間にか カバンに商品を詰めることに一生懸命になってしまっていて 目の前の状況がわからなくなっていました。


次女が
『ええー!!もう!!やめてよぉ!それはやばいって(笑)』
と 笑いながら つっこんでくれました。

慌てて 会計を済ませて
店員さんに
『すみません』
と 謝りながら 店を出ました。


ああ…。
とうとう頭まで…。



友達に話しても 子供に話しても 『むかしからやん』と軽く言われました。



うそやん
もっとちゃんとしてるはず



でもまた すぐに ま、いっか と普通に戻るわたしです。

お月様
葉脈かわいい。
蜻蛉が ここら辺にも飛んでいたのですが
ふと 足下見ると こんな形の葉っぱが。
蜻蛉みたい!って 喜んで 次女に見せたけど
次女の反応は
『…う、うん』
と 素っ気ないものでした。



わあ。
ねえねえ、空が可愛い。

今度は 次女も 『ほんとうだ、かわいい』
と 同じ反応してくれました。

何か書いてるなぁ。読めぬ。



7/17
昨日は、今回の卵巣がん再発のがん細胞を詳しく調べるための生検検査。
一日入院です。

朝早くに 入院して、
お腹空いていたので お昼ご飯たのしみにしていたのに 検査があるので 軽めにということで 半分くらいにしました。


 夕ご飯をたのしみにすることにしよう。


午後から 検査が始まったのですが
前は 手術の時に がん細胞を採取したので ついでにやった感じだったのですが

どうするか、どのくらい痛いのかが わからなくて 少し不安でした。

それよりも 検査前の説明を聞くと いっそう不安になります。

場所が骨盤内で、
 採取する細胞の近くに 動脈があるので 万が一 少しでもずれると 大変 危険なので 絶対に動かないで下さい、とか言われるのですが 
わたしの場合、
『絶対に動かないで』
と言われると
身体が勝手に 動いてしまいがちです。

逆に、
だったら 考えないようにしようと思いました。
『動かない』ということだけ頭に入れて
『絶対に動いてはいけない』は 忘れておこう。

その他に、
 がん細胞を採取したときに 万が一、違う臓器に流れてしまい、そこでがん細胞が大きくなってしまうということも 可能性として ゼロじゃないということも仰ってたのですが、

これについては 任せるしかないので 仕方がありません。
きっと細心の注意を払って やってくれるのは 間違いないと思うので(思いたいので)
これも特に考えないことにしました。

そうなったら 考えればいいや。



検査室に行く数時間前から 点滴が始まり、麻酔の筋肉注射を肩にして、時間を待ちます。
麻酔が効いてきて ふらつくといけないので 病室から ストレッチャーで行きます。

検査室に着いた時、
少し待たされる感じになったのですが 連れて行ってくださった看護師さんが いろんな愚痴をこぼしていたのを ぼんやり聞いていました。

(あ、ほら。愚痴の言葉って 同じリズムある。何言ってるか聞き取れないほど 早口で グチグチグチ)

ふぅーん。

どこにも そういうネガティブな気持ちが 混ざるんだなぁ。

しかし、患者さんの前で 堂々とこれほどの愚痴を並べられるって なんかすごい!とも思いました。


そして、それほど 待つこともなく、
検査が始まりました。

 卵巣がんや乳がんで 手術するときにも思いましたが
ドラマで観るような景色が そこにはあり、おもしろいんです。

うわあ、手術するみたいーって 別のわたしが感動してます。


お医者さんは、CT画像をみながらの手術です。
 わたしは、うつ伏せだったので 何が起きてるのか分からなかったですが 腰に消毒液が流れて よくドラマで観るような何か腰にシーツのような被せるようなものが置かれて、
数人の話す声が 聞こえます。

ガチャガチャ。

ウィーン。

深く息を吸って 吐いてください。
楽にしてください。

音声ガイダンスが 何度も流れます。

 麻酔をした後に 更に奥の麻酔をしていくんですが、その注射 ちょっと痛いです。
でもまあ、大丈夫。


この後 麻酔は効いてるんでしょうけど グリグリされる感はあって 痛いというか…
インフルエンザやコロナの時 鼻に 綿棒突っ込まれますが、もうそれ以上は無理かも…っていう感じに似てるなぁ、と 思いました。

苦痛に感じると
自然たちを思い出そうと 必死になってみたのですが なかなか自然を思い出せず…。

脳内で

(えーと、えーと、木々さーん、かもーん。空の青かもーん)
と 呼んでいたのですが
そんな自分が おかしくなったり。
これはこれで 笑えるので 功を奏したと言えそうです。

ところどころ意識はあるけど 
半ば うとうとしていたようなので
そのくらいの印象で終わりました。


途中で お医者さんが
『ん?』
って言ったので
それに対しては 
(ん?っていうのやめてください)
って 脳内でつっこんで ひとりで笑っていました。


あれ? なんか余裕があるじゃないか、わたし。


そんなこんなで 検査は無事 終わり、今朝 帰宅したのです。
電車とバスで帰ったのですが
途中 杖をついた高齢の女性と 行くところが同じだったので 少し話しながら 駅のエレベーターで 
『どうもありがとう』
と 仰ってくださったので
「お気をつけて」

と お別れしました。


ここで思うのは
どこにいても 何をしてても
すれ違う人も 家族とはいかずとも 普通に自然に こうして 声を掛け合い、ほんのわずかな間でも 話ができるような、
そんな街が 増えるといいなぁ。

なんて 知らない人と話すと 思います。


そんな街になればいいと思うから
わたしは この感じで続けようと思います。



 ということで 移動する先々で
いろんなことを考え 思うわたしの長い日記でした。

最後までお付き合いくださり、ありがとうございます。


【おまけ】

其ノ壱

そのに其ノ二

お粗末さまでした🙇🏻‍♀️‪‪´-

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