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Dinah Washington - Newport'58

本作はドキュメンタリー映画「夏の夜のジャズ」で映像化されているダイナワシントンの58年のライブです。ジャズシンガーであるものの強いブルースフィーリングを売りにした迫力のある声はブルースはもちろんホットなジャムセッションにもよく合います。リズムセクションだけでなくホーンやヴァイブ二人まで全員がリーダー作を作れるビッグネームをそろえてホットなジャムセッションが繰り広げられています。

メンバー
ダイナワシントン:ボーカル、ヴァイブ
ウィントンケリー:ピアノ
ポールウェストン:ベース
マックスローチ:ドラム
1~5
ブルーミッチェル:トランペット
メルバリストン:トロンボーン
ハロルドオウズリー:テナーサックス
サシブ̪シハブ:バリトンサックス
6~8
テリーギブズ:ヴァイブ、メロフォン
ドンエリオット:ヴァイブ
アービーグリーン:トロンボーン

Lover Come Back To Me
クリフォードブラウンが参加したことで有名なダイナジャムより。そちらでは長尺のジャムセッションでしたがこちらは短くまとめています。

Crazy Love
ホーンセクション入りのバラードナンバー。抑えきれないブルースフィーリングが印象的です

Send Me To The 'Lectric Chair
ベッシースミスのカバー。殺人で裁判にかけられ裁判官に対して電気椅子へ送って(=極刑にしてくれ)と頼む中々にショッキングな歌詞ですがこのブルースフィーリングはとても素晴らしいです。

Me And My Gin
こちらもベッシ―スミスのカバー。ルーズなホーンセクションとパーカッシブなピアノのファンキーな演奏が楽しいです

Back Water Blues
これまたベッシースミスのカバー。ピアノトリオだけをバックにしたブルースナンバー。

Backstage Blues
ダイナ抜きのジャムセッション。ライオネルハンプトンのようなホットなスウィングが楽しい一曲です。

Julie And Jake
これもダイナ抜きのジャムセッション。キレのいいマックスローチのドラミングがかっこいい一曲。

All Of Me
ダイナが二曲ぶりに戻ってきます。この曲は映画でも使われた曲でダイナは歌だけでなくヴァイブも叩いています。映像では連弾(ふたりいるうちのどちらかは不明)していてとても楽しそうです。

コネクション:58年のニューポート
この年は映像化されたこともあってか特に有名かつレコード数も多い年です。全員は分からないので映画出演者やレコード発表者をピックアップすると
アニタオデイ
キャノンボールアダレイ
ジミージェフリー
ジョンコルトレーン
セロニアスモンク
ソニースティット
チャックベリー
デイブブルーベック
デュークエリントン
マイルスデイビス
マヘリアジャクソン
ルイアームストロング
レイチャールズ
等錚々たるメンツが並びます。