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矢野顕子 Japanese girl (1976)

好きなミュージシャンが参加しているアルバムをいろいろ調べて聴くことで普段聴かないようなジャンルのいいアルバムに出会うことがあります。これもそんな一枚です。聴くきっかけになったのはリトルフィート。あまり期待に応えられる演奏ができなかったから勉強になりましたと言ってギャラを断ったそうですが、どこが不満なのか分からないくらい良い演奏です。彼らが参加しているのはA面(American Side)のみでB面(日本面)は日本のミュージシャンが演奏しています。リトルフィートが片面しか参加していないと知った時はガッカリしましたが、聴いてみるとこちらも良い演奏で同じくらい好きです。また、切手のようなジャケットデザインもインパクトがあって好きです。

メンバー
両面参加
矢野顕子:ボーカル、ピアノ、シンセ、オルガン
小東洋:シンセ

American Sideのみ参加
ローウェルジョージ:ギター、尺八、フルート
ポールバレア:ギター
ビルペイン:キーボード、シンセサイザー
リッチーヘイワード:ドラム、パーカッション、コーラス
ケニーグラッドニー:ベース
サムクレイトン:パーカッション、コンガ、コーラス
駒沢 裕城:ペダルスティールギター

日本面のみ参加
林立夫:ドラム
細野晴臣:ベース
吉川忠英:ギター

気球に乗って
ジャジーで気だるいピアノとズッシリとしたファンキーなドラムが印象的な曲。後半になるにつれてテンポが上がりシンセも入ってフュージョンっぽいサウンドになっていきます。

クマ
A面の中で一番好きな曲です。和風でありながらジャジーなメロディとレゲエとニューオリンズファンクをミックスしたようなリズム、伸びやかなボーカル、亡くなった犬について歌った不思議な歌詞全部が好きです。

電話線
ロック風のポップナンバー。

津軽ツアー
ファンキーなリズムと民謡っぽいメロディや歌い方が意外とマッチしている曲。

ふなまち唄Part2
力強いドラムが印象的な曲。コーラスやシンセサイザーもファンキーだったり和風だったりで不思議な感じです

大いなる椎の木
ここからがB面です。ジャジーでポップなメロディの曲です。

へこりぷたぁ
フォーキーなメロディとストリングのバックでお囃子風の太鼓と掛け声が入るのが面白い曲。不思議な歌詞も印象的です。

風太
琴の演奏が印象的な曲

丘を越えて
1931年に藤山一郎が歌った曲のカバー。聴き覚えのメロディだと思って調べたら車のCMで使われていた曲でした。

ふなまち唄Part1
A面の最後にも収録されていた曲。A面の方がコッテリとしたアレンジですがB面の方がより日本風のアレンジです。