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Incognito. Positivity. (1993)

今日はインコグニートの2ndアルバムを紹介します。インコグニートはアシッドジャズミュージシャンの一つとしてデビューしたグループで個人的にはアシッドジャズのグループで1番好きです(前にネオソウルはディアンジェロの一人勝ち感があると書きましたがアシッドジャズというとそれ以上にジャミロクワイの一人勝ち感があります)

ジャケットはチコハミルトンのオマージュ。クオリティの高い上にかっこいいので大好きな一枚です。

チコハミルトンのブルーサンズ。本当にそっくりです。

メンバー
Mayse Leak, Mark Anthoni, Sarah Brown:ボーカル
Richard Bailey:ドラム
Thomas Dyani:パーカッション
Randy Hope Taylor:ベース
Patrick Clahar:サックス
Fayyaz Robinson:トロンボーン
Kevin Roninson :トランペット、フリューゲルホーン
Graham Harvey:キーボード、ヴォコーダー、シンセベース
Peter Hinds:キーボード
J.P.”Bluey”Maunick:ギター、ボーカル、キーボード、ベース、ヴォコーダー

Still a friend of mine
グルーヴィなベースを土台にコーラスとエレピが爽快なナンバー。発売当時はポップチャートにも入ったみたいですがそれも納得です。

Smiling faces
マイククラークのようなタイトかつスカスカなドラムがファンキーですがピアノやスキャットを交えたボーカルはジャズボーカルっぽい曲。

Where do go from here
ファンキーなAORっぽい曲。

Positivity
打ち込みっぽいドラム、スラップ多用のベース、キラキラシンセがディスコっぽい曲。

Deep waters
始めはフュージョンタッチのAORかと思いきやだんだんニューソウルタッチに。

Pieces of a dreames
スラップベースがかっこいいラテンタッチのソウルナンバー

Talkin’ loud
TOPっぽい雰囲気の曲。個人的にはこのアルバムのベストトラックです。

Thinking ‘bout tomorrow
タイトなリズムがかっこいいジャズファンクナンバー。ジャズファンクには欠かせない(と僕が勝手に思ってる)オルガンとワウギターも出てきます。これもTalkin’ loudと並ぶこのアルバムのベストトラックです。

Do right
ヒップホップ風のナンバー。メロディやリフもサンプリングっぽい感じの細切れでおもしろいトラックです。

Inversions
厚いホーンとスペーシーなキーボードの組み合わせが面白いジャズファンクナンバー。歌ものは好き嫌い分かれるものもありますがインストものはジャズファンク、フュージョン好きなら絶対好きになると思います。

Better Days
ホーンがかっこいいジャズファンク。電話越し風だったり聞き取れないぐらい加工したヴォコーダーボイスのボーカルがおもしろいです。 

Keep the fires burning
パーカッシブなファンクナンバー。ベースラインがかっこいいです。

Givin’ it up
テクノかハウスみたいなアッパーなリズムの曲。わざわざインコグニートがやらなくてもという気もして個人的には微妙です。

samba to cada
日本版CDのボーナストラックでタイトル通りラテンタッチのジャズファンク

Still a friend of mine
ラストは一曲目のアカペラ