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Stevie wonder A time 2 love (2005)
今日は2005年にリリースされたスティービーワンダーの最新作を紹介します。このアルバムの特徴としては豪華なゲストと77分という長さがあげられます。
If your love cannot be moved (feat. Kim Burrell)
ヒップホップとゴスペルを組み合わせたような壮大な曲。イントロでターンテーブルのスクラッチ音が聴こえるとちょっとびっくりするはずです。
Sweetest somebody I know
前曲から一転シンプルな雰囲気の曲調。70sっぽいクラヴィネットが聴けます。
Moon blue
もっとシンプルなジャズボーカル。スティービーとジャズの組み合わせは新鮮な気がします。
From the bottom of my heart
ハーモニカがIsn’t she lovely?を、歌詞がI just called to say I love youを思い出す曲調です。この曲でもスクラッチが使われています。
Please don’t hurt my baby
スティービーらしくないエレクトロなナンバー。
How will I know
スティービーの娘のアイシャをフィーチャーした曲。ジャジーな演奏をバックに2人共ソフトに歌っています。
My love is on fire
CTIレコードで活躍したフルート奏者のヒューバートロウズが参加。キーオブライフの頃に書いた曲をこの頃の最新の音で録音したような曲です。半分をちょっと過ぎたあたりでヒューバートのソロが聴けます。
Passionate Raindrops
このアルバムの中で1番ポップな曲。80sっぽい雰囲気です。
Tell your heart I love you
ボニーレイットがギターで参加。軽い音のパーカッションを重ねたようなリズムとファンキーなギター、ブルージーなハーモニカの組み合わせがクセになります。
True love
オーソドックスなジャズボーカル。以前のアルバムよりジャズっぽい曲が増えたのは何が理由か気になります。
Shelter in the rain
ゴスペルシンガーのカークフランクリンをフィーチャーした曲。暖かみのある柔らかい
曲調です。
So what the fuss
コーラスでアンヴォーグ、ギターでプリンスをフィーチャーした曲。ヒップホップっぽいファンクナンバーでかっこいいです。(この曲のシングル盤にはATCQのQティップがリミックスしたバージョンが収録されています。こういったアルバムに関係のない人のリミックスには興味無いですがこれはちょっと欲しいです。)
Can’t imagine love without you
80sっぽい穏やかなバラードナンバー。
Positivity
この曲でもアイシャをフィーチャー。ジャクソン5のI want you backっぽいメロディでブギーなシンセベースとラップっぽい歌い方がかっこいいポップナンバー。
A time to love
ポールマッカートニー(ギターのみ)と以前紹介したインディアアリーをフィーチャー。淡々とした頭からジワジワと高揚していく曲調は最後にふさわしい曲調です。
70年代のアルバムほど神がかった凄みはありませんがそれらに後少しで追いつくぐらいのクオリティはあります。77分と聞きごたえもあり、ゲストも豪華ですが豪華スター共演大会にはなっていないので個人的には大好きでおすすめしたい一枚です。
意外なことにいままでスティービーのアルバムを紹介していませんでした。