Aretha Franklin. I never loved a man the way I love you(1967)
コロムビアでジャジーなポップを歌っていたアレサはアトランティックに移籍して初めてリリースしたのが本作です。(結構コロムビア時代は評判が良くないですが個人的には結構好きです)録音にはトラブルもあったようですが、マッスルショールズのミュージシャンとキングカーティスの演奏と2人の妹キャロリンとアーマのコーラスに合わせて歌うこのアルバムはソウルの名盤として有名ですが改めて聴いてみると結構ジャズっぽいサウンドな気もします。
Respect
オーティスレディングのカバー。ブルースとジャンプナンバーの中間のような演奏に合わせてアレサが熱唱します。サックスはキングカーティスです。
Drown in my own tears
レイチャールズのカバーで切なくしっとりとしたジャジーなバラードです
I never loved a man the way I love you
ズッシリとしたリズムトラックがかっこいい曲。(個人的にはレゲエのリズムに似ている気がします。ジャマイカでもアメリカの音楽が流行っていたらしいのでこういう曲を自分なりにアレンジしたのかなと勝手に思ってます)
Soul serenade
多くのミュージシャンがカバーした曲でアレサはゆっくりとしたテンポでしっとりと歌っています。
Don’t let me lose this dream
ほんのりボサノヴァっぽいジャジーなポップナンバー。
Baby, baby, baby
落ち着いたサウンドのバラードナンバー。前曲やこの曲はコロムビア時代を引きずっている印象がします。
Dr, feel good
ブルージーなバラードナンバー。リズムやルーズなホーンがかっこいいです。
Good times
サムクックのカバー。オリジナルを超えるくらいソウルフルなアレンジでシャープなホーンもとてもかっこいいです。
Do right woman do right man
録音に参加したダンペンの書いた曲。渋いけどポップなメロディとアレンジが好きでこのアルバムで一番聴いた曲な気がします。
Save me
ミディアムテンポのジャンプナンバー。後半のホーンリフはヒップホップのネタにしたら美味しそうです。
A change is gonna come
ラストはサムクックのカバー。シンプルな演奏に合わせて静かだけど熱のあるボーカルが圧巻です。
ボーナストラックでRespect、I never loved a man the way I love you、Do right woman do right manのシングルバージョンが収録されていますがステレオかモノかの違いなので細かい説明は省きます。