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Arthur Conley. Sweet soul music (1967)
今日紹介するアーサーコンリーは歌手として活動するも全く芽が出なかったところオーティスレディングのプロデュースで一躍スターとなりスタックスのミュージシャンではないにも関わらずその縁で67年のスタックスヴォルトレビューに参加し成功します。しかしオーティスが亡くなってからはヒットがでず69年に最後のアルバムをリリースしてからは半引退状態に。その後はイギリス、ベルギー、オランダと移り住み2003年に亡くなっています。ここでは当時まだ20歳になるかならないかくらいにも関わらず圧倒的な歌唱力、表現力を腕利きのバックによる演奏にのせて聴かせてくれます。
Sweet soul music
アーサーコンリー最大のヒット曲。軽快なグルーヴにのってルーロウルズの恋はつらいね、サム&デイブのホールドオン、ウィルソンピケットのムスタングサリー、オーティスレディングのファファファ、JB、ミラクルズのGoing to a go-goが登場する楽しい歌詞の曲です。メロディはサムクックのYeah Manをモロでパクってはいます。
Take Me (Just as i am)
フェイムスタジオらしい音のスローテンポのバラード。力みすぎないシャウトに縋るような切ないボーカルが印象です。
Who’s foolin’ who
サム&デイブ風のジャンプナンバー。ボーカルはそこま似ていませんが演奏、特にリズムはかなり意識していそうです。
There’s a place for us
切ないスローテンポのバラード。ソフトながらもほどよいシャウトを混ぜたボーカルが印象的です。
I can’t stop (No,No,No)
グルーヴィなリズムがかっこいい曲。ブルースブラザーズはMG’sから2人参加していることもあってブルースというよりサザンソウルっぽい演奏ですがこの曲はブルースブラザーズのサザンソウル+ロックンロールのあのノリにとても良く似ています。
Wholesale love
軽快なグルーヴがかっこいいソウルナンバー。
I’m a lonely stranger
ディープでブルージーなバラードナンバー。南部のベーシストは弦楽器というより太鼓みたいな無骨なベースを弾く人が多い気がします。
I’m gonna forget about you
南部流モータウンといった感じのポップなソウルナンバー。
Let nothing sperate us
アーサーコンリーらしい繊細なバラードナンバー。
Where you leed me
ベースがかっこいいミディアムテンポの軽快な曲。この曲とI’m a lonely strangerは65年のアーサーの初シングルです。
最後に67年にドイツのテレビに出演した時の映像を紹介します。キレッキレのダンスがかっこいいです。