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〜1959

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#クインシージョーンズ

Quincy Jones - The Birth Of A Band Vol.2(1984)

Quincy Jones - The Birth Of A Band Vol.2(1984)

 本作はThe Birth Of A Bandからもれた未発表曲集。最近の未発表曲集というとオリジナルアルバムと抱き合わせの場合が多いですが、未発表曲まで買う人なんてだいたい好きですでに持っている場合が多くて無駄ではないかと感じてしまいます。なのでこうして未発表分だけバラで出してもらえるのはありがたいです。これが販売された80年代のクインシーというとブラコンプロデューサーとして売れっ子だっただけに

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Louis Jordan - Rock'N'Roll

Louis Jordan - Rock'N'Roll

大きな目をぐりぐりさせたユーモラスな風貌でアルトサックスはソウルフル、歌も下世話なアップナンバーからしみじみとしたバラードまでお手の物。大衆芸能の真髄ともいえるルイジョーダン。その音楽性はロックンロールを、風貌とアルトサックスはメイシオパーカーを思わせますが過小評価されすぎな気もします。ロックンロールはブルースとカントリーの合いの子だとかチャックベリーが始祖だというのが定説ではあるものの彼はロック

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Helen Merrill. Helen Merrill with Clifford Brown (1955)

Helen Merrill. Helen Merrill with Clifford Brown (1955)

ヘレンメリルは40年代から活躍していましたが本作で一躍人気を集めます。一方のクリフォードブラウンはこの年マックスローチとのクインテットを結成し、ヘレン以外にもダイナワシントン、サラヴォーンといったジャズシンガーとのセッションも行なっています。アレンジャーを務めたのはあのクインシージョーンズですがこの頃やっと一流ミュージシャンの仕事を手掛け始めた頃です。録音がされた1954年ヘレンが25歳、クリフォ

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Milt Jackson   Plenty,Plenty Soul. (1957)

Milt Jackson Plenty,Plenty Soul. (1957)

ミルトジャクソンのソロというとソウルフルなブルーススタイルに定評があります。本作はそんなミルトをA面はクインシージョーンズ指揮のラージコンボでB面はサックス、トランペットのクインテット+ミルトで録音しています。。どちらもいいので一枚のアルバムにせずA面のメンバーで一枚、B面のメンバーで一枚作ってほしかったです。

メンバー
両面参加
ミルトジャクソン:ヴァイブ
ホレスシルバー:ピアノ
ジョーニュー

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Quincy Jones - The Birth Of A Band (1959)

Quincy Jones - The Birth Of A Band (1959)

 クインシージョーンズが亡くなりました。半世紀以上にわたって様々なジャンルでプロデューサー、アレンジャー、バンドリーダーとして活躍してきました。追悼記事やニュースの多くは80年代のポッププロデューサーとして彼にフォーカスをあてたものが多いですが、やはり70年代中盤ごろまでのジャズミュージシャンとしての作品に一番魅力と愛着を感じます。
 本作は彼が初めてビッグバンドを立ち上げた記念に制作されました。

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