2日目 2020/10/10

1時間のレッスンが今日は体感15分だった。
全然分からん、難しい、難しい、ちょっと分かった、分からん、難しい、なんて楽しいんだ!の回。

今までは一回きりの体験レッスンしか行ってなかったので、全身の部分部分を意識しながら、拍に合わせて、重心移動する、ということについてきっちり教えてもらうことはなかった。
体験でそんなこたやってもね、お互い、ね、というところだろう。
とはいえ一箇所、ある教室は比較的しっかり全身の使い方を教えてくれたような気がする。その時はフロア内をひたすらぐるぐる歩いてた。
「この感じ」を掴めると、途端に気持ちよくなってくる感触。それから2週間くらいは、毎日ただ歩くだけで楽しかったのを覚えている。
日々の歩行とタンゴのそれとは勿論イコールではありえないけど、それまでは「身体を動かす」意識に乏しかったからそういう体験が新鮮だったんだと思う。

さて重心と軸。
先生によって教え方は様々だろうけど、理想型が大きく変わることは恐らく無いので、これから初めるって時、それを言葉ででも身体ででもいいから、自分にとって分かりやすく教えてくれる先生に出会えたらきっと幸せだ。
つまり私は幸せ。やったね!
レッスン中にその話になった時、これが知りたかったんだよ!と胸の中で天を仰いだ。実際はうまく出来なさすぎて眉間に皺が寄っていただろうが。
落とすんじゃなく軸を作る、足首から上、肋骨上げて肩は前、骨盤立てる。上に上に。上って何?どうやるの?できるの?状態。

だって、踊る方のタンゴ、拍のとり方が独特すぎる。
音楽面では「(基本的に)表拍が強拍」で分かりやすいことこの上無いのに、踊る身でとる「1」の位置のなんと中途半端なことか。
「移動し始めでもなく真ん中にいる時でもなく重心が移動しきった時でもなく、そのちょっと手前」?意味が分からない。ほんとか?

レッスン中はその感覚を掴むのにいっぱいいっぱい、なんなんだよこれと頭の奥で薄っすらつっこむことしかできなかったけど、落ち着いてから考えると、楽器の響きに照らすことでなんとなく納得できる気がしてきた。
タンゴで楽器隊がつくる強拍は「強い」だけじゃなく、かなり「長い」。
インテンポで考えて、重心が移り浮いた方の足が引き寄せられて揃うタイミングと、バンドネオンや弦のターーウッという音の端の処理が重なって美しいのだ、と言えるのではないか、
いやでもそれ別に拍どり位置の説明にはなんなくない?って気もしてきた。解散。

#アルゼンチンタンゴ #タンゴ #ダンス #日記

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