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組込みソフト技術者がワーケーションについて調査した内容をまとめてみた(part2)ワーケーション種別に応じた最適なスタイル

溝口です。前回記事を見ていただいた方ありがとうございます。
ご好評につき、第2回の投稿をさせていただきます。
前回はワーケーションにはいくつか分類があるということ、日本国内のワーケーションはレベル0ということを紹介させていただきました。

今回はワーケーション毎に適性があって、適性を理解したうえでワーケーションを実施することが大事だといことを紹介していきたいと思います。
合わせて前回の記事もご覧いただけると幸いです。

ワーケーションのミスマッチが多発!?

ワーケーションにおいて、潜在的なミスマッチと顕在化したミスマッチが発生しています。
まずは潜在的なミスマッチについて説明させていただきます。

【潜在的なミスマッチとは】
ワーケーションに対する理解不足により、そもそもワーケーションを実施しないという事象がこれに該当します。
行動変容段階モデル(行動変容ステージモデル)を用いて説明すると、潜在的ミスマッチは関心期から準備期に移行する際の壁(ハードル)になっています。

ワーケーションに関する各種アンケート結果がネット上にありますが、その中で見られるワーケーションに対する否定的な意見の多くはワーケーションの理解不足からきているとものが多いです。
ワーケーションに対して否定的な意見を抱かれてしまうと、ワーケーションの裾野が広がらないということにつながっていきますので、ワーケーションを正しく理解して、実践していくことが大事になると思います。

ワーケーションには生活拠点とワーケーション先の距離、滞在期間で相性があり、ワーケーションに応じて最適なプランを立てることが重要になりということをご説明していきたいと思います。

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ワーケーション毎の適正

ここでは生活拠点とワーケーション先の距離、滞在期間の観点でワーケーション毎の適正を説明してきたいと思います。
ワーケーションの種別に関しては前回の記事をご覧ください。

前提として会社員がワーケーションをする上での適正になりますので、その点のみご注意ください。

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一般的に多くの人が想像するワーケーションはバケーションアズワークに該当すると思いますが、距離×期間でみると相性がいいのは近距離×短期間が相性が良くその他の組みわせはあまり相性がよくありません。

ワーケーションをプランニングしてみるとイメージがつく!?

ここではバケーションアズワークの相性早見表に従い、遠距離×短期間、短距離×短期間を例にワーケーションの日程を記載してみました。
共に東京在住の方を想定し、沖縄、熱海にワーケーションしにいくのをイメージしながら作成しました。

【遠距離×短期間】
東京⇒沖縄の3泊4日で旅程を作成しましたが、移動、生活コスト、自由に使える時間を考えると移動コストのかかるリゾート地でのバケーションアズワークは不向きです。

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【遠距離×短期間】
視点を変えて、東京在住の方が熱海の温泉旅館に1泊2日のバケーションアズワークをするとしたとします。
仕事終わりに熱海周辺を観光したり、温泉でくつろいだり、イメージが湧くのではないでしょうか。

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あくまでも今回例は一例となります。家族がいたらどうなるんだ、などなどワーケーションする人の属性に応じても変わってくる部分があるので、一概にこれが適用できるわけではありませんが、ワーケーションには適性があって、適正にあったワーケーションをすることが大切になるということが理解いただけたのではないでしょうか?

この場合はどうなるんだなど興味ある方は是非議論させてください。コメントお待ちしています。

顕在化したミスマッチについて

【顕在化したミスマッチとは】
実際にワーケーションしてみたが、想像していたものと少し違ったなどがこれになります。
noteでも記事を挙げられている方がいらっしゃいますので、そちらをご確認いただければと思いますが、よく挙げられているものの代表例を以下に挙げます。

・設備の問題で仕事がしずらかった
・現地で体験プログラムが盛り込まれすぎていて、仕事に割ける時間が少なかった
などなど

先行してワーケーションを実施している方々が直面した課題などがこれに該当します。
各サイトのアンケート結果をみると、ワーケーションの実施率は多くても全体の10%程度、会社員に限定するともっと低いと思います。そういう意味では現在ワーケーション実施しているのはイノベータだけですが、まだまだアーリーアダプタの層には到達していないと思います。
先行してワーケーションを体験されている方々のフィードバックでこれからワーケーションは更なる進化をしていき、徐々にアーリーアダプタ、アーリーマジョリティと広がっていきます。ワーケーションに対する関わり方は様々ですが、この記事を読んて下さっている方はワーケーションに何かしら興味がある方だと思いますので是非ワーケーションにを一緒に盛り上げていきましょう。


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終わりに

今回はワーケーションには生活拠点とワーケーション先の距離、滞在期間で相性があることを紹介させていただきました。
これからワーケーションしようと思っている方は是非参考にしてみてください。
次回の投稿予定日は3/18(木曜日)です。
少し毛色を変えて、MaaS(Mobility as a Service)とワーケーションが似ているといことを取り上げたいと思います。
(予定なので変更する可能性があります。)

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