ワーケーション関連の記事100件を分析しました(5/29~6/4投稿分)@組込みソフト技術者がワーケーションについて調査した内容をまとめてみたシリーズ
お久しぶりです。溝口翔太です。
以前公開した以下の記事の続編となります。
今回は5/29~6/4にnoteで投稿された記事の中で【ワーケーション】でヒットしたものについて分析したのでその結果について紹介させていただきます。
前回の投稿はこちらからご覧ください。
記事の分類について(前回と同じです)
大分類として体験記、告知、提言、その他の4つで分類しました。
体験記⇒実際にワーケーションして、その感想やインサイトについてまとめられたもの
告知⇒ワーケーション関連のサービスなどの情報発信
提言⇒ワーケーションについての私見などをまとめられたもの(私が普段投稿しているような記事が該当します)
体験記の中では中分類として体験者の属性として会社員、会社員以外で分類し、小分類は以前紹介させていただいたワーケーション種別で分類いたしました。
ワーケーションの種別に関する投稿についてはこちらからご覧ください。
上記に加え最近休暇の観点でワーケーションを分類してみた記事も投稿したので参考までにこちらもご覧いただけると幸いです。
ワーケーション関連の記事内訳
ワーケーションで検索してヒットした記事は合計100件でした。
(前回が96件で、この調査を開始してからだいたい100以上160未満くらい推移しているようです。)
100件のうちワーケーションと関係のないもの、今回の分類ではどれにも該当しないものは39件、体験記14件、告知9件、提言38件という結果になりました。
(前回)該当しない投稿41件、体験記13件、告知9件、提言32件
体験記、告知、提言が全て横ばいでした。
ワーケーションに関する世間の興味は相変わらず継続しているようですね。
今回感じたのは一般社団法人Family Workationの設立や、新潟県妙高市のワーケーションに関する活動報告などワーケーションのプレイヤーとなる方々がnoteで積極的に情報発信していることです。
ワーケーションは巨大なエコシテムになると思われるので、多くのプレイヤーを巻き込みながら進めたいという思いが出ているのではないでしょうか。
次は体験記についての内訳を見ていきたいと思います。
体験記の内訳(体験者の属性)
まずは体験者の属性について分類した結果です。
全14人の内、会社員9人、その他(フリーランス、起業家など)5人という結果になりました。
(前回)全13人の内、会社員6人、その他7人
居住系サービスを使った体験記、子連れワーケーションなど幅広いタイプのワーケーションがありました。中でもホテルを使ったワーケーションは増えてきている気がします。
次はワーケーションの種別についてみていきたいと思います。
体験記の内訳(ワーケーション種別)
全14件の内
バケーションアズワークが13件で(会社員5件、会社員以外8件)という結果でした。ワークインバケーションが1件で(会社員1件)という結果でした。
(前回)13件が全てバケーションアズワーク(会社員5件、会社員以外5件)でした。ワークインバケーションが3件で(会社員1件、会社員以外2件)という結果でした。
ワークインバケーションは数は少ないですが継続して体験記が出ていますね。
次はワーケーション先についてみてみましょう
体験記の内訳(ワーケーション先)
最近の傾向として自宅の近くでワーケーションする例が多いと思います。
マイクロツーリズムの広がりに合わせ、ワーケーションも比較的生活拠点の近くでがしばらくの流れになりそうですね。
おわりに
あくまでnoteに投稿された記事ベース、私見により記事を分類させていただきました。
前回同様分類させていただいた記事を参考としてまとめたいと思います。
記事毎に私が感じたことや、学んだことを記載するようにしました。興味があるかたはそちらもご覧ください。
前回同、様記事を見させていただく中で色々気づきもあったので、皆さんありがとうございました。
今後ワーケーションを体験された方や、ワーケーションに関する事業を取り組んでいる方にインタビューさせていただくなどのコンテンツも検討しています。
インタビューにご協力していただける方いましたらご連絡お願いいたします。
参考(ワーケーション体験記記事一覧)
写真が趣味という方の沖縄へのワーケーション体験記です。ワーケーションすることで趣味も最大限楽しめるというとてもいい例ですね。
東京と松本市の2拠点生活やめて、これからは松本市【街】と松本市【山】の近距離2拠点をはじめようと思う
マイクロツーリズムとワーケーションの相性の良さを感じさせる体験記でした。
熱海でのワーケーション体験記です。ホテルのwifiが部屋ではつながらないというアクシデントに見舞われたそうです。働くうえでは生命線なので確認ポイントですね。
ワーケーションで働くという部分に着目すると、ワークプレイス(通信環境を含む)はとても重要だとわかりますね。施設がアップデートするのも必要ですが、自分で工夫して働くという考え方も重要になりそうです。
HafHを使ったワーケーションの体験記です。コワーキングスペース、ドミトリーの利用感など参考になる情報がおおいと思います。
LACを使った静岡でのワーケーション体験記になります。働く環境として椅子はとても大事なので、このような情報はありがたいですね。ワーケーション期間は書いてありませんがどちらかというとアドレスホッパーのような方だと思われますが、自炊環境を紹介されていましたが、滞在期間が長い方の方が自炊をする確立があがりそうですよね。
気分転換にワーケーションをしていみたという体験記です。普段の生活圏にいると思考もそこから離れることはできないので、生活圏を離れて物事を考えるのはいいですよね。
標高1500mの大自然で子どもとワーケーションしよう@長野・乗鞍
長野県乗鞍での子連れワーケーション体験記です。保育機能があるのは子連れの方にはうれしいというか、それがないと仕事にならない気がします。
ホテルステイワーケーションの体験記です。最近はUSBケーブルが直接つなげるようにしている宿泊施設多いですが、働くという目線だとそれが不便になることもあるということですね。参考になります。
70歳から二拠点居住を始めたベテラン編集者。南房総で"ワーケーション"の日々
70歳を超えた方の多拠点生活のインタビュー記事ですかね。一つ参考になったのは「自ら動くことで、出会いを広げていく。そして、お金をかけずに新しいことを始める。それが、地方で暮らすことのコツだと言います。」という言葉です。都会に住んでいると大体のことがお金で解決されてしまうため、無機質なやりとりが多くなりがちですが、地方ではそれが違うということですね。コプロブレムソルビング型のワーケーションをする方は是非とも参考にしてみてはいかがでしょうか?
キャンプ×ワーケーションの体験記です。ワーケーションの転地効果をイイ感じで体験されていると思います
徳島県のワーケーション体験記です。夜行バスを使って東京から徳島に移動されたようです。まだまだ多くの人が定時(コアタイム)縛りの中で働いているので会社員の方は参考になるワーケーションスタイルだと思います。
【ANRI 社員紹介 #1 元島勇太 】震災をきっかけに導かれた新たなキャリア
インタビュー記事ですが、一部に舞浜ユーラシアにワーケーションしたけど、お目当てのサウナは仕事後にしかはいれなかったという体験記の記載があります。仕事の間でサウナに行った場合の仕事に及ぼす影響が気になりました。
ワーケーションに行けないので、ホテルのテレワークプランを使ってみた
ホテルワーケーションの体験記です。家では仕事がしづらい、けど遠方にいくのはちょっとという方多いと思います。マイクロツーリズムの考え方から見てもワーケーションも近場でとうのが当面の流れとしてありそうな気がしますね。
参考(ワーケーション告知記事一覧)
Hafhで利用できる神奈川県のホテルの紹介です。フリードリンク付きのプランということで嬉しいですね。コワーキングスペースでもフリードリンクのサービスがある方が満足が高いという結果を日本テレワーク協会の発表でみたことがあります。
福井県高浜町のワーケーションに関する情報を発信する情報誌を作っている方の様です。気になりますね。
屋久島で活躍するメンバーが一堂に集結!| LAC屋久島オープニングイベントレポ
LACの紹介ですね。「LACの拠点利用者もコロナ後に最大6倍ほどに増加」の記載がありますが、地域分散が始まっているのでしょうか?どのような職種の人が増えているかなど気になりますね。ワーケーションの再定義に関する記載もありますが、ワーケーションに来る人が何を求めているのかを理解する必要がありますね。
キャンプ場にもサブスクの波。月4500円で7つのキャンプ場が平日使い放題
以前も取り上げさせていただいた、CAMP LIFERの紹介です。転地効果として自然に囲まれた中で働くというのは有効だと思うので、ニーズ合う方にとってはいいかもしれないですね。
Family Workationという法人が設立されたことを紹介しています。家族deワーケーションなど家族連れのワーケーションは広がりをみせそうですね。
ワークスタイルレボリューション「エニー」 ~ワークライフをより快適に~
PILOTとい会社がワークスタイルレボリューション事業を立ち上げるようでその紹介です。テレワークにおける課題感については私も同じなので、いい事業につながるといいですね。
埼玉県のCAWAZ baseという施設の紹介です。カフェとコワーキングスペースを併設した、アウトドアも楽しめる複合型のワーケーション施設のようです。観光資源は豊富だと思うので、モリウミアスなどと連携していただき、子連れワーケーションに対応できるようになるといいですね。
8月に広島県で子連れワーケーションイベントが開催されるようです。興味ある方参加してみてはいかがでしょうか?
vol.6 【KONFiDO LOKO】「続けたくなる」フィットネスで、ふたり時間が充実したワケ
LINNAS Kanazawaというホテルの紹介でしょうか。普段ジム使わない方でもワーケーション先にジムがあると使ってみようという気になる気もするのでいいですね。
参考(ワーケーション提言記事一覧)
ワーケーションは地方自治体の期待値は凄い高いのがわかりますが、あくまでもワーケーションする人目線でのサービス設計をしていただけるといいですね。
ワーケーションをきっかけに企業誘致や移住を促進するというのは定番ですが、進め方は色々ありそうですね。
国土交通省の発表しているテレワークの実態調査を紹介しています。ワーケーションについても実施に向けた不安や課題に対する設問や、実施の意向などがあります。意外にもワーケーションしてみたいと思わない人の方が多かったことに驚きました。
【生き方・働き方まとめ】おひとりさまメディアのネタまとめ #148
ワーケーションを含むライフスタイルに関するまとめ記事です。ユニリーバの島田さんのインタビューが先週に引き続き取り上げられていますが、まずはワーケーションをしてみてほしいという発言が刺さりますね。空中戦の議論より実体験が大事だと思います。
副業に関する内容が中心ですが、石川県の老舗ホテルでワーケーション需要を取り込んだ話が興味深かったです。ユーザの意見を取り入れるというのが大事だとわかりますね。
これは盲点だった!?コロナ禍の今こそ「一人旅」これからの旅の形は「一人旅」
ワーケーションを含む新しい旅のスタイルの提案ですね。
【day17】能動的に巻き込まれていく面白さ。塩尻関係人口プロジェクトを振り返ってみる。
長野県塩尻市で活動されたプロジェクトの振り替えり記事のようです。その活動の一環としてワーケーションの企画を検討されていたようです。地方と都市をつなぐコミュニティマネージャとして活動されているようです。地方とワーケーションする人をいい感じにつないでくれるのでしょうね!
岩田さんの一週間の活動記録ですが、パラレルコミュニティコーディネーターとして地方と人をつなぐという視点で幅広い活動をされているようです。原体験に基づいているので説得力もあるのではないかなと思います。
HafHの紹介になります。この紹介では古民家の話が書かれていますが、古民家、ゲストハウス以外にホテルも網羅しているのでサービスとしての間口はかなり広いですよね。
NIKKEI STYLEのワーケーションに関する記事を取り上げています。これからはオープンイノベーションがますます大事になるので、接点としてのワーケーションは重要だと思います。
『HANARE 書斎版』 Casa robotics株式会社 2021.05.21 テレワーク 日本 20210531
ワーケーションに関する記事をいくつか取り上げています。ワーケーションというのかどうか難しいですが、よみうりランドが観覧車の中やプールサイドなどで仕事をできるスペースを提供しているようです。
実体験からくるワーケーションに対するナレッジになります。現状ワーケーションという言葉が広すぎるので、ワーケーションという言葉で議論するのは難しくなってきているような気がします。
私の記事です。いつもありがとうございます。
日本一周しながら親子でクリエイティブを発揮出来るワーケーションは実現出来るか?
LACを活用して子供の夏休み期間をワーケーションしてみるという宣言ですね。面白い取組ですね。
ワーケーション以外もですが、自由度が高くなると自分を律する力が必要になりますよね。これからの時代はセルフマネジメントが必要になると思います。
鹿児島県の城山ホテルの記事を取り上げています。ホテル事業者もワーケーションへの期待値は大きいですね。サービス設計が重要になりそうですが、多いのは1週間、1か月という単位で部屋を貸し出すパターンが多い気がしますね。
国際ホテル旅館が「ワーキングチェアがホテル備品に採用 ワーケーションプランの特別アメニティとして」 というニュースが取り上げられています。差別化ポイントになりますね。個人的にはラインナップがいくつかあって、すわり比べできるような仕組みがあるといいと思います。最終的にワーキングチェアの購入につながる可能性があるので、家具メーカーも含め面白い取組になると思います。
【実験】近県ワーケーションでも、現代で生き抜く力がアップできるか?
近距離のワーケーションを研究していくという取り組みだと思います。
ZIKU WORKSTYLE LAB weekly News_2021.06.01
テレワーク、ワーケーション関連の記事を取り上げています。取り上げている産経の記事の中でワーケーションの課題として「情報漏洩」、「労働時間管理」などが挙げられていますが、これらはそもそもテレワークの課題なのでワーケーション云々に関わらず改善していくと思います。
今こそ観光ルネサンス(復興)を。新しい時代をつくる仲間を募集します。
主に観光に関する現状に関してや今後の展望について述べられています。観光の在り方が大きく変わるタイミングだと思うので、その中でワーケーションがどのように適合していくのか、観光というエコシステムのなかでどのような役割をはたしていのか興味深いですね。
編集長 大澤あすかの奔放な偏愛「OWL magazine5月の振り返りと6月の予告」
OWL magazineのまとめ記事のようです。No.8にワーケーションにおススメの場所を紹介する記事があります。以前取り上げさせていただきましたね。
深谷市のアグリワーケーションの記事を取り上げています。ONE FARM 深谷 Worksは順調に進んでいそうですね。
人生観が変わるほどの魅力? 「東京」→「離島暮らし」で気づいたこと
五島列島に移住された方、ワーケーションしている方のインタビュー記事です。五島列島はワーケーションの企画も多く、何故そんなに人が集まるのか気になっていましたが、読んでいて感じたのは生活に必要な施設があって、amazonも数日で届くという住むのに不便がないというポイントとしてあるのかもしれないですね。他の地域でも実は同じなのかもしれないですが。
ワーケーションだけに限りませんが、地元に参加するというマインドが大事ですね。もっというと、そこで生活をsるのであれば本来その期間の住民税なども検討するべきだと思いますが、まだまだ法制度が追い付てこないですね。
ワーケーション玉虫色の世界に見えますが、いざやってみないとどのようなスタイルが自分に合うかはわからないですね。旅行という観点でワーケーションに近いライフスタイルで試してみるというのもいいですね。
プライベートと仕事の区切りがあいまいになるため、いい面もありつつ悪い面もあるので付き合い方が大事だと思います。バウンダリーマネジメントが求められると思います。
在宅ワークではバウンダリーマネジメントとリカバリー経験が大事になります。取り上げてる記事の中でも同様のことを言っていますが、ワーケーションがそれらを解決する手段として有効だと思います。
ワーケーションに関する提言ですが、「仕事以外の時は、きれいな自然や美味しいご飯を楽しめる場。もちろんそれもあると思う。しかし、そのように地方がただ消費されるためだけの場なら、それは本当の意味で地方創生につながるとは、到底思えない。」という内容がありますが、まさにその通りだと思います。昨今のワーケーションに関するアンケートを見ると、ニーズとしては観光消費が大多数で関係人口的な動きをしようとしている人は少なく、この辺りを踏まえ地方はどのようにワーケーションに取り組むのかを考える必要があると思います。
妙高から未来の「シゼン」な移動の実現に向けて 〜みょうこうミライ会議最終提案〜
新潟県妙高市の取組の紹介ですが、地元の移動に関する課題と、ワーケーションの移動に関する課題を掛け合わせた課題解決を検討しているようです。持続可能な街づくりとしていい取組だと思います。モビリティ関連企業に勤務しているため、何か協力できることがあるかもしれないので、興味ありましたらお声掛けお待ちしています。
新潟県妙高市では家族連れのワーケーションに取り組んでいるようです。自然教育のニーズに着目しているのは面白いと思いますが、もう一歩踏み込んで、教育の中でその場の文化を中心に知識体系を広げていくようなプログラムになるといいのではないかと思います。
海外ワーケーションの提言ですね。生活費が安というのはいいですね。
【探求!注目イベント情報】2021年6月度 ~ビジネスからものづくりまで盛りだくさん〜
五島ワーケーションサミットの告知です。この記事を見たのが6/6でサミット当日というなんというタイミング。
ワーケーション思考!「同床異夢」のコンセプト統合に向けて! その2
ワーケーションは誰のものか、目的は何なのか、そこから得られるものは何かこれらを整理したものがワーケーションを制すと思います。
出社とテレワークを組み合わせたハイブリッドな働き方を、一週間の1日をモジュールとして捉えた場合どのようなスタイルになるかをまとめられています。ワーケーションでの滞在期間を考えるうえで重要な概念だと思います。
マネジメント経験を活かしつつ“インターナルワーク”で領域を広げる──30代PMの志
keepAliveという会社の紹介ですが、本社という概念がなく、いくつか拠点を持っており、各自好きな場所で働いていいという取り組みをされているようですね。
ワーケーションでストレスが軽減するのかという面白い視点の記事を取り上げています。ただ、ストレス度を測るツールがなんか怪しいですが、温泉はストレス軽減に効果がありそうな気もするので無理な怪しげなツールを使わなくてもよかったのでは。
『ワーケーション思考』「同床異夢」のコンセプト統合に向けて!. その1
その②と是非セットで読んでみてください。
Short note on Finland - アフターコロナの観光向き、ヘルシンキ都市マーケティング戦略
記事の中でかかれている以下の部分が参考になりました。「2拠点居住やワーケーションは当たり前。旅は自分好みのカスタマイズ。」自由度が高くなる分、自分自身で働き方を設計する必要が出てくると思います。それができないと、コロナ前のもとの働き方に戻ってしまうと思います。
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