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ワーケーションカオスマップ2021年5月版

こんにちは溝口翔太です。
前回投稿させていただいたワーケーションカオスマップを更新しました。
分類に情報サイト、複合サービス系の2つ追加、加えて配置の見直しや事業者様の追加を致しました。

また分類するにあたり、情報サイト・居住系サービス・宿泊施設運営・複合サービス系の違いが分かるよう図を作成いたしましたのでご覧ください。

前回同様今回の記事もボリュームがありますので、目次でカテゴリ分けしています。カオスマップを見ていただき、興味があるところについては目次から飛んでいただければと思います。

今までの記事は以下のマガジンからご覧ください。

ワーケーションカオスマップ

ワーケーションカオスマップ
今回は以下10つの分類でワーケーションカオスマップを作製しました。
 ・居住サービス系
 ・コワーキングスペース系
 ・情報サイト (NEW)
 ・複合サービス系 (NEW)
 ・飲食サービス
 ・宿泊施設運営
 ・ワーケーションプログラム提供
 ・団体、協会
 ・車両サービス系
 ・人材マッチングサービス
  (地方と労働者を結びサービスを展開している事業者)

カオスマップ_v2

情報サイト・居住系サービス・宿泊施設運営・複合サービス系の説明

【情報サイトの定義】
ワーケーション可能な宿泊施設、ワーケーションプログラム、コワーキングスペースなどの紹介しているサイト。
但し、情報サイトなので施設を利用する際はユーザが各施設に直接アクセスし予約などの手続きをする必要がある。

【メリット】
多くの情報が取得できるため、より自分に合わせたカスタムワーケーションが可能。
【デメリット】
サービスの利用や宿泊する際は各事業者と個別に手続きする必要がある。

情報サイト図

【居住サービス系の定義】
ワーケーション可能な複数の宿泊施設の情報をとりまとめ、予約決済までを行う。
一部の事業者はワーケーションプログラムの提供も行っている。また、宿泊施設毎にプログラムを提供している場合もあるため、その場合宿泊施設に対して直接連絡を行う必要がある。

【メリット】
宿泊施設の予約を個別に行う必要がないため手続きが楽。
また、色々な施設を利用するようなユーザにとっては使用する施設によらず、手続きが同じなので便利(同じサービスを使ってる前提)。
【デメリット】
施設毎に独自に開催しているプログラムに参加する際や、プログラムの開催状況については直接施設に連絡する場合が多い。

居住サービス系

【宿泊施設運営の定義】
施設の運営から情報発信までを独自に行っている。

【メリット】
施設運営と情報発信までがシームレスなため、プログラムの開催状況や、現地のリアルな情報がわかる。
【デメリット】
複数の施設を運営している場合もあるが、比較的運営している宿泊施設が少ない場合が多く、ローケーションが限定されてしまう。

宿泊施設運営

【複合サービス系の定義】
居住サービス系とは異なり、宿泊のみでなく、ワーケーションプログラムのアレンジなども一括して提供している。
以前紹介させていただいたワーケーションのレベル定義でいうところのレベル3相当になります。

【メリット】
ワンストップに全て提供してもらえるため、非常に便利。
サービスにもよるが、行きたい場所、希望するプログラム、想定金額のイメージを伝えれば、あとは最適なワーケーションを提供してもらえる。
【デメリット】
プランの設計自由度が高いため、打ち合わせが必要になる場合もある(?)

複合サービス系

居住サービス系

 (宿泊に関するサブスクリプションサービスなどを提供している事業者)

wataridori
居住のサブスクリプションサービス。
地域の魅了、また自分自身の再発見につなげてほしいという思いから、 1か月以上の長期利用を前提としてることが特徴。
また、各地にアンバサダー・コンシェルジュ・サポーターがいて、地域での暮らしをスムーズにできるようサポートしてくれます

ADDress
居住のサブスクリプションサービス。
フリーランス、家族連れ、シニア層など幅広ターゲットに対して設計されたサービスが魅力。
現地には家守という生活、地域の人、会員同士の交流のサポートをしてくる方がいます。

Half
居住のサブスクリプションサービス。
国内にとどまらず、海外にも対象施設がある。
Halfコンシェルジュで航空券の手配もしてもらえるため、移動もしやすい。

Otell
平日1週間のホテルでのワーケーションサービスを展開。
都内から1~2時間で移動できる場所が多く、東京在住の方に特におススメ。いざとなった時にすぐに戻れるロケーションは心理的に安心だと思います。

NOW ROOM
マンスリーマンション、ホテル、シェアハウスなど多様な施設をラインナップしてる。
施設、宿泊期間毎に宿泊金額はことなるが、サービスを使用しない場合は費用が発生しないため無駄な費用が発生しない。

三井不動産
(サブ住む(すむ))

1か月(30日間)のホテル宿泊のサブスクリプション。
全国の提携ホテルどこでも宿泊できる[Hotelどこでもパス]と、1か所のホテルのみに宿泊する[Hotelここだけパス]の2つのサービスを提供。

LIFULL
(LivingAnywhere Commons)

定額払い、回数券払い、都度払いと3つの支払い方法が用意されており、個人のスタイルに合わせて使える。
個人だけでなく家族連れ、団体利用など多様なニーズにも対応している。

JTB(WOW!orkation)
企業向けのワーケーション導入のサポート、個人向けのワーケーションプランの提供を実施。
旅行業者の強みを生かし、多くの施設をラインナップしている。

コワーキングスペース系

 (コワーキングスペースの運営を行っている事業者)

コダテル
愛媛県八幡浜市にあるコワーキングスペース。ワーキングスペースとしてのみではなく、ニーズに合わせて多様なプログラムを提供している。
また、地元の企業と交流もサポートしてくれる。

マッシグラ沖縄タイムス(howlive)
沖縄県内に複数のシェアオフィス/コワーキングスペースを展開。
会社の法人登記にも対応している。
沖縄本島のみでなく、宮古島にも店舗を展開。

Anou_labo.コワーキングスペース
「DEER KICK LABO」
三重県津市(旧安濃町)にあるコワーキングスペース。
部活制になっており、教育関連の取組をする教育部やカカオ部、焙煎部などユニークな活動をしている。

三菱地所
企業向けにワーケーション導入のサポートしている。
ワーケーション活用事例や、導入のメリットなど独自のノウハウを活用したサポート体制を構築している。

情報サイト (NEW)

(ワーケーションに関する各種情報をとりまめ発信する事業者もしくは地方自治体)

信州リゾートテレワーク
長野県が運営する情報サイトで、信州のワーケション関連の事業者の情報を発信している。

Wakayama Workation Project
和歌山県が運営する情報サイトで、和歌山県内のワーケション関連の事業者の情報を発信している。

BIGLOBE
(ONSEN WORK)
温泉で働き、温泉で疲れを癒すをテーマにwifi、温泉を完備した旅館の情報を発信。

複合サービス系 (NEW)

(ユーザー毎の希望に合わせたワーケーションプランを提供する事業者)

親子deワーケーション
子育て世代の抱える子供の長期連休どうする問題に対して、オーダーメイドのワーケーションプログラムを提供。
そのほかにも子どもの預け先開拓・情報発信など、子育て世代に特化した取組を実施。

HIS
企業向けのスクラム(合宿型)、コプロブレムソルビング(地域課題解決型)など多様なワーケーションに対してのプランを提供。

グリーンラボ
「楽しさ」「学び」「仕事」「癒し」「農業」を一つに集約したアグリワーケーション施設 (ONE FARM深谷Works)を運営予定。

飲食サービス

(今までの調査では該当企業なし。)

宿泊施設運営

 (特定の宿泊施設の運営を手掛ける事業者)

UNPLAN Village Hakuba
長野県北安曇郡のホステル。
ワーキングスペースを併設した施設。
個人から家族向けと幅広い層が利用できる。
カフェスペースやバーも兼ね備えており、生活拠点として機能性が高い。

黒崎Base
石川県加賀市のゲストハウス兼コワーキングスペース。
農業体験や加賀市の橋立漁港でとれた新鮮な魚を提供するサービスを実施。


ワーケーションプログラム提供

(ワーケーション先での体験プログラムなど提供、情報を発信をしている事業者、また行政)

MORIUMIUS
子供向けに自然の中で学びを提供する教育プログラムを展開。
2021年4月1日、2日に開催されたLivingAnywhere Commons 八ヶ岳北杜でのイベントが好評で、子連れワーケーションの際の課題解決の1手として期待。

団体、協会

(ワーケーションの普及啓発を行っている団体、協会)

日本テレワーク協会
テレワークの普及・促進を目的としているが、テレワークの延長としてワーケーションについても地域を支援する活動を実施。
ワーケーションに関する動向調査なども行っている。

ワーケーション自治協議会
地方自治体が参加する協会で、情報交換会や会員自治体によるワーケーション体験会の開催などワーケーションナレッジを共有を促進。


日本ヘルスケアツーリズム協会
ヘルスケアツーリズムの普及・促進、また企業のヘルスケアツーリズム事業のサポートを実施。
ヘルスケア型ワーケーションを提案している。


ワーケーション推進協議会
一般社団法人日本デジタルトランスフォーメーション推進協会の地域課題解決のための部会として全国の自治体や観光協会などの公的団体のプロジェクトの支援活動を行っている。


ワーケーション協会
ワーケーションに留まらず、地方創生も視野に入れ活動している。
2020年9月設立。

日本ワーケーション協会
日本でのワーケーションの普及とビジネス化、ワーケーションによる地域経済の活性化を目指し活動。
ワーケーション関連のビジネスを展開する企業が会員として多く所属。
2020年7月設立


車両サービス系

(バンライフのための車両提供サービスや、それらの情報発信を行っている事業者)

Carstay
キャンピングカー・バンのシェアリングサービスを展開。
キャンピングカー・バンのオーナーや地方の空き地を所有している人向けにそれらの運用を代行するサービスも実施。

OFFICE AMS
軽キャンピングカーレンタルに特化したサービスを展開。
運転に不慣れ方でも安心して利用可能。

Moving Inn
キャンピングカーのレンタルサービスに加えて、トレーラハウスを運営。
トレーラハウスでは食事もお願いできる。北海道広尾郡の晩成温泉キャンプ場という海が見える好立地でラグジュアリなひと時が過ごせる。

MOMP
2021 夏よりサービス開始予定。
トラックのバンの部分をモチーフにした宿泊施設の運営などを予定している。


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