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整流管

真空管アンプ、最近ではDC点火、いやいやAC点火でしょ、と色々わからないことが多々あります。DC点火の方がハムの心配がないと言われたり、ACの方が音が太いとか…私のアンプはDCなので静かなことは確かですし、ハムバランサーも付いていません。
最近ではハムをAI?ではないだろうけれど、消し去ることができる装置もあるようで、確かに音楽用DAWのプラグインはそのくらい簡単に出来てしまう訳ですから、どこまで進んでいくのだろうとなんだか楽しみです。

整流管を変えれば音が違う、というのも定説のようですが、きちんと検証はしていませんが、確かに私が持っているRCA 5U4GとPsvan WE274では違う気がします。個人的には圧倒的にRCA 5U4Gが好きで(2本しか持っていない)、音に透明感があるように感じられます。

ただ、そのRCA 5U4G、300Bの電源スイッチを切ると整流管内でスパークが起こるようになりました。調べてみると、どうやら劣化のようです。RCA 5U4Gという50年代後半くらいの真空管で、整流管はもともと劣化しやすい真空管らしいですね。
現在はPsvan WE274を使っていますが、何となく開放感、艶がありません。気のせいかもしれませんが、一度気になり始めるとこの気持ちは日々大きくなっていて、早く秋葉原に行かなければとドキドキしています。そう、スパークする整流管って使っていても大丈夫なんでしょうか、ね。(笑)使い続けるとどこか他の回路が壊れるとか?

アンプメーカーのホームページにはPsvanはとても良いとありますが、個人的にはどうしてもそうは感じられません。新品の製品として出すには選択枠がないのかもしれませんが、なかなか難しいです。やはり自分で試してみると人とは違う感覚はたくさんあって、特にメーカーの褒め言葉はやはり広告宣伝ですよね。w

知合いのアンプ製作エンジニアの方が、現在はトランジスタ系のアンプを作っています。真空管の音はとても好きだけれど、製品として例えば2年、3年同じ品質を保つことができるかというと多分難しい、と。例えば年中営業をしている店舗用に製品を卸す場合、メンテナンスを考えてもとても難しいので今は作らない、と言っていました。真空管アンプはお金があって、時間のある人用なんだなぁとつくづく思います。私の場合、半分は仕事用なので壊れるのはやはり辛い。そして時間はあるけれど、お金が、ね。w

追伸
整流管Psvan WE274でもよく観察してみると、電源入れる際、切る際に中でスパークしていました。こちらの真空管はまだ30時間程度の使用時間。RCA5U4Gは中古をもらったので、使用時間はわからずですが、私は真空管PhonoEQの整流管として2年ほど使っていました。
さて、この両方の球で出るスパークはネガティブなものでしょうか…メーカー店主はスパークはNGとの書き込みをしていますが、新品で出るのはなぜなのかなぁと悩むばかりのアンプです。

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