「天使と悪魔」短文バトル222
天使と悪魔?
僕の部屋で言い争ってる知らない2人。
白と黒じゃないから、どっちがどっちか知らん。
てか普通の服なので不審者にも見える。
「徹夜で過去問頑張れば大丈夫」
「睡眠時に記憶が定着する、寝ずの試験は逆効果だ」
警察は呼ばなかった、天井近くに浮いてたから。
「どっちかが悪魔なの?」
聞くとお互いを指差し『馬鹿な方が悪魔だ』と言った。
「理にかなってるほうを信じる」
布団の上で呟いた。
「論理的であることが、利口とは限らない」
試験開始時刻はとうに過ぎていた。