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舞台記録6月

サボり気味

6/ 封印切@サンパールあらかわ
国立劇場の公演
めちゃくちゃいい席が取れた。最前席で歌舞伎を観たのは初めて。おしろいと鬢付け油の匂いがした。
最近歌舞伎から離れ気味であるのは、頑張ってチケットを取って席に座っても、遠くて面白くないことが多い、というのが原因だとつくづく思った。
鴈治郎の忠兵衛、梅川は高麗蔵。どちらも良かった。面白かったけど、文楽のほうが好きだ。

6/8 朋之会@観世能楽堂 能「小督 恐之舞」武田尚浩「半蔀」武田崇史 「鉄輪 早鼓之伝」武田宗和

小督 初見
面白かった。男舞が印象に残っている

半蔀 2回目
前回見た半蔀は微妙だったので、期待してなかったが今回は面白かった。作り物がやけに印象的だった。

鉄輪 初見
前場のシテが殆ど顔を見せなかったのが劇的な感じがして面白かった。装束が青っぽい色で、面がおどろおどろしく雰囲気が合っていた。
正中で見たので迫力満点だった。


6/21 19:00〜 日韓琉 鎮魂のまつり 琉球舞踊「松竹梅」、韓国農楽「チェサン パンクッ」「コッカルソゴチュム」新作能「沖縄残月記」

琉球舞踊「松竹梅」
琉球舞踊は能のように緊張することなく見られて楽しい。松梅がとても良かった。日本舞踊の君が代松竹梅とかなんだかそんな感じだった。

韓国農楽「チェサン パンクッ」「コッカルソゴチュム」
 初めての韓国の伝統芸能にびっくり、楽しげでとても良い。韓流ドラマが思い出される。日本にはない音のボリュームで耳が壊れそうだった

新作能「沖縄残月記」
初めての新作能。良かった。よくできている。
ツレがめちゃくちゃワキっぽい役割なのにツレだったのがなんとなく印象的だった(見慣れたシテ方のワキが見られたみたいで面白かった)。お囃子や地謡はそこまでかもしれない。
むかしに読んだ「辻の華」という遊女の過酷な戦中の話を思い出した。琉球は本土よりも儒教的なところがありそうである。

6/22 喜多流 狩野了一 能の会 第五回き乃會
能「定家」

定家、初見。出が非常に印象的だった。序之舞も良かった。

6/22 18:00〜 日韓琉 鎮魂のまつり 琉球舞踊「稲まずん」「浜千鳥」、韓国伝統芸能パンソリ「水宮歌(スグンカ)」新作能「望恨歌(マンハンガ)」

琉球舞踊「稲まずん」「浜千鳥」
定家が長引いて少し遅れてしまった。特に稲まずんが好きだった。

パンソリ「水宮歌(スグンカ)」
おもしろかった。演じ手が急に関西弁になるのがウケポイントであった。うさぎと虎の話だった、韓国というのは近いようで違う文化を持つなあと思う。

新作能「望恨歌(マンハンガ)」
これはつまらなかった。筋があまり良くないと思う。新作能というのは、どうも舞の途中に小書がついているみたいに、別のことをやりたがるらしい。「沖縄残月記」では効果的に感じられてよかったが、今回の能では面白くなかった。
能楽は袖がないとかなり印象が変わるなと思った

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