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【読書メモ】『普通の会社員でもできる 日本版FIRE超入門』
ほぼ毎日投稿4日目。ギリギリですが、何とか投稿できました。
さて、今日は最近読んだ本についてご紹介します。
『普通の会社員でもできる 日本版FIRE超入門』
著:山崎俊介 (ディスカヴァー・トゥエンティワン)
ファイナンシャルプランナーである著者が、日本の制度に基づいてFIRE(ファイア)を目指す方法をまとめた本。
FIREの基本情報はもちろん、FIREを目指す上で必要となる「収入アップ」「節約」「資産運用」の方法や、FIREを計画する上で知っておきたい日本の公的制度、パターン別のFIREの目指し方などを、わかりやすく紹介しています。
私はここ1~2年ほど、ちょこちょこと金融の勉強をしているのですが、最近よく目にするのが「FIRE」という言葉。
「FIREって何?」「FIREを目指した方がいいの?」と思うことがあったので、FIREについて知っておきたいと思い、この本を手に取りました。
FIREとは、「Financial Independence, Retire Early」の頭文字を取ったもので、経済的独立の獲得による早期リタイアを目指すムーブメントのこと。
十分なお金を得て、その運用益などで、30代、40代での早期リタイアを目指すのが一般的らしいです。
ちなみに、FIREを目指す上でのポイントをざっくりまとめると、
✔「収入を増やす」+「日々の生活で節約」+「投資で資産を増やす」
✔日本の公的制度も考慮し、FIREの計画を立てる
…何歳でFIREするのか、FIREするためにいくら必要なのか
✔FIREを達成して早期リタイアした後、何に時間を使うのか考えておく
の3点。
FIREをするには、リタイア後の生活を支えられるだけの経済的な余裕を作っておく必要があるため、働いているうちにできるだけ収入を増やし、かつ無理しすぎない範囲で節約を行い、投資に回せる資金を確保。
そして、運用益が出るように投資を行い、FIRE達成に向けて、お金を増やすことが重要になります。
また、FIREを目指すにあたり「いつまでにいくらお金があるといいのか」を計画したり、「リタイア後(FIRE達成後)仕事に充てていた時間を何に使うのか」といった部分について考えておくことも大切なポイントです。
本の中に、「FIREはマネーリテラシーの総合問題」と書いている箇所があるのですが、FIREを達成するには、「計画性」「行動力」「目標(どんな人生にしたいのか)」といったさまざまな要素が絡み合っているので、確かにその通りだと思いました。
(まぁ、FIREに限らず、目標達成に向けて計画を立てて実行していくのは、何かに挑戦する時に大切なことですが。)
ちなみに、私は今のところ、別にFIREは目指さなくてもいいかな、と思っています。(今後、気が変わるかもしれませんが…)
ただ、今まで「仕事のリタイアの時期」や「早期リタイアという選択肢があること」について、あまり(…いや、ほぼ)考えたことがなかったので、この本を読んで、
「将来、何歳くらいまで働きたいのか」
「どんな人生にしたいのか、また、その時にどのくらいのお金があるといいのか」
といったことを考えるきっかけになりました。
この本は、「FIRE超入門」とありますが、FIREを目指す人だけでなく、FIREを目指していない人にとっても、自分とお金の関係や、マネープランについて考える上で、読む価値のある本だと思います。
400ページ以上ある本ですが、ところどころに図があったり、わかりやすく章立てされているので、金融関連の本にあまりなじみのない人にもおすすめです。
気になる方は、ぜひ。