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すごい速さで9月が通り過ぎていった。
熱は胸に騒いだが、それはぬるく気持ちの悪いものだった。

一人の思想ないし人間を熱狂的に支持するあまり、異常に盲目的になることがある。自分が支持している人間と対立するものに対して執拗に攻撃したり、妨害したり、歪み切った正義をかざしてワーワー喚く姿は何とも醜いものである。その姿は結果として、自分が支持するその人に実害として及ぶことは多々ある。あるアイドルは非常に魅力的で誰からも愛される存在でもおかしくないのに、ファンがあまりにも痛々しすぎて、本人の人気は微妙に留まることがある。それと同じだ。

今月は様々な面でそれを見た。

SNS疲れちゃうね。まあ見なければいい話なんですけど。

あとあれだ。自分に不利益が被った際に、全員の最大限の幸福であることを錦の御旗に掲げ、何かに対して戦う構図も少し迷惑なものだ。そのつもりでなかったとしても、やはりそう見えてしまう。これは僕自身が特に不利益を被っていないorその不利益に慣れ腐ってるからかもしれないが。こちらは愛を持ってそれに陶酔し、小綺麗な理屈など無視して半ば宗教的に泥臭く熱狂しているのだ。それを消費者の権利がとか訴訟、法的措置というような何とも理屈めいたもので、大衆の場で全員に対して何か言われると、確かにそれらは理解もできるし賛同はしたいのだが、一瞬頭に浮かぶ疑問符が強く残り、「ああなんか違う」を感じてしまうともう無理である。何せ今月はそれどころではない騒ぎがあった。別れの喪失感と先行き不透明さへの不安感が強い(個人的に)のに、どうやら一部の人は自分の権利の方が重要なのかもしれない。まあそんなこんなで同じものが好きでも永遠に理解し合えない人はいる訳で、そことは程よく距離感を保つべきなのだ。

そんな僕も熱狂的になるばかりに盲目的になっているのかもしれない。

まあ何でもいいんですよ。ぬるい風の中でも気楽に生きましょう。

何とかなるんだから。


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ローマに行った時に会った現地の人との交流記です!
ローマ人という人間、ローマというクラブ、ローマという街について自分なりに感じたことを綴っています。ぜひ覗いていってください!

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