ブロックチェーンは権力者が活用しやすくて、中央集権向きだと思う

ブロックチェーンに関するセミナーに参加してきました。

なんだろう。。
知れば知るほど、「ブロックチェーンで、ユートピア的世界が訪れる!」みたいな言説って違わないか…?と思ってしまうのです。

ブロックチェーンが、可能性ある仕組みだというのはわかるのですが、、
「社会を根本から変革する技術」みたいな期待は、どうなのかなあ
と思います。


今の「中央集権的」なウェブの仕組みと違って「分散型の仕組み」だから、そこで展開される社会システムも分散型になるだろう、
って発想はあまりに短絡的ではないでしょうか。

むしろ、ブロックチェーンというのは、知れば知るほど、権力者が活用しやすく、中央集権と親和性の高い仕組みのように思うのです。

DAppsのような活用が主流の方向に向かうだろうし、結局は、「次なるGAFA」が生まれていくことになると思います。


とは言うものの、スマートコントラクトなどの仕組みには、大いに期待してますし、だいぶ固定化されてきているウェブの世界に、大きな変化を起こしていくだろうことは確かだと感じます。

「こうなってほしい前提の見方」はせず、今後も注目していきたいと思います。


参考:ブロックチェーンをざっくりと知るには、この本、わかりやすいです。

『未来IT図解 これからのブロックチェーンビジネス』森川 夢佑斗 


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