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矢島絵里子[fl]・水谷浩章 [b] DUO

いよいよ今週末となりました。
フルート奏者の矢島絵里子さんと、お互いのオリジナルをアンサンブルしたり、即興をやったりします。最近、アンサンブルすることと即興をすることは、同じなのではないかと気づき始めたのです。深く暖かい矢島さんの音色にコントラバスを合わせるとき、お互いの呼吸を感じ、気配を読んでそっと弦を鳴らす瞬間のスリルと快感を、茶会記の素晴らしい環境で体験したいと思います。

4月7日(金)茅野 茶会記クリフサイド
 矢島絵里子 [fl] 水谷浩章 [b]
 開場 14:30 開演 15:00 2500円

  ご予約・お問合せ
 sakaiki@modanbeats.com (福地)
 mizmzic@yahoo.co.jp (水谷)


四谷にあった茶会記が、建物の取り壊しで閉店してしまった。この場所をなんと呼べば良いのか、音楽、ダンス、演劇、英会話、ヨガ教室… なんでもアリなんだけど、必ず店主・福地さんの眼鏡に適ったものしかかけられていない、出演者も常連客も曲者ばかりが集う素敵な場所でした。そこへ果敢に挑む若者が現れれば、温かく受け入れてくださる。僕も坂田明さんのミジンコの集いで演奏したかと思えば、若者とのチャレンジに参加したり、大変お世話になりました。移転先も決まらぬまま、再開を皆が固唾を呑んで見守る中、なんと僕の移住先・伊那の近く、茅野へ移転してきたとの知らせ。ビックリして、喜んで、さっそくそのこけら落とし(渋谷毅さん、平田王子さんのDUO)へうかがいました。茅野の街から離れ、どんどん山の方へ行った別荘地の一番奥、崖っ縁にある建物はまさに「クリフサイド」という名前の通り。玄関を入ると、すぐにカウンター席。奥にオーディオルーム。とても落ち着いた雰囲気です。そしてなんと、カウンター席背後の床を持ち上げると階段が出現。階下にはアプライトピアノのあるホールがあるではないですか。四谷時代の喫茶スペースから扉を開けてイベントスペースへ入っていくあのスタイルと同じ。さらにその大きな窓の外には、デッキが増築されている。建物からさらに張り出す巨大なデッキは、さながら清水の舞台のようでもあります。生い茂る木々に取り囲まれ、風の音、鳥や虫の声を聞きながら演奏するのは、とても気持ちが良い。多少アクセスが難しいところではありますが、ご予約の方には詳しい道順をお知らせします。茅野駅から送迎の相談にものってくださいます。そんな秘密の隠れ家で、そこだけでしか聴けない音楽を楽しみませんか。
(水谷浩章)

茶会記について、数年前に書いた文章「チラシの裏」より


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