atgm_2020 13匁制作記

この記事は2020/7/23 から開催されていた「2020GW運営のあんたがたに挑戦します」(#atgm_2020)の13匁の問題の制作後記です.

拙い文ですがどうぞお付き合いください

問題を載せておくので、まだ解いてない方は是非解いてください

画像1

画像2

(一応スペースを空けておきます)











なるべく時系列で語ろうと思いますが, なにぶん時間が空いてしまったので怪しいところがあります. なおGMサーバーに入ったのが5/11. この問題を提出したのが5/14でした.

まずは, 題材としたクロウカードの案について. これは今まで全体戦一枚謎やatgtGWに参加して, 自分が作問側で参加した時に使いたいものとして挙げていたものでした. 好きなものですし, 比較的数が多く, 全体の個数が決まっていることなどが題材としやすそうと考えていたためです.

リストがすでにあるということで, スケルトンに適していると考えていたため, 立体・平面の両方面で組み立てを始めました. 

少し進めた頃, パロディ要素をどう入れようか考え始めます. 何かをすると, スケルトンの盤面が出てくるという形になるのが綺麗だと考えたので, 本家の漢点字の問題に寄せて作ろうと決めました. 

①塗りつぶして盤面を作り出す

②リストを何かしらの形で示す

を目標にします. リストの数とスケルトンの行数から, 本家と同じ様に塗りつぶすのは難しいのでステップを挟みます. 

ここでミイズミは「クロウカード」と「クロスワード」の互換が近いことを発見する.

この発見をしたことで, 「クロスワードを解くと指示が出て, カギの何かを塗りつぶすとスケルトンの盤面になる」と方針が定まりました.

方針を決めたあたりで, 現地を調べます. CCさくらを残したいと考え, アニメのタイトルが3単語(+助詞)のものをローラーしていきました. そして見つけた「さくら・おにわ・おにごっこ」(北海道) しかしw3w先行で考えると面積の都合上北海道が多くなりかねない, と思い並び替えも考慮し再ローラー. ここで「おにごっこ・おにわ・さくら」を長野県に見つけ現地に決定しました.


最終点を決めたのでスケルトンの盤面を完成させます. カギに埋めさせたいので縦に長くすること,  ツイン/レインの確定にはレインをレに繋げなければならないこと, などを意識しておき組み切ることに成功. 

最後のステップを詰めていきます.

カギの何に埋めるか→横で見て1文字単体であることなどから漢字が無難

スケルトンを眺め, 適度な文字数の「ら」に重なる漢字を拾わせることにし, 「飛翔 固着 題名」の6文字をその位置へ埋めることに

クロウカードの漢字表記をカギに埋め込んでおき, カギの漢字に太字を埋めて ら の位置読ませる という前半パートの大枠を決め切ります. 


クロスワードを作るフェーズに移行します.

まずは盤面ガチャ. 2文字違いを活かすため, カギはスケルトンの行数+2にする. これで「クロスワード2x」が複数の意味を持つように. 

それに付随して, 自分を含む謎クラにある

クロスワードは全マス埋まらないと気がすまない

という性質を邪魔しないように, 端のカギが無くても全マス埋まる配置を. そしてクロスワードの綺麗さを残すため, 対称形・黒マス斜め3連禁 を意識してひたすら試す.

ようやく見つけたので, クロスワードの中身を作り始めます.


はじめの段階は, 3文字以上一気に使うカギを作る・「秤」のような使い道の少ないものを先に消費する・現地誘導のための6文字の漢字のカギ   の3点を並行的に意識してクロスワード内の交差は一旦無視しながらカギ・ワードを入れてきます. 

10個ほどカギができたら, クロスワードを意識しつつ, 指示文に使う文字を組み込むことの優先順位を上げます. 多少無理矢理でもクロウカードの漢字を組み込むことを忘れずに

カギの残りが10個辺りになると, クロスワード側のワード制約が辛くなるので, ワードを最優先にし, あわよくばクロウカードを盛り込む という形で詰めます.

伝わりにくそうな文章の代案を考え, 入れられなくなったクロウカードを移動させ…… を数回繰り返すと 

ついに完成です


そしてこれをやりきった! とGMサーバーに問題を投げ, 満足します()

(デバッグでのミス発覚を直すのを忘れずに)



私は, 隠し題等の言葉遊びを好んでいて, 言い換えなどを駆使して謎解き用に文を整える事もとても楽しめる性格です. それもあり, 今回の匁を組み切ることができたと思います. 

この問題を通して, CCさくら愛を受け取っていただけたなら幸いです.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?