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「ホグワーツレガシー」にクィディッチがない理由

「実際のところルールを把握している人が誰もいない(JKローリングも)から」という説が好きです。

実際映画を見てもよくわかんないですよねあのスポーツ(?)
一応JKローリング氏が著している「クィディッチ今昔」という歴史本にいろいろと記載があります。

なお、この本には20個くらいのクィディッチの反則事項が書かれていますが、「クィディッチにおける反則は700ある」とも書かれており、いや流石に多すぎだろ…といった感じです。ただ、その700のうち大半は「特定の魔法で相手を直接攻撃・もしくはフィールドを改変する」ことを細かく禁止している事項だと予想されますので、単純化すればもしかしたら簡易なルールなのかもしれません。

基本ルールとしては
・1チーム7人の対戦型である
・クァッフルと呼ばれるボールをゴールに入れあうことで得点を重ねる
(※クァッフルを相手ゴールに入れると10点)
(※クァッフルはフィールド上に1つのみある)
・2つあるブラッジャーというボールをこん棒で打ち、相手に当てることで妨害ができる
(※ブラッジャーを当てられ、地上に墜落した選手は自ゴールをタッチするまで試合に関与できない)
・自動で飛び回るスニッチを選手が捕まえた時点で試合終了
(※スニッチ確保による得点は150点)
となります。
この時点で若干得点設定がガバガバな気がするのと、要は早めにスニッチを確保したチームの勝ちじゃねぇかという疑問、そして万が一スニッチの確保に手こずった場合どうするんだという謎が残ります。

次に基本戦術として
・両チーム1人ずつキーパーがいる
クァッフルをゴールに入れられるのを防ぐ要員が1人ずついるようです
ただ、映画ではあまり機能してるようには見えませんでした。
・クァッフルを扱う要員(チェイサー)が3人ずついる
この6人がフィールド上で普通にクィディッチをする人たちです
おそらく「本来のクィディッチ」ではこれが6人ずつだったのでしょう
・ブラッジャーを扱う要員(ビーター)が2人ずついる
ブラッジャーを打つために棍棒を持ち、それを敵チームに当てるなどを担当する妨害要員のようです。そもそもなんでこんな物騒な要素を持ち込んだのか理解に苦しみます。
・スニッチを確保する要員(シーカー)が1人ずついる
このメンバーがチームのエース扱いで競技の花形です。
そもそもこのポジションとルールの存在がこの競技をクソゲー複雑にしています。

となります。
最後に書いた通り、スニッチとシーカーの存在が全てをおかしくしているという印象しか残りません。
「ホグワーツレガシー」において箒操作はよくできており、タイムアタック要素があるサブクエストなどもありますが、とはいえクィディッチをコンテンツとして入れたところで結局のところ主人公がシーカーとしてスニッチを追いかけるだけのストレスゲーにしかならない気がします。
オープニング直後で校長先生に「今年のクィディッチは中止」と発言させた開発陣の判断は正しかったのではないでしょうか。

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