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Jenkinsの環境構築をやってみた
1. はじめに
最近、職場でJenkinsを使用することがある。Jenkinsとは、フリーのCI(Continueous Integration)ツールで、設定をすることでビルド作業を効率よく実行できる。例えば、「バージョン管理ツールからソースコードを持ってきてビルドする」といった一連の作業が一発で出来る。
Jenkinsを使うことで、チームの開発効率を向上できるため、実現場でも導入している組織も少なくない。
筆者も勉強を兼ねて自宅で使ってみようと思い、環境構築を実施することにした。しかし、環境構築でハマった点があったため、一連の手順をまとめる。
2. Jenkinsの環境構築の手順
2.1 前提条件
まず、筆者の環境は以下である。
・Windows 10
・64ビット
筆者の環境は、Windows系である。そのため、Linuxやmacなどの環境構築の手順と異なるため、見る人は注意してほしい。
2.2 Jenkinsのダウンロード
「https://www.jenkins.io/download/」からJenkinsのインストーラーをダウンロードする。筆者は、下記のようなStable版のJenkins.msi形式でダウンロードした。
![](https://assets.st-note.com/img/1678269401029-TB9aWXtpBu.png)
あまり意識しないで使っていたのだが、msiファイルとは、インストール用のファイル形式のようである。
2.2 Jenkinsのインストール
ダウンロードしたインストーラーを起動し、Jenkinsのインストールを開始する。
インストーラーを起動すると、「Jenkins Setup」画面が出る。
![](https://assets.st-note.com/img/1678267584886-QRCMTDFSW9.png?width=1200)
「Next」ボタンを押下し、インストール先のフォルダを設定する。
![](https://assets.st-note.com/img/1678267628533-6HUIWT86Ri.png?width=1200)
インストール先のフォルダを設定したら、「Next」を選択する。選択すると、Loginのタイプを選択する画面が出る。
![](https://assets.st-note.com/img/1678267710100-zkNnruARVw.png?width=1200)
一般的な使い方は、「Run service as local or domain user:」として、アカウントとパスワードを入力して使用するのだろう。しかし、今回は、ローカル上で動作するものである。よって、「Run services as LocalSystem (not recommended)にチェックを入れ、「Next」を押下する。
押下すると、ポート番号を設定する画面が出る。
![](https://assets.st-note.com/img/1678267789455-PhZ8a3KYER.png?width=1200)
任意のポート番号を入力する。筆者は、初期状態の8080の状態で、「Test Port」を選択した。「Test Portボタン」とは、ポートが使えるか確認するボタンである。ポートが使えると判断された場合は、下記の画面が出る。
![](https://assets.st-note.com/img/1678267842324-GAftz8BkDt.png)
Nextを選択し、次の画面に行くと、Jdkを指定する画面が出る。
![](https://assets.st-note.com/img/1678267877396-2AdKdlYs46.png?width=1200)
JenkinsはJavaを使って動作しているようで、Javaを入れる必要がある。ただし、ここで注意しないといけないのが下記のメッセージである。
![](https://assets.st-note.com/img/1678267921299-WQWJKz5nLR.png)
「Java 11 and 17 are supported by Jenkins.」と書いてあることが分かる。つまり、Jdkのバージョン11~17が入っている必要がある。筆者のバージョンが古かったため、上手く入らないことが分かった
「jdk」って何だろうと思いながら、オラクルの公式サイトから、Jdkをダウンロードすることにした。URLは、https://www.oracle.com/jp/java/technologies/downloads/#jdk19-windowsで、Jdkをダウンロードする。
![](https://assets.st-note.com/img/1678268402340-L5PWfjemvK.png?width=1200)
上記がJdkのダウンロード画面である。「Java 17」と「Windows」を選択し、「x64 MSI Installer」を選択し、msiファイルをダウンロードする。ダウンロードすると、下記のmsiファイルがダウンロードできる。
![](https://assets.st-note.com/img/1678268146329-df87sYh0uQ.png)
msiファイルを起動し、jdk17をインストールする。起動すると、下記の画面が表示される。
![](https://assets.st-note.com/img/1678268180622-P1jjxrFCv0.png?width=1200)
Nextを選択すると、下記の画面となり、インストールが始まる。
![](https://assets.st-note.com/img/1678268206299-vQJOUaE0Rz.png?width=1200)
少し待ち、下記の画面が出ればインストール完了である。
![](https://assets.st-note.com/img/1678268592182-RTY981mFBp.png?width=1200)
Closeを押せば、jdkのインストール完了である。jdkのインストール終了後、Jenkinsのインストール画面に戻り、jdk17のフォルダを指定する。
![](https://assets.st-note.com/img/1678268626292-JPZlEXi27F.png?width=1200)
OKを選択すると、CustomSetup画面が出る。
![](https://assets.st-note.com/img/1678268654276-BwRHv6XWfk.png?width=1200)
「Next」を選択し、インストールの準備画面に行くを選択する。
![](https://assets.st-note.com/img/1678268717838-SM8w9ebt6r.png?width=1200)
「Install」ボタンを押下し、Jenkinsをインストールする。
![](https://assets.st-note.com/img/1678268739193-TSX5Jq7HWN.png?width=1200)
上記の画面で、Finishを押せばインストール終了である。
2.3 Jenkinsの動作確認
インストールしたJenkinsが正しく動作するか確認する。確認方法は、タスクマネージャのサービス一覧を確認する。
タスクマネージャの開きかたは、「Ctrl」 + 「Alt」 + 「Delete」を押下し、「タスクマネージャ」を選択する。タスクマネージャを開き、「サービス」を選択する。
![](https://assets.st-note.com/img/1678440723905-shn8TNLdsh.png)
「サービス」の一覧の中に、「Jenkins」があることを確認する。上記のようにサービス内にあれば、Jenkinsが動作していることが確認できた。
ブラウザを開き、「http://localhost:8080/」を入力する。すると、下記のようなJenkinsのログイン画面が現れる。
![](https://assets.st-note.com/img/1678269251733-PVcllRBqEy.png)
上記が出れば、環境構築が完了である。
3. 終わりに
今回は、Jenkinsの環境構築手順をまとめた。Jdkのバージョンの所で、ハマってしまったが、無事、環境構築することができた。Jenkinsは、Javaで動作しているので、jdkをちゃんと入れる必要がある。興味のある方は、参考にしてほしい。